日帝の朝鮮支配は誰のため?その2
投稿者: murex_from_abyss 投稿日時: 2003/08/13 18:14 投稿番号: [6854 / 49973]
次に、賃金のことだが、溝口によると製造業の賃金は持続的に増加したが、農業労働者の賃金は1910年から数年はあがったが、以降持続的に下落したという。
また、他の研究者によると、製造業でも熟練労働者の賃金はあがったが、朝鮮人が大多数である非熟練労働者の賃金は、農業労働者の賃金とともに1920年以降持続的に下がったのである。1920年代と1930年代の賃金が1910年代の賃金を上回ることができなかった。
次に、非経済的な変数をみてみるが、まずは日本人がいう人口の増加をみてみよう。人口を考える時に、まず問題なのは統計であるが、人口統計が正確な数字でだされるのは、1925年である。後に、1944年もう一度人口調査が行われるが、戦争で公表されなかったらしい。要は1925年以前は、信頼できる数字がなく総督府統計に頼るしかないのだが、実際よりも低く推定されていて日本の研究者たちもあまり相手にしない。彼らが主張する人口の増加は、このように根拠のない信頼できない初期の人口統計に頼るのであって聞くに値しない。
以降、1925年以降の数字をみることにしよう。
まず、人口の増加を妨げる最大の原因である早死亡率だが、1925−30
25.9から1930−35
23.6
1935−40
23.1となって一応下がっている。
次に、期待余命をみてみよう。
<表3>
期待余命の変化
1925−30
37.39
1930−35
39.94
1935−40
40.85
1955−60
50.34
表3で判るように、平均余命は僅かながら、伸びているのが判るであろう。
しかし、最後の行の解放後の数字と1935−40の数字を比較すると判るように格段の差がわかる。日帝によって人口が格段と増えたというのは、正に冗談でも何でもないわけだ。もちろん寿命が延長されたのは事実だし、そのことは今までみてきたように生活水準の向上ではなく、伝染病の統制の強化や公衆保健の改善によるものであろう。世界の医学が持続的に発展していく中で果たしてこれがそんなに自慢できることなのだろうか?彼らの思考の中では、合邦以前の朝鮮は時間的に停止しているのであって、予防接種もないくらいのこれっぽちの進歩もなかっただろうと断言するのである。
これは メッセージ 6853 (murex_from_abyss さん)への返信です.
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