Re: 非公開事前協議
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/06/22 18:44 投稿番号: [45095 / 62227]
あと、日本の報道では妥協の構図の説明のしかたが独特ですね。
>▽南極海でのクジラの捕獲数を大幅に減らす一方、
>▽日本の沿岸では一定の捕鯨を認めるなど、双方の立場に配慮した議長案が焦点
これだと、鯨研+共同船舶の南極捕鯨が譲って、その分日本沿岸の漁協、
小規模捕鯨会社に枠を与えるという印象が生じますが、実際にはそうはなら
ないです。
「J系群」比率が高いことを理由に、現在委託で共同船舶以外の民間捕鯨船が
「調査捕鯨」をやっている沿岸にごく近い海域では、商業捕鯨だろうが
「調査」と言おうが、捕獲ができなくなりますから。
あと、非公開事前協議にした理由ですね。
反捕鯨国、団体の間でも意見がわかれているというのは確かに重要な理由の
一つですが、もう一つ、日本側のリバプール(副)議長はじめ、小国への
買収、私的便宜供与の問題を英国代表が大会で正式に議題にしようとした
というのが非常に非公開化の理由です。公開でやったら、会場怒号で
渦巻くはずだと、いくつかの欧米報道が予測しています。
NGOの主張だと、交渉の非公開化は民主主義に反するというのが一致した
見解として、普通の民主主義国ではそのまま受け入れられているようです。
民主主義や「買収」の解釈には文化圏の違いによっていろいろ解釈が
ありうるので、もう一つ法治主義の基準で問題を考えてみましょう。
会議、会談を非公開にすると、内容がIWCの議事録、議長総括というかたちで
公開されることがなくなります。
法的な問題の検討には公式記録が不可欠ですから、非公開協議が重要な
役割をはたすということになると、法治主義を阻害することにもなります。
ある意味では日本側の「勝利」ですね。こういうことが日本国民にとって
良いことかどうかは別として。
これは メッセージ 45083 (r13812 さん)への返信です.
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