ザトウクジラ本当に捕るの?④
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/11/19 17:15 投稿番号: [22255 / 62227]
■始まっている「生産調整」
ちなみに、2006年2月20日朝、当時の松岡利勝農水大臣が、日新丸火災の件で、記者からの質問に対して「今、3,500t獲る調査捕鯨の予定で行ったんですよね。今、2,050トンぐらい獲っていると。そして、中積み船と言って移し替えて持ってくる。それに1,000tぐらい移し替えて、あと1,050tぐらい残っていると。これが電気系統が故障していれば冷凍が効かなくてということだったんですが、それは大丈夫のようでしてね。だから、それを積み替えた後どうするのか」と語っている。(農林水産省・大臣等記者会見「松岡農林水産大臣記者会見概要 平成19年2月20日(火) 8:41〜8:53 於:衆議院議員食堂前廊下」)
この発言は興味深い。日本の調査捕鯨では、持ち帰る肉の量は、あらかじめ決めていることがわかる。また、松岡大臣の関心は鯨肉の収量にあり、調査のための標本(クジラの個体)がいくつ確保できたかどうかにはない、ということもわかる。曲がりなりにも「調査」なのだが、標本が無事かどうかという言及は、公式発表のどこにもない。
この「3,500t」という数字は非常に興味深い事実を示している。この重量は第2期が始まるときにすでに決まっていたと推定できるのだ。第一次調査で調査副産物として持ち帰られた鯨肉の総量もほぼ3,500tである。第一次で捕獲したミンククジラの数は853頭で、捕獲計画の中央値だ。第一期の調査では、つねに最大値の440頭(計画書では400±10%となっている)を捕獲していたのと対照的で、あと842頭捕れるところを、捕らずに帰ってきているのである。
そしてまた、南極海で調査捕獲しているミンククジラ(クロミンククジラ)1頭あたりの鯨肉(脂肪層、内臓を含む)の収量が、第一次の場合は1頭平均約3.7tと、第一期の捕獲調査よりも0.6tほど少ないのだ。捕獲されるミンククジラの平均体重が小さくなった、という報告はどこにもない。第一期であれば持ち帰ったであろう約500t分を持ち帰っていない。捨ててきている。
ありていにいえば、第一期よりも肉の採り方が雑になったのである。骨が白く見えるほどきれいに肉をこそげ取る作業を放棄し、内蔵を丁寧に回収する作業をやめ、南極海に投棄してきているのがわかる。投棄自体は、国際条約上認められている範囲だが、見る人が見れば「もったいない」し、「肉先にありきの調査捕鯨なら、無駄な殺生をするな(少ない数で丁寧に収穫しろ)」ともいいたいだろう。そのせいか、第二次は1頭平均4.02tと、やや一期の収量に近づけているが、やはり0.3tほど少ない。
鯨肉の売り上げで運営されているような調査捕鯨なのに、なぜ売れるものを捨ててきているのだろう。
ちなみに、2006年2月20日朝、当時の松岡利勝農水大臣が、日新丸火災の件で、記者からの質問に対して「今、3,500t獲る調査捕鯨の予定で行ったんですよね。今、2,050トンぐらい獲っていると。そして、中積み船と言って移し替えて持ってくる。それに1,000tぐらい移し替えて、あと1,050tぐらい残っていると。これが電気系統が故障していれば冷凍が効かなくてということだったんですが、それは大丈夫のようでしてね。だから、それを積み替えた後どうするのか」と語っている。(農林水産省・大臣等記者会見「松岡農林水産大臣記者会見概要 平成19年2月20日(火) 8:41〜8:53 於:衆議院議員食堂前廊下」)
この発言は興味深い。日本の調査捕鯨では、持ち帰る肉の量は、あらかじめ決めていることがわかる。また、松岡大臣の関心は鯨肉の収量にあり、調査のための標本(クジラの個体)がいくつ確保できたかどうかにはない、ということもわかる。曲がりなりにも「調査」なのだが、標本が無事かどうかという言及は、公式発表のどこにもない。
この「3,500t」という数字は非常に興味深い事実を示している。この重量は第2期が始まるときにすでに決まっていたと推定できるのだ。第一次調査で調査副産物として持ち帰られた鯨肉の総量もほぼ3,500tである。第一次で捕獲したミンククジラの数は853頭で、捕獲計画の中央値だ。第一期の調査では、つねに最大値の440頭(計画書では400±10%となっている)を捕獲していたのと対照的で、あと842頭捕れるところを、捕らずに帰ってきているのである。
そしてまた、南極海で調査捕獲しているミンククジラ(クロミンククジラ)1頭あたりの鯨肉(脂肪層、内臓を含む)の収量が、第一次の場合は1頭平均約3.7tと、第一期の捕獲調査よりも0.6tほど少ないのだ。捕獲されるミンククジラの平均体重が小さくなった、という報告はどこにもない。第一期であれば持ち帰ったであろう約500t分を持ち帰っていない。捨ててきている。
ありていにいえば、第一期よりも肉の採り方が雑になったのである。骨が白く見えるほどきれいに肉をこそげ取る作業を放棄し、内蔵を丁寧に回収する作業をやめ、南極海に投棄してきているのがわかる。投棄自体は、国際条約上認められている範囲だが、見る人が見れば「もったいない」し、「肉先にありきの調査捕鯨なら、無駄な殺生をするな(少ない数で丁寧に収穫しろ)」ともいいたいだろう。そのせいか、第二次は1頭平均4.02tと、やや一期の収量に近づけているが、やはり0.3tほど少ない。
鯨肉の売り上げで運営されているような調査捕鯨なのに、なぜ売れるものを捨ててきているのだろう。
これは メッセージ 22254 (kujira77777 さん)への返信です.
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