第3回議事概要(6月1日)(21)
投稿者: r13812 投稿日時: 2011/07/08 20:56 投稿番号: [54841 / 62227]
また、通常の遠洋漁業では、現在長期航海はありますけれども、数カ月に
一度は補給・休養のために入港いたしております。これは外国に入るという
ことでございます。しかし、現在、南氷洋鯨類捕獲調査船では最長5カ月ぐ
らいの無補給の航海になっております。遠洋マグロ漁船のように長期操業船
もございますけれども、無補給の5カ月の航海という船は、現在は調査船だ
けしかありません。ご承知のとおり、南半球に反捕鯨の国が多いということ
から、入港、補給できないという状況でございますけれども、乗組員の人権
保護のためには何らかの方策も考える必要があるのではないかと思っており
ます。
次に、母船の新造の必要性ということでございます。この船は北洋操業を
中心に行っておりました遠洋トロール漁船を改造いたしております。そのた
め、燃料タンクも小さくて、乗組員の居住スペースも非常に狭くて、長期航
海には向かないという状況でございます。特に若い船員が多いわけですから、
若い皆さんが継続して船内生活を送ることで、調査活動に専念できるような
新たな母船の建造が望まれます。特に母船を新造すれば乗組員も希望を持て
ますし、諸外国に我が国の捕鯨に関する不退転の決意というものも示すこと
になるのではないかと思います。早期に母船を建造し、居住区も若い乗組員
が使えるように近代的にしていただくということが必要だと思います。
また、商業捕鯨再開の期待ということでは、現在、乗組員自身は単に調査
だけを目的に業務遂行ということではございません。将来の商業捕鯨再開を
目指して、資料を収集する業務を遂行しているということでございます。調
査のための調査ではなくて、将来を見据えた商業捕鯨再開のための道筋を示
していただければと思います。また、その道が非常に困難だということも認
識いたしております。しかし、希望があれば商業捕鯨再開のために、人材の
確保、技術の伝承が続けられると思います。
また、この度の東日本大震災に、私の自宅は石巻でございますけれども、
たまたま出張先ということで石巻で遭遇いたしました。この震災によって、
これまでの当たり前の生活が当たり前の生活でなくなった日でもございます。
ライフラインが一瞬にして破壊され、社会生活が壊滅的になりました。特に
被害を受けた地域のすべての商店が被災いたしまして、食料、医療、そして
生活必需品の購入が不可能になりました。特に沿岸地域では甚大な被害を受
けております。被災地域の水産物の生産は停止いたしております。今後恐ら
く大きな影響が出てくることが懸念されます。被災地へ救援物資が届けられ
ましたけれども、避難所が多かったということもありますし、陸上の交通網
が遮断されたということから、各避難所に食料を含めた支援物資がなかなか
行き届かず、被災者は満足に食事ができない日々が続きました。食料を販売
している店もありませんでした。
このような被災生活を体験いたしまして、初めて食料の自給自足の必要性、
重要性というものが認識されるのではないかと思っております。自然災害と
いうのは忘れた頃にやってまいります。それも日本だけで起こるわけではご
ざいません。世界の穀倉地帯、漁業の主要海域で連続して起こることもあり
ます。非常時に外国から食料を潤沢に輸入できるという保証もない中で、天
然資源であります水産物、水産食料の確保がいかに重要で、必要であるかと
いうことを再認識すべきだと思います。
特に戦後の食料難の時代、日本の食料確保のためには、ほかの漁業同様に、
1945年11月30日、初めに小笠原諸島の捕鯨を許可し、翌46年8月に南氷洋捕
鯨を許可したのはマッカーサー元帥であり米国であるとも聞き及んでおりま
す。今回の震災で外国からの支援物資は、米国のトモダチ作戦というものが
大きかったのですが、外国からの支援、救援物資は期待できないという状況
にございました。そういった意味も含めまして、南極海を含めた捕鯨は、他
の水産・魚介類と同様に、国民の食料確保の観点からも重要な産業であり、
継続していくことが重要であると認識いたしております。
以上、長々と意見を申し上げましたけれども、検討委員会の委員におかれ
ましては、調査に従事する乗組員の気持ちをご理解の上、適切な判断をして
いただくことを切望いたしまして、私の意見とさせていただきたいと思いま
す。ありがとうございました。
一度は補給・休養のために入港いたしております。これは外国に入るという
ことでございます。しかし、現在、南氷洋鯨類捕獲調査船では最長5カ月ぐ
らいの無補給の航海になっております。遠洋マグロ漁船のように長期操業船
もございますけれども、無補給の5カ月の航海という船は、現在は調査船だ
けしかありません。ご承知のとおり、南半球に反捕鯨の国が多いということ
から、入港、補給できないという状況でございますけれども、乗組員の人権
保護のためには何らかの方策も考える必要があるのではないかと思っており
ます。
次に、母船の新造の必要性ということでございます。この船は北洋操業を
中心に行っておりました遠洋トロール漁船を改造いたしております。そのた
め、燃料タンクも小さくて、乗組員の居住スペースも非常に狭くて、長期航
海には向かないという状況でございます。特に若い船員が多いわけですから、
若い皆さんが継続して船内生活を送ることで、調査活動に専念できるような
新たな母船の建造が望まれます。特に母船を新造すれば乗組員も希望を持て
ますし、諸外国に我が国の捕鯨に関する不退転の決意というものも示すこと
になるのではないかと思います。早期に母船を建造し、居住区も若い乗組員
が使えるように近代的にしていただくということが必要だと思います。
また、商業捕鯨再開の期待ということでは、現在、乗組員自身は単に調査
だけを目的に業務遂行ということではございません。将来の商業捕鯨再開を
目指して、資料を収集する業務を遂行しているということでございます。調
査のための調査ではなくて、将来を見据えた商業捕鯨再開のための道筋を示
していただければと思います。また、その道が非常に困難だということも認
識いたしております。しかし、希望があれば商業捕鯨再開のために、人材の
確保、技術の伝承が続けられると思います。
また、この度の東日本大震災に、私の自宅は石巻でございますけれども、
たまたま出張先ということで石巻で遭遇いたしました。この震災によって、
これまでの当たり前の生活が当たり前の生活でなくなった日でもございます。
ライフラインが一瞬にして破壊され、社会生活が壊滅的になりました。特に
被害を受けた地域のすべての商店が被災いたしまして、食料、医療、そして
生活必需品の購入が不可能になりました。特に沿岸地域では甚大な被害を受
けております。被災地域の水産物の生産は停止いたしております。今後恐ら
く大きな影響が出てくることが懸念されます。被災地へ救援物資が届けられ
ましたけれども、避難所が多かったということもありますし、陸上の交通網
が遮断されたということから、各避難所に食料を含めた支援物資がなかなか
行き届かず、被災者は満足に食事ができない日々が続きました。食料を販売
している店もありませんでした。
このような被災生活を体験いたしまして、初めて食料の自給自足の必要性、
重要性というものが認識されるのではないかと思っております。自然災害と
いうのは忘れた頃にやってまいります。それも日本だけで起こるわけではご
ざいません。世界の穀倉地帯、漁業の主要海域で連続して起こることもあり
ます。非常時に外国から食料を潤沢に輸入できるという保証もない中で、天
然資源であります水産物、水産食料の確保がいかに重要で、必要であるかと
いうことを再認識すべきだと思います。
特に戦後の食料難の時代、日本の食料確保のためには、ほかの漁業同様に、
1945年11月30日、初めに小笠原諸島の捕鯨を許可し、翌46年8月に南氷洋捕
鯨を許可したのはマッカーサー元帥であり米国であるとも聞き及んでおりま
す。今回の震災で外国からの支援物資は、米国のトモダチ作戦というものが
大きかったのですが、外国からの支援、救援物資は期待できないという状況
にございました。そういった意味も含めまして、南極海を含めた捕鯨は、他
の水産・魚介類と同様に、国民の食料確保の観点からも重要な産業であり、
継続していくことが重要であると認識いたしております。
以上、長々と意見を申し上げましたけれども、検討委員会の委員におかれ
ましては、調査に従事する乗組員の気持ちをご理解の上、適切な判断をして
いただくことを切望いたしまして、私の意見とさせていただきたいと思いま
す。ありがとうございました。
これは メッセージ 54840 (r13812 さん)への返信です.
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