食生活と野蛮2
投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/07/29 23:27 投稿番号: [2470 / 62227]
さて、視野をもう少し広げてみよう。
鯨類に限らず、野生動物を捕ると野蛮なのか。家畜の牛や豚を食うと野蛮ではないのか。
西欧では野生動物の肉というのは決して珍しいものではなく、シビエとして定着している。野生動物の肉を食うのは彼らにとって野蛮ではない。肉屋にウサギが吊るされているのを見て驚く日本人観光客は珍しくないだろう。イタリアではイルカの干し肉を食うらしいが。
イスラム世界であれば彼らの宗旨に食い物は明確です。アメリカの家畜の牛豚は彼らにとっては食い物ではない。それを食うのは彼らの神様の教えに反します。
ヒンズー社会では牛が神聖です。食い物ではない。野生だろうが、家畜だろうが関係ない。
日本人にとってカンガルーを食い物とは理解し難いが、豪州では普通の食い物。
アメリカは野生の鹿を捕獲して食っている。
世界といってもやはり広い。様々な自然環境があって、そこに生息する生物を利用しながら人間は生活してきた。
何を食うと残酷で野蛮なのだというのは、勝手に線を引くことは難しい。
豪州へ行ってカンガルーを食うな貴重な野生生物だと叫んでみても、彼らは沢山いるから間引くのは当然だと答えるだろう。
それは正しく私がクロミンク/ミンククジラに対して書き込むのと全く同じ理由だ。
笑い話がある。
「クジラは食べていい!」小松正之(宝島新書)によると、99年の会議でセントビンセントが年間2頭のザトウクジラ捕獲を求めた。
この沿岸では子連れが多いから捕獲は駄目だという反対意見。
1万6千頭の中から毎年2頭なら資源としては全く傷つくことは無い。
それでも子連れではかわいそうだと反対。
それに対して小松氏のもとに日本代表から是非訴えて欲しいとメモが、「子供を食って何が悪い。アメリカ人はチキンを、ニュージーランド人はラムを、イギリス人は子牛を食べているではないか。」駄目押しに「では、卵を食っているのはどうなのだ。」と。
最後の部分を除いて小松氏は発言したそうだ。
会場爆笑だったそうだが。
捕鯨に反対なんだという話になると、何かこうした滑稽さがついて回ってしまう。
クジラだけは特別なのだ。野生生物は駄目なのだ。
駄目なもの。それは君の脳内の妄想だと気がついた方がいい。
これは メッセージ 2469 (ts657738 さん)への返信です.
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