Re: セミ鯨の枯渇原因/NHK
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/01 08:34 投稿番号: [37651 / 62227]
>しかも、現実のセミクジラは現在でも知られているように太平洋の場合、
>北半球全域に広く分布している。これは過去のチャートをいまさら見るまでも無い。
口からでまかせ言うのは楽しいですか?
私だって家族、友人知人との間じゃあしょっちゅう出まかせ言いますが、
国民の税金使って作ってる教育、教養番組の批判をしたり擁護しよう
という時にはそういうことはやらないのが普通だな。
「太平洋の場合、北半球全域に広く分布している」なんてことがないのは、
日本の1980年代、90年代の念入りな目視調査(主目的はミンククジラ)が
明らかにしたことで、その結果は問題のクラパム、グッド、クィン、リーヴス、
スカーフ、ブラウネルによる2004年IWC発行査読理論誌論文で引用されてます。
(スカーフ、ブラウネルの二人は、大村さんが1986年論文で謝辞を述べてる
学者だな。この時代にはまだ、日本の科学者もたとえ意見が違っても、友好的な
議論が出来たんだねえ)
http://www.sfcelticmusic.com/js/RTWHALES/Clapham-NP-right-whales.pdf
4−5ページ
During much of the year, the historic distribution had a
large offshore component in deep water far from the coast.
By contrast, most of the 20th century sightings were
relatively close to land, notably off the Aleutian Islands and
in the Bering and Okhotsk Seas. Given the extensive
coverage of Japanese sighting surveys, this recent absence of
right whales in deep water cannot be wholly attributed to
lack of effort (see for example May, Fig. 5). Scarff (1991)
noted this offshore component of the Maury data and
suggested that North Pacific right whales may have wintered
and calved far offshore, rather than in the coastal habitats
which many North Atlantic right whales (E. glacialis) and
southern right whales (E. australis) are known to inhabit
during winter (Kraus et al., 1986; Best, 1990; Payne et al.,
1990). This is discussed further below.
年の多くの間、歴史的分布は沿岸から遠く離れた深海域に
大きな沖合構成部分があることを示している。これとは
対照的に20世紀の目視は比較的陸地に近い。特にアリュー
シャン列島沖およびベーリング海、オホーツク海でそう
である。日本の目視調査が広範なカヴァレッジを持っていた
ことを考慮するならば、深海域における最近のセミクジラの
欠落は、もっぱら調査努力の欠如によるものとすることは
できない(たとえば5月、Fig. 5参照)。
ーーー
というわけで、現代の沖合深海部にセミクジラがほとんど
いないという「事実」は日本の調査結果です。
Miyashita, T., Kato, H. and Kasuya, T. (eds.). 1995. Worldwide Map
of Cetacean Distribution Based on Japanese Sighting Data. National
Research Institute of Far Seas Fisheries, Shimizu, Japan. 140pp.
この図1から12までというのは、19世紀半ばの米国海軍大尉、
モーリーが作った鯨チャートを、オリジナルでは月別動態が
見にくいですから、データに基づいて月別にばらしたものです。
これに日本の1980年代、90年代の目視調査で目視努力をした
けれども見つからなかったところを斜線で示し、重ねています。
ちなみに、モーリー鯨チャートのオリジナルの一部は
http://www.wcs.org/media/file/m282p295.pdf
このFig. 1. 、Fig. 2. にあります。
北大西洋ではバスク捕鯨によるセミクジラ枯渇後、「ヤンキー捕鯨
による大量捕獲」なんかはなかったことがわかります。
バスク「古式」捕鯨だけで少なくとも北大西洋東側は壊滅させたのです。
南アではケープタウン、テーブルベイに定期的にやってきていたグループを
「古式」捕鯨で壊滅させ、別の湾に移ったころが、ヤンキー捕鯨の開始期
と重ねってますね。
日本の「古式」捕鯨にも当然、定期的に特定捕鯨集落に来訪する群を壊滅させる
能力はあったと考えるのが妥当でしょう。その時期が他国の遠洋捕鯨開始
時期と重なれば、偶然の一致か、両者の「コンビネイション」かどちらか
だとは言えます。「古式」捕鯨なら絶対安全だとは言えません。特に商業性が
ある場合。
>北半球全域に広く分布している。これは過去のチャートをいまさら見るまでも無い。
口からでまかせ言うのは楽しいですか?
私だって家族、友人知人との間じゃあしょっちゅう出まかせ言いますが、
国民の税金使って作ってる教育、教養番組の批判をしたり擁護しよう
という時にはそういうことはやらないのが普通だな。
「太平洋の場合、北半球全域に広く分布している」なんてことがないのは、
日本の1980年代、90年代の念入りな目視調査(主目的はミンククジラ)が
明らかにしたことで、その結果は問題のクラパム、グッド、クィン、リーヴス、
スカーフ、ブラウネルによる2004年IWC発行査読理論誌論文で引用されてます。
(スカーフ、ブラウネルの二人は、大村さんが1986年論文で謝辞を述べてる
学者だな。この時代にはまだ、日本の科学者もたとえ意見が違っても、友好的な
議論が出来たんだねえ)
http://www.sfcelticmusic.com/js/RTWHALES/Clapham-NP-right-whales.pdf
4−5ページ
During much of the year, the historic distribution had a
large offshore component in deep water far from the coast.
By contrast, most of the 20th century sightings were
relatively close to land, notably off the Aleutian Islands and
in the Bering and Okhotsk Seas. Given the extensive
coverage of Japanese sighting surveys, this recent absence of
right whales in deep water cannot be wholly attributed to
lack of effort (see for example May, Fig. 5). Scarff (1991)
noted this offshore component of the Maury data and
suggested that North Pacific right whales may have wintered
and calved far offshore, rather than in the coastal habitats
which many North Atlantic right whales (E. glacialis) and
southern right whales (E. australis) are known to inhabit
during winter (Kraus et al., 1986; Best, 1990; Payne et al.,
1990). This is discussed further below.
年の多くの間、歴史的分布は沿岸から遠く離れた深海域に
大きな沖合構成部分があることを示している。これとは
対照的に20世紀の目視は比較的陸地に近い。特にアリュー
シャン列島沖およびベーリング海、オホーツク海でそう
である。日本の目視調査が広範なカヴァレッジを持っていた
ことを考慮するならば、深海域における最近のセミクジラの
欠落は、もっぱら調査努力の欠如によるものとすることは
できない(たとえば5月、Fig. 5参照)。
ーーー
というわけで、現代の沖合深海部にセミクジラがほとんど
いないという「事実」は日本の調査結果です。
Miyashita, T., Kato, H. and Kasuya, T. (eds.). 1995. Worldwide Map
of Cetacean Distribution Based on Japanese Sighting Data. National
Research Institute of Far Seas Fisheries, Shimizu, Japan. 140pp.
この図1から12までというのは、19世紀半ばの米国海軍大尉、
モーリーが作った鯨チャートを、オリジナルでは月別動態が
見にくいですから、データに基づいて月別にばらしたものです。
これに日本の1980年代、90年代の目視調査で目視努力をした
けれども見つからなかったところを斜線で示し、重ねています。
ちなみに、モーリー鯨チャートのオリジナルの一部は
http://www.wcs.org/media/file/m282p295.pdf
このFig. 1. 、Fig. 2. にあります。
北大西洋ではバスク捕鯨によるセミクジラ枯渇後、「ヤンキー捕鯨
による大量捕獲」なんかはなかったことがわかります。
バスク「古式」捕鯨だけで少なくとも北大西洋東側は壊滅させたのです。
南アではケープタウン、テーブルベイに定期的にやってきていたグループを
「古式」捕鯨で壊滅させ、別の湾に移ったころが、ヤンキー捕鯨の開始期
と重ねってますね。
日本の「古式」捕鯨にも当然、定期的に特定捕鯨集落に来訪する群を壊滅させる
能力はあったと考えるのが妥当でしょう。その時期が他国の遠洋捕鯨開始
時期と重なれば、偶然の一致か、両者の「コンビネイション」かどちらか
だとは言えます。「古式」捕鯨なら絶対安全だとは言えません。特に商業性が
ある場合。
これは メッセージ 37622 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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