対照的な乗組員証人の証言(前編)(1)
投稿者: r13812 投稿日時: 2010/03/21 00:18 投稿番号: [43085 / 62227]
「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(2)
対照的な乗組員証人の証言
(前編)
http://www.janjannews.jp/archives/2913187.html
2010年03月20日法律・裁判青森
佐久間淳子
前回記事:「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(1) あやふやな「土産品」の評価額
http://www.janjannews.jp/archives/2678536.html
3月8日午後、青森裁判所前には、正義の女神に扮した女性パフォーマーがわずかにほほえみをたたえた「像」となって佐藤氏らを見守った。
弁護側証人と弁護側請求証人
3月8日午後、9日午前と、グリーンピースのクジラ肉裁判で証人尋問が続いた。日新丸に乗り組んだ経験のある人物が2人出廷したのだが、証人としての意味合いは異なる。どちらも弁護側が証人申請して裁判所が認めたのだが、8日に出廷した証人は、佐藤潤一さんらが確保した箱を「会社が支給するお土産鯨肉はあったが、勝手に持ち出したものは捨てる部分ばかりだ」と証言し、9日に証言席に座った証人は「支給されるお土産鯨肉以外に、勝手に持ち出すのは珍しくはなかった」と語ったのである。
一部の報道では両者とも「弁護側証人」とされたが、前者は被告人に利益のある証言を積極的にしようという意思はない。弁護側が尋問のなかで矛盾点をあぶり出すことによって被告の利益になる証言を引き出すために出廷を請求したので、「弁護側請求証人」と呼んで区別する。
さて、その弁護側請求証人氏である。法廷では実名を名乗って偽りなく話すと宣言したが、ここではC氏としておこう。
C氏は佐藤氏らが畝須(うねす)を詰め込んだ箱を確保したと発表した後、箱の送り主から「箱に入っていた畝須のうち2本はCさんからもらった」と名前の挙がった人物である。C氏以外にも箱の送り主N氏とその上長T氏を、弁護団は証人として申請していたのだ。ただしこの日に出廷できたのは、現在日新丸に乗り組んでいなかったC氏だけとなった。
法廷での証言をまとめるとおおよそ次のようになる。
C氏は長年漁船に乗り組んで来たが、後年は船員の派遣を行う会社に所属し、2005年の秋、日新丸への乗船が決まった。捕鯨船団の仕事はこのときが初めてで、同船には計5回乗務した。乗組員はその日の仕事が終わると各部屋で飲み始めるが、C氏はあまり酒は飲まず、せいぜいビールを一缶か二缶飲む程度。佐藤氏らが日新丸で鯨肉横領が行われていると告発した後、日新丸を保有する共同船舶株式会社からの聞き取り調査を受けてはいない。会社が支給する土産鯨肉は、畝須と赤肉の2種類がある。自分は何人かから土産の畝須はもらい集めたが、勝手な持ち出しはしていない。
これから、C氏の証言で弁護団が炙り出したとみていい矛盾点をあげておこう。
C氏の偽証か、共同船舶がウソの報告をしたのか
共同船舶は2008年7月18日に、日本鯨類研究所と連名で、「鯨肉をめぐる問題についての報告書」( http://www.icrwhale.org/pdf/080718ReleaseJp.pdf )を公表し、そこには「共同船舶は前回の南極海鯨類捕獲調査に参加した乗組員全員を対象に、各個人が送付した荷物の内容について調査を実施した」と記している。C氏はそれを受けていなかったと明言したのである。弁護人がこの点を確認しても、C氏は訂正しなかった。「ウソの証言はしない」と法廷で宣言したC氏が正しいとすれば、共同船舶と鯨研の報告書がいい加減だということになる。逆であればC氏は法廷で偽証したことになる。
http://www.janjannews.jp/archives/2913187.html
2010年03月20日法律・裁判青森
佐久間淳子
前回記事:「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(1) あやふやな「土産品」の評価額
http://www.janjannews.jp/archives/2678536.html
3月8日午後、青森裁判所前には、正義の女神に扮した女性パフォーマーがわずかにほほえみをたたえた「像」となって佐藤氏らを見守った。
弁護側証人と弁護側請求証人
3月8日午後、9日午前と、グリーンピースのクジラ肉裁判で証人尋問が続いた。日新丸に乗り組んだ経験のある人物が2人出廷したのだが、証人としての意味合いは異なる。どちらも弁護側が証人申請して裁判所が認めたのだが、8日に出廷した証人は、佐藤潤一さんらが確保した箱を「会社が支給するお土産鯨肉はあったが、勝手に持ち出したものは捨てる部分ばかりだ」と証言し、9日に証言席に座った証人は「支給されるお土産鯨肉以外に、勝手に持ち出すのは珍しくはなかった」と語ったのである。
一部の報道では両者とも「弁護側証人」とされたが、前者は被告人に利益のある証言を積極的にしようという意思はない。弁護側が尋問のなかで矛盾点をあぶり出すことによって被告の利益になる証言を引き出すために出廷を請求したので、「弁護側請求証人」と呼んで区別する。
さて、その弁護側請求証人氏である。法廷では実名を名乗って偽りなく話すと宣言したが、ここではC氏としておこう。
C氏は佐藤氏らが畝須(うねす)を詰め込んだ箱を確保したと発表した後、箱の送り主から「箱に入っていた畝須のうち2本はCさんからもらった」と名前の挙がった人物である。C氏以外にも箱の送り主N氏とその上長T氏を、弁護団は証人として申請していたのだ。ただしこの日に出廷できたのは、現在日新丸に乗り組んでいなかったC氏だけとなった。
法廷での証言をまとめるとおおよそ次のようになる。
C氏は長年漁船に乗り組んで来たが、後年は船員の派遣を行う会社に所属し、2005年の秋、日新丸への乗船が決まった。捕鯨船団の仕事はこのときが初めてで、同船には計5回乗務した。乗組員はその日の仕事が終わると各部屋で飲み始めるが、C氏はあまり酒は飲まず、せいぜいビールを一缶か二缶飲む程度。佐藤氏らが日新丸で鯨肉横領が行われていると告発した後、日新丸を保有する共同船舶株式会社からの聞き取り調査を受けてはいない。会社が支給する土産鯨肉は、畝須と赤肉の2種類がある。自分は何人かから土産の畝須はもらい集めたが、勝手な持ち出しはしていない。
これから、C氏の証言で弁護団が炙り出したとみていい矛盾点をあげておこう。
C氏の偽証か、共同船舶がウソの報告をしたのか
共同船舶は2008年7月18日に、日本鯨類研究所と連名で、「鯨肉をめぐる問題についての報告書」( http://www.icrwhale.org/pdf/080718ReleaseJp.pdf )を公表し、そこには「共同船舶は前回の南極海鯨類捕獲調査に参加した乗組員全員を対象に、各個人が送付した荷物の内容について調査を実施した」と記している。C氏はそれを受けていなかったと明言したのである。弁護人がこの点を確認しても、C氏は訂正しなかった。「ウソの証言はしない」と法廷で宣言したC氏が正しいとすれば、共同船舶と鯨研の報告書がいい加減だということになる。逆であればC氏は法廷で偽証したことになる。
これは メッセージ 42875 (r13812 さん)への返信です.
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