Re: 水産庁の情報操作/B層対策
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/19 07:02 投稿番号: [38044 / 62227]
(つづき)
選別的インフォーメーションのもう一つの例は、
森下氏が引用しているある世論調査である。これに
よると71%の米国世論が「制限され管理された捕鯨を
支持」ということなのだが、これが一般化されて、
世論は捕鯨について「_客観的な_情報を与えられるなら」(強調クラパム他)
NGOたちがわれわれに信じさせようとしているのとは
違う見方をするのである、という拡大解釈になっている。
誰でも知っているように、世論調査というのはどのような
質問の仕方をするのかによってある程度の影響をうける。
この調査は10年前のものなのだが、他の複数の調査に
よるならば、米国でも他の諸国でも一貫して広い捕鯨
反対の世論が見られる。日本から支払いを受け、その
立場を支持している10の太平洋、カリブ海諸国でも、
2006年の世論調査で捕鯨反対と出ている[21]。
[21] WWF survey on attitudes towards commercial whaling in the
Caribbean and the Pacific. World Wildlife Fund 2006. <http://
assets.panda.org/downloads/wwfresearchsurveycommercialwha-
ling.pdf. >
森下氏は環境派が鯨の生息数に関する科学的不確実性を
「捕鯨禁止を訴える根拠にしている」と非難する。
しかしかつて、生息数が減少しているという証拠が
積み上がっている時には、この不確実性というのは
永年にわたって捕鯨諸国により利用され、疑いのある
ときは捕鯨者の有利にという形をとり、結局は破綻を
まねいた要因だった。
このようにして見ると、モラトリアムは遅かった
とはいえ、大規模な管理と監視の失敗に対する適切
な対応であった。
この失敗はいくつかの鯨個体群を根絶させ、いくつ
かの種(たとえば南極海シロナガスクジラ、北半球の
タイセイヨウセミクジラ)を絶滅の間際まで追いやった
のである。(注7)
______________
注7 モラトリアムの根拠は幾人かの科学者により、1981年の
科学委員会報告に要約されている。「存在する不確実性を
広範に、かつ深く再検討した結果...上述のような不確実性
をともなわない鯨類系群の査定というのは一つもないこと
がわかった。われわれはこれを支持できない状況と見なし、
必要とあらば捕鯨を停止する事を含む管理体制を開発し、
適用する事を考慮する事が理性的であると示唆する。
この体制がこのような不確実性に直面した捕鯨のリスクを
低減すべきものである。」[22]
____________
##「制限され管理された捕鯨」とアメリカで世論調査したら、
たいていアラスカイヌイットの原住民生存捕鯨をすぐイメージする
人が多いだろうから、賛成が多くて当然ですね。
日本の沿岸捕鯨もそれと似たようなもので...という線を
狙うのはわかるのだけれど、やっぱり違うわな、どう見ても。
選別的インフォーメーションのもう一つの例は、
森下氏が引用しているある世論調査である。これに
よると71%の米国世論が「制限され管理された捕鯨を
支持」ということなのだが、これが一般化されて、
世論は捕鯨について「_客観的な_情報を与えられるなら」(強調クラパム他)
NGOたちがわれわれに信じさせようとしているのとは
違う見方をするのである、という拡大解釈になっている。
誰でも知っているように、世論調査というのはどのような
質問の仕方をするのかによってある程度の影響をうける。
この調査は10年前のものなのだが、他の複数の調査に
よるならば、米国でも他の諸国でも一貫して広い捕鯨
反対の世論が見られる。日本から支払いを受け、その
立場を支持している10の太平洋、カリブ海諸国でも、
2006年の世論調査で捕鯨反対と出ている[21]。
[21] WWF survey on attitudes towards commercial whaling in the
Caribbean and the Pacific. World Wildlife Fund 2006. <http://
assets.panda.org/downloads/wwfresearchsurveycommercialwha-
ling.pdf. >
森下氏は環境派が鯨の生息数に関する科学的不確実性を
「捕鯨禁止を訴える根拠にしている」と非難する。
しかしかつて、生息数が減少しているという証拠が
積み上がっている時には、この不確実性というのは
永年にわたって捕鯨諸国により利用され、疑いのある
ときは捕鯨者の有利にという形をとり、結局は破綻を
まねいた要因だった。
このようにして見ると、モラトリアムは遅かった
とはいえ、大規模な管理と監視の失敗に対する適切
な対応であった。
この失敗はいくつかの鯨個体群を根絶させ、いくつ
かの種(たとえば南極海シロナガスクジラ、北半球の
タイセイヨウセミクジラ)を絶滅の間際まで追いやった
のである。(注7)
______________
注7 モラトリアムの根拠は幾人かの科学者により、1981年の
科学委員会報告に要約されている。「存在する不確実性を
広範に、かつ深く再検討した結果...上述のような不確実性
をともなわない鯨類系群の査定というのは一つもないこと
がわかった。われわれはこれを支持できない状況と見なし、
必要とあらば捕鯨を停止する事を含む管理体制を開発し、
適用する事を考慮する事が理性的であると示唆する。
この体制がこのような不確実性に直面した捕鯨のリスクを
低減すべきものである。」[22]
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##「制限され管理された捕鯨」とアメリカで世論調査したら、
たいていアラスカイヌイットの原住民生存捕鯨をすぐイメージする
人が多いだろうから、賛成が多くて当然ですね。
日本の沿岸捕鯨もそれと似たようなもので...という線を
狙うのはわかるのだけれど、やっぱり違うわな、どう見ても。
これは メッセージ 38043 (aplzsia さん)への返信です.
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