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Re: >ルーズベルト陰謀論のない<解説2

投稿者: samurai_03_japanjp 投稿日時: 2005/10/26 01:03 投稿番号: [9597 / 15709]
>しつこく食い付いて申し訳ありましぇんw水平爆撃と急降下爆撃の違いについてです。
>高高度の落下エネルギーが加わるのは、水平爆撃より急降下爆撃なのではないでしょうか?
>打撃力が大きいのも急降下爆撃なのではないかと、考え松
>水平爆撃は爆弾投下後、素早い水平移動により爆風を回避できるから、急降下爆撃より大きい爆弾を使用できる。
>故に打撃力大きいということでそうか?

honky氏の解説の補足(ってーか、「補足」レベルじゃねぇーだろーがっ!^^;)

<水平爆撃>
使用爆弾は、日本の場合800kg爆弾を使用しました。
遅延信管(目標に当たってから0.何秒後かに爆発する)
瞬発信管(目標に当たると瞬時に爆発する)
の2種類を使っていました。

爆弾投下高度は、概ね3000m前後。
これだと、重力加速度により、命中時にはかなりの運動エネルギーが生じます。
加えて、爆弾の頭部を堅い材質の「徹甲爆弾」にしますと、落下による運動エネルギーと、
堅い材質の相乗効果で、ぶ厚い戦艦の装甲板をも、貫通します。

水平爆撃は、結構な高々度(戦術爆撃としては)な、高度3000mから爆弾を投下しますので。
爆風は全く届きません。
爆弾投下後も、爆風を避ける回避行動はしないのです。

寧ろ、回避行動で編隊が乱れ(数機〜数十機固まって投下する)、敵戦闘機に対する
弾幕射撃(爆撃機自身による、防御射撃)の密度が薄まるのを嫌い、編隊を組んだまま
飛行を続けるケースが多かったようです。


<急降下爆撃>
先だっても申しましたが、使用爆弾は250kg爆弾。
大戦末期には、「彗星」「流星」といった新型機が500kg爆弾を用いての
急降下爆撃が可能でしたが。
*一部修正。「流星」の800kg爆弾は、あくまで水平爆撃用でした。
「流星」は1機種で「急降下爆撃、水平爆撃、雷撃」が可能な、「贅沢品」でした。

honky氏(でしたか)も仰っていますが、急降下爆撃時には「エア・ブレーキ」
なるものを使用します。
これは読んで字のごとく、空気をブレーキに使った、急降下速度制御装置です。

飛行機には「機体強度」という数値がありまして。
一定以上の力が加われば、破損・破壊してしまいます。つまりは「空中分解」⇒「あの世への飛び降り自殺」

それを防ぐために、エア・ブレーキで飛行機の降下速度を制限します。

爆弾を積んでいますから、概ね、600km/hが限界。
安全率見越して400km/h程でした。
で、高度300m(或いはそれ以下)で爆弾を投下します。

実質的な運動エネルギーは、爆弾の重量に、高度300mからの重力加速度分。

水平爆撃に比べ、爆弾は小さいし(炸薬量=爆薬量が少ない)、軽いし、運動エネルギーもずっと小さい。

急降下爆撃では、戦艦の装甲板は貫通できません(精々、「引っ掻き傷」程度)

じゃ、何故、「そんな割に合わない事を?」ですが。

1.命中精度が高い
3000mから「う〜〜む・・・多分これで当たるだろう」といって投下する水平爆撃と。
300mまで急降下して「至近距離」から狙いをつけて投下する急降下爆撃では。
命中率は段違いでした。
相手が艦艇の場合、爆弾投下後に「回避運動(艦を旋回させて、命中を回避する)」
の余裕も、時間的な制約が全く違ってきます。

2.爆撃対象
水平爆撃:基地や、軍港、地上陣地、工場、etc
基本的に「動かない目標」に対して行います。
対象も大きいし、多少目標からはなれても、爆発力が大きいので「問題なしっ!」(或いは「ケンチャナヨ!」・・・)

急降下爆撃:地上では、戦車や各種車両。(陸軍航空隊、欧州空軍では、陣地攻撃も行った)
海では中小艦艇(装甲防御力が弱い)
航空母艦の「飛行甲板」(木張りで「装甲がない」。日英の一部の空母を除いて)
戦艦の「対空砲座」(「非装甲」に等しい)

水平爆撃は基本的に「動かない『大きな目標』」に対する破壊を主目的とします。
「敵飛行場の破壊」
(滑走路に大穴⇒飛行機の離発着不可能⇒ただの「スクラップヤード」)
「軍港の破壊」
(艦の運用・修理・補給が行えない⇒ただの『僻地』)
「軍需工場の破壊」
(兵器を生産できない⇒前線で『もっと武器弾薬をくれぇ〜!』かつ、固定資産除却費用丸損)
「陣地破壊」
(敵の攻撃を防げない⇒「降伏するのか、しないのか。『Yes   or   No!?』」)


急降下爆撃は「機動目標」に対する破壊を主目的にします。
「空母の飛行甲板に大穴を開ける」
(飛行機の離発艦が不可能になる⇒空母はただの「ウドの大木」化)
「敵の対空砲火を黙らせる」
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