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野生生物と畜産生物、残酷の境目2

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/08/19 20:35 投稿番号: [3479 / 62227]
・学者や調査会社など信用しない。人口も増えない、環境も破壊しないという自然の範囲で生きる。

  これの何が問題になるかというと、人口が増えないという認識をどうやって持つのかという点で既に問題になる。日本なら国勢調査でキチンと調べているし、日々役所へ出生死亡の届けがあるから把握もできる。しかし、世界にはこうした基礎資料があいまいな国だって少なくない。そうなると、国連のどこかの機関とか、シンクタンクとか、どこかの調査機関の推計を利用するしかない。
  環境も破壊していないということをどうやって把握するのかも大変に重要だろう。過去の状況がどうだったのか、現在はそれと比べてどうなってきたのか。こうした面ならやはり専門家の調査研究に依存せざるを得ない。
  自分が人口を増やさないというのは、その気になればできるだろう。もっとも、管理に失敗することも世間ではあるようだから気をつけた方がいいかも知れぬ。
  君自身では環境を破壊しないで生活していると考えていても、毎日メシを食い、出すものを出している以上は、何をしたのかなどは案外とわからない。
  昼飯に食べたカツ丼の豚は中国産であったなら、それはどこかの原野を切り開いて畜産をしているのかもしれない。肥育に使った餌は森林伐採をして作った畑で取れた大豆かもしれない。その大豆を作るのに使った農薬の一部は大気中に拡散して、巡り巡って南氷洋の汚染に加担したかもしれない。あるいは君が食った豚には何かの抗生物質が含まれていて、屎尿は河川経由で海へ流れ、日本沿岸のイルカに吸収されたかもしれない。
  家畜だって養殖だって自然からかけ離れて存在するのではない。
  あるは昨日の晩に食べた海老チリ。上手い海老だったが、あれは東南アジアあたりから持ってきたとして、汽水域の貴重なマングローブの自然林を綺麗に整備して養殖池にして増やした海老かもしれない。君は間接的に海老の養殖を通じて環境破壊に加担したかもしれない。
  家畜だって養殖だって自然からかけ離れて存在するのではない。それを利用している人間だって、勿論、自然から離れて暮らしている訳ではない。
  畜産/養殖と天然資源。これは結局のところ地球に生息する以上は皆地球環境に依存しているし、同時に地球に影響を与えているという存在だ。
  地球の環境問題として野生生物の利用を考えるとするなら、特定のものは尊厳があって素晴らしい存在であって、特定のものは尊厳など無い生物であるという思想がおかしい。

  人間は何故人間を殺してはいけないのか?人間を殺すのは何故残酷なのか?人間は皆平等に人権を持っているという価値観を自明のものだと、人類共通の価値観として人間が認めるからです。かつては、部族、民族、宗教、人種、哲学の違いで人間同士が、殺し合ってもそれは残酷ではなかった。宗教違えばただの敵というのは今でもある。しかし、歴史の教訓として人間は人間同士の尊厳を認め合うという価値観を共有した。だから、人間は他の動物とは違う存在。
  イルカはイルカの習性で勝手に暮らしている、小型のネズミイルカを襲って殺して”遊ぶ”ハンドウ。ハンドウにとってはネズミイルカに動物権など存在しない。コククジラを襲うシャチ。シャチにとってコククジラはただの餌。気がついたら人間に噛み付いていたオキゴンドウ。運が悪ければ人間が餌だったかもしれない、この個体にとって人間は機嫌が悪いと噛み付いて重傷を負わせていい程度の存在であったのは確かだろう。
  勝手に野生生物に尊厳を与えてもそれは都市生活者の幻想。イルカとテレパシーで通信する人間はただの病人に過ぎないのだ。
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