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対照的な乗組員証人の証言(前編)(2)

投稿者: r13812 投稿日時: 2010/03/21 00:34 投稿番号: [43086 / 62227]
下戸が5箱も酒を持ち帰る

  C氏は2007年11月に南極に向かう日新丸に乗り組むにあたって、家から私物を4〜5箱、船に送ったという。「石鹸とかタッパーとか」と、日用品であることを説明した。そのC氏が2008年4月15日に日新丸から下船するにあたっては、自宅宛の5箱を西濃運輸に任せている。中身はというと、焼酎とかビールだったと証言した。「あまり酒を飲まない」と最初に語ったC氏が飲み残しの酒を自宅に一箱ならず送りつけていることになる。その点を弁護人が確認すると、「だってもったいないでしょう」と返答した。下戸はどれほどの酒を買い込んで船に乗り込んだのだろう。

  その一方でC氏は、同僚から土産品の塩蔵畝須を何本ももらい受けて、そのうち2本約8kgをN氏に乞われて分けてやったとされている。鯨研が販売する畝須は塩を施さずに冷凍したものだが、1kg4000円ほどだ。土産として配る塩蔵畝須は、「畝須2級という別カテゴリーだ」とヌクイ氏が2月15日に証言したが、佐藤氏らが確保した箱の中身は形状が整っていて、端物である畝須小切れよりははるかに商品価値が高いだろう。ボイルしてベーコンに仕立てれば100g2000円程度にはなる。塩蔵畝須を薄く切って熱湯をかける「湯引き」「湯かけ」という食べ方もあるがこれも100g1750円程度でネット販売されている。8kgあれば14〜16万円の価値を秘めているしろものを気前よく他人にくれてやる一方で、紙パック入りの焼酎や缶ビールを船に残る人にくれてやるでもなく送料を払って自宅に送っているのである。
 
  C氏はこの他、ヤマト運輸のクール宅急便で、畝須を3箱、赤肉を1箱、他にのどちんこや手羽(テッパ)など製品化されなかった部位を「欲しい人は自由に持って行け」と言われて、氷山と合わせて3箱か4箱送ったとしている。これらは珍味のたぐいで、飲食店で注文すればベーコン並みの価格で出てくる。
 
  尋問では明確に確認されなかったが、「自由に持って行って良い部分」というのは、引き取り手がなければ棄てて帰ってきたものである。「クジラは棄てるところがない」「日本人はクジラを100%利用し尽くす」という言い方があるが、実際には採算が合わない、製品化が追いつかないといった場合には棄てられてきているということになる。

製品用より上等な船員用土産品

  弁護人が繰り返し「〜ということで間違いありませんか?」「〜というのは本当ですか?」と確認を積み重ねた事項がいくつかあるが、その中で明らかになった点をまとめておこう。
 
  船員向け土産品として共同船舶が確保する畝須は、鯨研が公表するその年の鯨肉生産量に計上されていない、ということだ。2月15日に証言した共同船舶の幹部ヌクイ氏も2008年7月の同社報告書でも「前年の販売価格で買い取っている」としていたので、筆者は、製品として生産された量の一部が船員用として共同船舶に販売されていると思い込んでいたが、そうではなかったのだ。
 
  もう一つの注目すべき点は、「若いミンククジラが捕れたときに、土産用として畝須をとりわける指示を出し、浴槽ほどもある容器で塩漬けし、銛(もり)などを重しにする」という証言だ。成長しきったミンクの畝須は繊維質が発達していてあまり上等とはいえない。若いミンクはその点で繊維質が未発達で柔らかく食味が良いのだそうだ。鯨研が調査捕鯨の経費を賄うために販売する鯨肉を生産するのが共同船舶製造部の仕事のはずだが、船員のための土産品は、その販売用鯨肉を切り分ける作業中に「質の良いところ」を選り抜いて作るというわけだ。

不明点を残し、証人尋問が終わる

  傍聴席でできることは、ひたすら法廷内で起きていることを見聞きしてメモを採ることだけである。

  C氏は証言を終え、裁判官に一礼すると証言台に置いていた紙袋を手にし、脇に置いていた上着を手にして出口に向かい、傍聴席に向かってわずかに会釈をした。誰かが彼を見守っていたのだろう。
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