約束の国への長い旅
投稿者: suiheisen2002 投稿日時: 2003/06/20 21:03 投稿番号: [1643 / 2453]
『赤いリンゴ』
リトアニアだけでも、13万人のユダヤ人がナチスによって殺されました。
悲劇は日本でもありました。それは、ユダヤ人たちをむかえた
キリスト教徒のホーリネス教団の人びとの上にふりかかりました。
世の中はどんどんナチスよりになっていきました。ホーリネス教団の
人びとの行動は、警察に怪しまれ、憲兵隊にかぎつけられました。
1942年6月、警察は教団に捜査と弾圧の手をのばしました。
ホーリネス教団2代目監督の森五郎は中国でとらえられ、
200人以上の牧師がつかまり、中にはとらわれたまま牢の中で死ぬ人もありました。
弾圧はさらに2万人の信者の上におよび、ついにホーリネス教団に
解散命令が出されました。イスラエルにいるあるユダヤ人は、この
ホーリネス教団の人びとについて、こう話してくれました。
「わたしたちをのせた船が、港をはなれようとしていました。行き先は上海です。
波止場に日本人が集まってきました。ホーリネスの人たちです。
彼らは、運んできた木箱をこわすと、中から赤いまるいものをとりだしました。
リンゴでした。リンゴが、わたしたちをめがけてとんできました。
彼らはリンゴでわたしたちを“殺そう”としたのです。そして、わたしたちは
リンゴで“殺された”のです。この意味がわかりますか?
ナチス・ドイツが、何百万もの兵隊や、戦車や飛行機を使ってできなかったこと
――ユダヤ人の心をうばうということ――を、彼らは赤いリンゴで成功しました。
航海の無事を祈って、つぎつぎに船に投げこまれる愛のリンゴに、
わたしたちの心は破裂し爆発しました。
リンゴの木の下で
わたしは
あなたを
よびさました(旧約聖書「雅歌」第8章5節の詩)
愛をよびさましたのは、ホーリネスの人びと、愛をよびさまされたのは、
ユダヤ人たちでした。わたしはリンゴを胸に抱きしめて、
日本の港を、ホーリネスの人びとを、見つめていました。
これは メッセージ 1642 (suiheisen2002 さん)への返信です.
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