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Re: 恐らく人類史上最大の環境破壊である、

投稿者: ktujimoto 投稿日時: 2010/06/23 01:51 投稿番号: [45112 / 62227]
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201006226824.html

特集社説2010年06月22日(火)付 愛媛新聞
メキシコ湾原油流出   化石燃料依存文明への警鐘だ
  メキシコ湾の原油流出を引き起こした石油掘削基地爆発から2カ月を経たが、依然として流出は続き、史上最悪の事故となった。漁業、観光などへの経済的影響や環境汚染が懸念される事態だ。
  破損した海底パイプからこれまで漏れ出た原油の総流出量は数十万キロリットルともされる。今は、一刻も早い流出防止と被害対策が求められよう。
  操業企業の英BP社は、原油回収船やオイルフェンスで対応に当たっているが、あくまで応急処置だ。潜水艇でパイプをはさみ流出を防ぐ手法も時間を要するという。
  同社は被害補償に4年間で200億ドル(約1兆8000億円)の拠出を決めた。ただ、なぜ爆発を防げなかったのか。今後は企業責任も問われよう。米国では刑事事件として捜査を始めた。再発防止のため徹底調査が必要だ。
  事故を受け、オバマ米大統領はテレビ演説で、原油流出封じ込めと被害回復に「あらゆる力を尽くして戦う」と表明した。国政の重要局面での演説を、原油流出事故で行うことは異例だ。
  同時に「化石燃料への依存が事故の遠因」とし、脱石油と新エネルギー開発を「国の使命」と断言。「陸上と浅い海底を掘り尽くした」ため、深海での原油掘削につながったとも指摘した。
  その経済活動のツケが湾岸を襲っている。メキシコ湾は豊かな海洋資源と広大な湿地がある生物の宝庫だ。既にウミガメが犠牲になるなど生態系が危機にさらされている。
  漁業被害も深刻だ。原油は既にミシシッピ川河口南端まで到達している。フロリダ半島や大西洋にまで広がる恐れもあり、操業不可能な海域は今後も拡大しよう。
  深刻な事態に、1989年の事故が重なる。アラスカ沖で「エクソン・バルディーズ号」が座礁し、原油約4万キロリットルが流出。事故を契機に米環境保護団体が、環境に対する企業倫理を定めた「バルディーズ原則」を提唱したのだ。
  「原則」には、資源の持続的な利用や安全な製品提供、情報公開などが盛り込まれている。今回は特に、リスク削減という項目に留意したい。
  米下院公聴会では「BPが経済的理由から安全性を損なう手抜きをしていた疑いがある」との指摘もあった。「原則」をおろそかにした結果の事故なのだ。
  今回の事故をわたしたちも重く受け止めねばならない。同じ過ちを再び繰り返したのは、石油に依存する人類全体の責任でもあるからだ。
  オバマ氏は演説で、自国経済を「化石燃料中毒」とまで表現した。むろん、世界共通の普遍的課題でもある。事故の教訓を「メキシコ湾BPの原則」として定め、今後に生かさねばならない。
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