Re: サイエンス誌2月13日号の論文
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/02/23 09:05 投稿番号: [32206 / 62227]
>いかんせんその偽科学をもってして西アフリカ諸国やカリブ海諸国といった国々を
>政治的に懐柔しているという現実があるわけですから
>科学者としては黙ってはいられないという思いがあったのでしょうね。
そうですね。サイエンス誌でガーバー、モリセット、カシュナー、パウリーは
「海洋生態系内部と、発展途上国に対する鯨類の役割についての科学的情報を
考察するならば、IWCで捕鯨国を支持している発展途上国の代表たちは、彼ら
の国の利益に反しているのだということが明らかになる」と言っていますね。
捕鯨は漁業の増進に役立たないばかりか、種の損失は生態系の構造的統合性を
そこなうというのが損失要因の第一点、第二点がホエールウォッチング資源の
損耗と指摘してます。
ただ、著者たちは「In many cases, fisheries officers in tropical areas,
such as the Caribbean, do not necessarily believe the whales-eat-fish
arguments. Rather, the arguments are endorsed for reasons related to
their aid relationship with Japan, especially in the fisheries ector」
と、少なくともカリブ諸国では、水産官僚はほんとうはもう「鯨食害論」なん
かは信じていなくて、単なる援助絡みの<お約束>になっていると気がついて
ますね。
まあこの論文の注3−7を読めばだれでもそう考えるのだろうけれど。
> IWCで捕鯨推進国を支持することにより、経済的、政治的便益を受けているのかもしれない
> いくつかの国々(3−7)は「鯨が魚を喰う」という主張も支持している。
3. L Busby, in Global Corruption Report, R. Hodess, T.
lnowlocki, D. Rodriguez. T. Wolfe, Eds. (Transparency
International and Pluto Press, London, 2004), pp. 76-88.
ttp://www.transparency.org/content/download/4411/26640/file/01_Table_of_contents.pdf
4. A. R. Miller, N. Dolsak, Glob. Environ. Polit 7, 69 (2007).
5. Third Millennium Foundation. Japan's "Vote Consolidation
Operation" at the International Whaling Commission (Third
Millennium Foundation, Paciano, Italy, 2007).
ttp://www.politics.co.uk/Microsites2/364355/graphics/iwc.pdf
6. IWC. Chairman's Report from the International Whaling
Commission 58th Annual Meeting, 51. Kitts and Nevis, 16
to 20 June 2006 (lWC, 51. Kitts, 2006), 15 pp.
7. K. Stringer, Dipl. Statecraft 17,547 (2006).
ttp://www.ingentaconnect.com/content/routledg/dip/2006/00000017/00000003/art00006
>偽科学を政治的懐柔策の道具に使う。
>科学者としては黙ってはいられない。
あと、いわゆるサンキッツ宣言の「科学的調査の示すところによれば、鯨類は
大量の魚類を消費し、沿岸国の食料安全保障上の問題となっている」という
下りには、本気で怒っているようですね。
>政治的に懐柔しているという現実があるわけですから
>科学者としては黙ってはいられないという思いがあったのでしょうね。
そうですね。サイエンス誌でガーバー、モリセット、カシュナー、パウリーは
「海洋生態系内部と、発展途上国に対する鯨類の役割についての科学的情報を
考察するならば、IWCで捕鯨国を支持している発展途上国の代表たちは、彼ら
の国の利益に反しているのだということが明らかになる」と言っていますね。
捕鯨は漁業の増進に役立たないばかりか、種の損失は生態系の構造的統合性を
そこなうというのが損失要因の第一点、第二点がホエールウォッチング資源の
損耗と指摘してます。
ただ、著者たちは「In many cases, fisheries officers in tropical areas,
such as the Caribbean, do not necessarily believe the whales-eat-fish
arguments. Rather, the arguments are endorsed for reasons related to
their aid relationship with Japan, especially in the fisheries ector」
と、少なくともカリブ諸国では、水産官僚はほんとうはもう「鯨食害論」なん
かは信じていなくて、単なる援助絡みの<お約束>になっていると気がついて
ますね。
まあこの論文の注3−7を読めばだれでもそう考えるのだろうけれど。
> IWCで捕鯨推進国を支持することにより、経済的、政治的便益を受けているのかもしれない
> いくつかの国々(3−7)は「鯨が魚を喰う」という主張も支持している。
3. L Busby, in Global Corruption Report, R. Hodess, T.
lnowlocki, D. Rodriguez. T. Wolfe, Eds. (Transparency
International and Pluto Press, London, 2004), pp. 76-88.
ttp://www.transparency.org/content/download/4411/26640/file/01_Table_of_contents.pdf
4. A. R. Miller, N. Dolsak, Glob. Environ. Polit 7, 69 (2007).
5. Third Millennium Foundation. Japan's "Vote Consolidation
Operation" at the International Whaling Commission (Third
Millennium Foundation, Paciano, Italy, 2007).
ttp://www.politics.co.uk/Microsites2/364355/graphics/iwc.pdf
6. IWC. Chairman's Report from the International Whaling
Commission 58th Annual Meeting, 51. Kitts and Nevis, 16
to 20 June 2006 (lWC, 51. Kitts, 2006), 15 pp.
7. K. Stringer, Dipl. Statecraft 17,547 (2006).
ttp://www.ingentaconnect.com/content/routledg/dip/2006/00000017/00000003/art00006
>偽科学を政治的懐柔策の道具に使う。
>科学者としては黙ってはいられない。
あと、いわゆるサンキッツ宣言の「科学的調査の示すところによれば、鯨類は
大量の魚類を消費し、沿岸国の食料安全保障上の問題となっている」という
下りには、本気で怒っているようですね。
これは メッセージ 32188 (r13812 さん)への返信です.
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