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食生活と野蛮

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/07/29 23:25 投稿番号: [2469 / 62227]
  単に鯨肉食を指して野蛮であると指すならば、アメリカ、ロシア、カナダ、ノルウエー、デンマーク、アイスランド、インドネシア、フィリピン、インドネシア、セントビンセント、そして日本。−大型の鯨類を捕獲している国々は揃って野蛮であるということになるだろう。韓国でも混獲の鯨類は利用している。半島へは戦前に日本から捕鯨技術が伝えられているからおかしいことではない。
  持続的資源利用の観点からはアメリカ捕鯨を私は批判することはあっても、食生活を指して野蛮であると批判しない。
  アメリカなどは生存の為に必要なのだという建前で捕鯨しているが、アメリカの中でも特別に経済的に恵まれた地域の住民であることを考えると食い物には困らないだろう。いざとなれば生活保障も充実している国だ。
  デンマークなどの北欧勢であれば、これはもう税金高い反面で社会福祉は充実しているという国だ。彼らは鯨肉食うのを自分たちの文化であると明確に言い切るし、鯨捕るのは当然だと主張する。北の大地で捕鯨をする人間たちの主張はこちらに詳しい。
http://www.kujira.no/

  インドネシアのレンバタ島ではマッコウ漁を行っている。これは現代であっても昔ながらの手漕ぎ船で銛を投げつけるという本物の”生存捕鯨”と呼ぶべきものだ。鯨肉がある種貨幣的な機能を持って農作物との物々交換に使われるようだ。子供向けの写真集にもなっていて、子供の夏休みの課題には都合がいい本がある。「クジラがくれた力」小島曠太郎・えがみともこ(ポプラ社)は写真も多く興味深い。昨年買った時には、本の帯に”群馬県夏休みすいせん図書”とある小学中学年向けだそうだ。

  IWCにおいては野蛮だから鯨を食うなという規定は一切ない。IWCの前提になる国際捕鯨取締条約は明確に捕鯨の権利を認めている。国連海洋法条約も鯨の捕獲を残酷だからするなという規定はない。
  鯨を食うのは野蛮であるというのは脳内麻薬の出すぎだ。それを流行らせたのは暗くした水槽の中、麻薬でラリッた挙句にイルカと人間が話せるとぶち上げたJ.リリーという学者(かな?)が草分けだが、この人物は”フリッパー”の演出にも一役買っている。この人物に乗せられてカール・セーガンなども宇宙人とイルカを通じてコミュニケーションを取れるとやっていた時代があるのだからこれは相当にカルトの入ったお粗末な話。
  野蛮だから捕鯨をするな。−これはカルトのナレの果て。私はテレパシーでイルカと交信しているんだと本気で言ってしまう人間。J.リリーとはそうした人物だということ。

  少なくても将来に渡ってアメリカ・カナダは捕鯨をやめることはない。それだけは確かだろう。
  まあ、アメリカは野蛮な国だ。中東やアフガンで何をやってんだと仰るならその通りでしょうがね。
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