Re: デラマーレ論文
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/03/10 08:21 投稿番号: [42874 / 62227]
>なんか変だな。
>自然死亡率のCV=0.21で、「死なないクジラ」が出現するはずがない。
そりゃ頭のなかで、代数的に「エレガント」な計算をしてしまうからでしょう。
それやっちゃうと、サンプリングのばらつきが綺麗に整理されちゃうからだめなのです。
デラマーレやクックがやってたのはもっと泥臭いことです。
飼育系ゲームってあるじゃないですか。あれの比較的単純なので、各年齢
進むごとに期待死亡率が変化するというクジラを想定して、画面上に
10万匹とか、100万匹並べ、実際に捕獲実験を1000回画面上でやるというやりかたです。
そうじゃないと、K=100,000の母集団から825頭捕るときと、K=1,000,000の
母集団から8250頭捕る時とじゃあなぜ95%信頼区間の幅が違うのか説明つかない
でしょ?
>計測しないうちから精度が足りないというのは、精度が足りないよう
>モデルを組んでるからにすぎない。
「計測」というのはこの場合、コンピュータ上に並んでる10万匹のクジラから
実際に825頭を20年間捕り、その年齢の分布から自然死亡率を計算する
というのを1000回やることなわけで、あえて「モデル」と言うべきなのは、
画面上でピカピカ光ってるクジラに埋め込まれた年齢別「リアル死亡率」の
ことですね。表の2列目、True Ma というやつです。
これをもうすこし、2006年12月水産庁鯨研発表の数値に近づけるため、
1才から3才ぐらいの死亡率を上へ引き上げて、10才以上30才ぐらい
までは死亡率4%以下にするというようなバリエーションは可能です。
結果はほとんど同じだと思うけど。
で、いずれにしてもこの時の精度が問題になるのは、それをさらに画面上の
クジラにに入れて、生き延びてるはずの生殖年齢の雌クジラが子供を産んで、7年後か
10年後に生殖年齢グループへの新規加入があるから、母集団の数の機能的変化
が起こるというところでいちばんシリアスです。
>しかしモデリングに基づく計測の場合、計画者のモデルでそんな計測計画を立てるバカはおらん。
そうでもないでしょw
この1990年当時でも、2006年の検討会でも、日本側の少なくとも何名かは、
このデラマーレやクックの論文を熟読してることがよくわかります。
はっきりいって、粕谷さんは90年当時、この論文(とそれに先行するクックの
論文)から、いかにしてできるだけダラダラと長く続く調査捕鯨計画が
建てられるかという秘訣を学んだのではないですかね。いや、もちろん
独自にそういう計画を建てていたとしても、確信を深めたと思います。
いずれにしても、水産庁上部から、できるだけ長引くような調査捕鯨計画を
建てろという命令があったのは確からしいから、あえて「立てるバカ」やるでしょ? 日本の風土なら。
>自然死亡率のCV=0.21で、「死なないクジラ」が出現するはずがない。
そりゃ頭のなかで、代数的に「エレガント」な計算をしてしまうからでしょう。
それやっちゃうと、サンプリングのばらつきが綺麗に整理されちゃうからだめなのです。
デラマーレやクックがやってたのはもっと泥臭いことです。
飼育系ゲームってあるじゃないですか。あれの比較的単純なので、各年齢
進むごとに期待死亡率が変化するというクジラを想定して、画面上に
10万匹とか、100万匹並べ、実際に捕獲実験を1000回画面上でやるというやりかたです。
そうじゃないと、K=100,000の母集団から825頭捕るときと、K=1,000,000の
母集団から8250頭捕る時とじゃあなぜ95%信頼区間の幅が違うのか説明つかない
でしょ?
>計測しないうちから精度が足りないというのは、精度が足りないよう
>モデルを組んでるからにすぎない。
「計測」というのはこの場合、コンピュータ上に並んでる10万匹のクジラから
実際に825頭を20年間捕り、その年齢の分布から自然死亡率を計算する
というのを1000回やることなわけで、あえて「モデル」と言うべきなのは、
画面上でピカピカ光ってるクジラに埋め込まれた年齢別「リアル死亡率」の
ことですね。表の2列目、True Ma というやつです。
これをもうすこし、2006年12月水産庁鯨研発表の数値に近づけるため、
1才から3才ぐらいの死亡率を上へ引き上げて、10才以上30才ぐらい
までは死亡率4%以下にするというようなバリエーションは可能です。
結果はほとんど同じだと思うけど。
で、いずれにしてもこの時の精度が問題になるのは、それをさらに画面上の
クジラにに入れて、生き延びてるはずの生殖年齢の雌クジラが子供を産んで、7年後か
10年後に生殖年齢グループへの新規加入があるから、母集団の数の機能的変化
が起こるというところでいちばんシリアスです。
>しかしモデリングに基づく計測の場合、計画者のモデルでそんな計測計画を立てるバカはおらん。
そうでもないでしょw
この1990年当時でも、2006年の検討会でも、日本側の少なくとも何名かは、
このデラマーレやクックの論文を熟読してることがよくわかります。
はっきりいって、粕谷さんは90年当時、この論文(とそれに先行するクックの
論文)から、いかにしてできるだけダラダラと長く続く調査捕鯨計画が
建てられるかという秘訣を学んだのではないですかね。いや、もちろん
独自にそういう計画を建てていたとしても、確信を深めたと思います。
いずれにしても、水産庁上部から、できるだけ長引くような調査捕鯨計画を
建てろという命令があったのは確からしいから、あえて「立てるバカ」やるでしょ? 日本の風土なら。
これは メッセージ 42856 (monnkuii5gou さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa_1/42874.html