ザトウクジラ本当に捕るの?②
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/11/19 17:13 投稿番号: [22253 / 62227]
■人員が減った日新丸船団
17日、この捕獲調査の主体である日本鯨類研究所が、プレスリリースを発表した。
・第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)の第三次調査の出港について
このプレスリリースにはhtml版とpdf版があるのだが、現時点では前者は標本採集計画数を「クロミンククジラ850頭±10%、ナガスクジラ10頭、ザトウクジラ50頭」とし、後者は「クロミンククジラ850頭±10%、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭」としている。どちらかが誤記と思われるが、国際捕鯨委員会(IWC)に2005年に提出された計画書では、後者ということになっている。
ここで注目するのは、船団の陣容である。プレスリリースの標題にもあるように、日本が1987年から行っている南極海鯨類捕獲調査は第二期に入っており、今回がその3回目となる。そこで「第三次調査」と銘打ってあるわけだ。
2005年にIWCに提出された第二期の計画書によれば、第二次までは、ミンククジラが850±10%(765〜935頭)、ナガスクジラ10頭、第三次からはミンククジラが850±10%(765〜935頭)、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭を捕獲することになっている。頭数でいっても、1,000頭を超える規模であり、商業捕鯨が中止になる直前の南極海での捕獲規模の半分を超えるところまで拡大したといえる。それだけではない。ナガスクジラもザトウクジラも、ミンククジラよりかなり大型のヒゲクジラである。
国立科学博物館の海棲哺乳類(鯨類)図鑑によれば、ミンククジラのオトナ(雄)が6〜9tなのに対して、ザトウクジラは30〜40t、ナガスクジラは60〜70tあるという。ざっくり計算しても、ザトウクジラは4倍、ナガスクジラは8倍の大きさということになる。つまり、調査のために処理するクジラの総重量は、最大でミンククジラ1,600頭分を超えることになる。十分に成長した個体ばかりを狙う商業捕鯨とは違うといっても、取り扱う重量からいえば、商業捕鯨時代の規模までもう少し、という規模ではある。
ところが、今回の総乗組員は、昨年より25人も少ない。過去2年間よりも、クジラの処理規模は1.5倍を超えるのに、である。標本採集船(捕鯨船)の乗組員も昨年より3、4人少ないが、いちばん目立つのは、捕鯨母船、つまりクジラを採寸したり解体したりする日新丸の乗組員数が9人少ない。その一方で捕鯨作業に直接従事しない(財)日本鯨類研究所の調査員数が18人と、こちらは三次までのなかで最も多い。全体の構成比でみると、調査員が増えて、実際の解体加工業務に従事する乗組員が、前回、前々回より減っていることになる。乗組員1人当たりの作業量は倍増といってもいい。そんなことが可能なのだろうか。
可能だとすれば、これまで「遊ばせすぎていた」ことになる。一般企業では考えられないだろう。順当に考えれば、作業量が増えるのである。しかし労働環境の安全を確保するという意味ではむやみには増やせないだろう。この陣容で、捕獲計画をフルスケールで展開するとは考えにくい第1の理由である。
ではなぜ人員が減ったのか、ひとつは実際の調査計画が公表されている規模よりも小さい可能性がある。もうひとつは、辞退者が多く補充が追いつかなかった可能性がある。今年、日新丸船団は2人の犠牲者を出している。1人は南極海での火災の際に逃げ遅れ、もう1人は北西太平洋で作業中に事故で亡くなった。職場環境として十分改善されたのかどうか、本人に意欲があっても家族が反対したっておかしくはない。
17日、この捕獲調査の主体である日本鯨類研究所が、プレスリリースを発表した。
・第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)の第三次調査の出港について
このプレスリリースにはhtml版とpdf版があるのだが、現時点では前者は標本採集計画数を「クロミンククジラ850頭±10%、ナガスクジラ10頭、ザトウクジラ50頭」とし、後者は「クロミンククジラ850頭±10%、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭」としている。どちらかが誤記と思われるが、国際捕鯨委員会(IWC)に2005年に提出された計画書では、後者ということになっている。
ここで注目するのは、船団の陣容である。プレスリリースの標題にもあるように、日本が1987年から行っている南極海鯨類捕獲調査は第二期に入っており、今回がその3回目となる。そこで「第三次調査」と銘打ってあるわけだ。
2005年にIWCに提出された第二期の計画書によれば、第二次までは、ミンククジラが850±10%(765〜935頭)、ナガスクジラ10頭、第三次からはミンククジラが850±10%(765〜935頭)、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭を捕獲することになっている。頭数でいっても、1,000頭を超える規模であり、商業捕鯨が中止になる直前の南極海での捕獲規模の半分を超えるところまで拡大したといえる。それだけではない。ナガスクジラもザトウクジラも、ミンククジラよりかなり大型のヒゲクジラである。
国立科学博物館の海棲哺乳類(鯨類)図鑑によれば、ミンククジラのオトナ(雄)が6〜9tなのに対して、ザトウクジラは30〜40t、ナガスクジラは60〜70tあるという。ざっくり計算しても、ザトウクジラは4倍、ナガスクジラは8倍の大きさということになる。つまり、調査のために処理するクジラの総重量は、最大でミンククジラ1,600頭分を超えることになる。十分に成長した個体ばかりを狙う商業捕鯨とは違うといっても、取り扱う重量からいえば、商業捕鯨時代の規模までもう少し、という規模ではある。
ところが、今回の総乗組員は、昨年より25人も少ない。過去2年間よりも、クジラの処理規模は1.5倍を超えるのに、である。標本採集船(捕鯨船)の乗組員も昨年より3、4人少ないが、いちばん目立つのは、捕鯨母船、つまりクジラを採寸したり解体したりする日新丸の乗組員数が9人少ない。その一方で捕鯨作業に直接従事しない(財)日本鯨類研究所の調査員数が18人と、こちらは三次までのなかで最も多い。全体の構成比でみると、調査員が増えて、実際の解体加工業務に従事する乗組員が、前回、前々回より減っていることになる。乗組員1人当たりの作業量は倍増といってもいい。そんなことが可能なのだろうか。
可能だとすれば、これまで「遊ばせすぎていた」ことになる。一般企業では考えられないだろう。順当に考えれば、作業量が増えるのである。しかし労働環境の安全を確保するという意味ではむやみには増やせないだろう。この陣容で、捕獲計画をフルスケールで展開するとは考えにくい第1の理由である。
ではなぜ人員が減ったのか、ひとつは実際の調査計画が公表されている規模よりも小さい可能性がある。もうひとつは、辞退者が多く補充が追いつかなかった可能性がある。今年、日新丸船団は2人の犠牲者を出している。1人は南極海での火災の際に逃げ遅れ、もう1人は北西太平洋で作業中に事故で亡くなった。職場環境として十分改善されたのかどうか、本人に意欲があっても家族が反対したっておかしくはない。
これは メッセージ 22252 (kujira77777 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa_1/22253.html