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Re: 川端裕人のまとめ方

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/09/07 18:35 投稿番号: [47472 / 62227]
>>特に難解な専門用語(ジャーゴン)は使っていないつもりですが。
>内容とは関係のない用語をちりばめて話題を拡散させる癖があるように
>見受けられる(しかも用語の定義だの何だの、さらに関係ない方へ向かい
>がち)なので、ジャーゴンと呼びました。

現代社会はいろいろ複雑になってきているのだから、ある程度専門的なことも
普通の有権者が理解しなきゃいけないという場面が多くなってきている
でしょうね。

それと、なんだか難しそうな専門用語を使って、ハッタリきかせる
というのは別のことです。

>>家畜と野生動物の違いを説明されると、「牛は殺してよいのに、
>>なぜ鯨やイルカを殺してはいけないのだ?」という、単純素朴な
>>反・反捕鯨論の欧米人攻撃が成り立たなくなるから困るということですか?
>いいえ、全然違います。そもそも社会ダーウィニズムなど持ち出す理由が
>ないと言っています。
>また、持ち出すならば野生動物と家畜を対比する意味もありません。
>社会ダーウィニズム的な寓意(オオカミやブタに投影されるイメージ)と
>家畜に対するアニマル・ウェルフェアは別の事です。

そもそも「社会ダーウィニズム」という、日本ではあまりよく理解されていない
言葉を持ち出したのはあなたのほうです。

動物の進化、適応に上下関係や価値観を持ち込まなかったダーウィンに
対して、権威主義的なタテ社会の価値観を持ち込んだドイツのヘッケル
を対置することにより、川端裕人さんの「非・人間中心」、「人間中心」
という分類法に、より具体的な内容を与えただけです。

ヘッケルのような「人間中心主義」が、余裕の無い時代になると
簡単に「自民族中心主義」、「自分の属する社会グループ優先主義」に
滑り落ちるというのは、よくありがちなことですから、注記しておくのも
無駄では無いでしょう。


>>>そもそも捕鯨に反対する一般的な理由はそんな行動学的な根拠ですか?
>>1)捕獲は知能の高低と無関係に、数量的、物理的に減少効果を与える。
>>2)記憶能力、学習能力、快不快感受能力のある動物は、不快の繰り返しに
>>対応してネガティブに反応するから減少効果がその分大きくなる、です。
>私の質問は
|>そもそも捕鯨に反対する一般的な理由はそんな行動学的な根拠ですか?
|ですが。「そもそも」とついているのは「まず第一にこれを聞きたい」です。

「捕鯨に反対」ではなく「商業捕鯨に反対」なのですが、いずれにしても
その理由の一部に行動学的な要素も含まれるということです。

16世紀のビスケー湾でセミクジラが激減し始めたことについて、捕獲を意識
したセミクジラがこの海域を忌避するようになったという仮説があります。
移動した先はおそらく自然適応に最適ではないような海域のはずだから、
系群絶滅につながったという推論は有力でしょう。

より実証的にはダルハウジー大学(カナダ)のハル・ホワイトヘッドの研究が
有名です。マッコウクジラの社会構造が商業捕鯨で破壊されたので、
単なる捕獲数量減少以上の減少効果が生じたという研究です。

ホワイトヘッドはこういうメカニズムを更に一般化して、Analyting
Animal Societies(2008)という、広汎な読者層を対象にした
良書を書いています。 一般教養の厚みというのは、国際会議での
論争にも影響を与えるでしょうね。

(つづく)
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