さあ!諸君!捕鯨問題だ!

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

また、シロクロ問題5

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/01/10 11:23 投稿番号: [2184 / 62227]
http://www.whaling.jp/isana/isana10.html
「勇魚」Mar.1994 No.10より以下抜粋

「今、南氷洋のシロナガス鯨資源を回復するには何が必要か」島一雄   水産庁次長   IWC日本政府代表
  IWCにおいて、フランス代表は南緯40度以南の南氷洋を鯨の聖域(サンクチュアリー)とする提案を行っていますが、南氷洋ではシロナガス鯨の捕獲によって生じた生態的空白にミンク鯨、カニクイアザラシ、及びぺンギンなど繁殖力の旺盛な小型の海産動物が大幅に増加し大型鯨類の回復を阻止しているとの説を、ケンブリッジ大学・ローズ博士、ロンドン大学インぺリアルカレッジ・ベディントン博士、ギャンベルIWC 事務局長など、数多くの科学者が警告しています。現在の南氷洋にサンクチュアリーとして生態系を放置して何も行わないのがよいのか、人間の手によって破壊した南氷洋の生態系を回復する努力をするのが良いのか、どちらが真剣にシロナガス鯨の回復を考えているのか明白でありましょう。

「南極海のシロナガスクジラ資源はなぜ回復しないのか」大隅清治   (財)日本鯨類研究所専務理事
  生物環境としては、捕食生物、被捕食生物、同じ餌と生活の場を利用する他の競合生物との3 つの部分が存在する。普通型シロの南極海での主要餌生物はナンキョクオキアミである。南極海で1960 年代から開始されたオキアミ漁業生産は最高年でも数十万トンに過ぎず、この豊富な餌生物の資源を減少させたとは考えられず、むしろ逆に捕鯨による主要ヒゲクジラ類の資源の減少により、余剰のオキアミが生じたと見なさなければならない。これはむしろ加入率の増加の要因となるので、実際の現象と矛盾する。シロの数少ない天敵として、シャチが考えられる。シャチの資源量は大きく、シロ資源が減少するにつれて、それだけシャチに攻撃される率は高まることが考えられ、それが自然死亡率の増加のひとつの原因となる可能性は否定できない。しかし、最も大きな原因はミンクとの生態的地位の競合であろう。
  シロが初期資源の0.5%にまで減少したのと逆に、ミンクの資源量は9.5 倍に増加し、南極海で捕鯨が開始される時点では後者の生物量は前者の4%(ミンク59 万トン、シロ1,500 万トン)に過ぎなかったが、現在では逆に79倍(ミンク560 万トン、シロ7 万トン)になっていると推定される。この大きな生物量の差は両者の生態的地位が大きく逆転していることを意味する。この現象は何頭ものミンクが、シロの空き家を占領してしまったことに譬えられる。ミンクはシロと索餌場、繁殖場を共有し、餌生物も共通であり、互いに最も競合して生活する。その競合には索餌場と繁殖場を含む生活空間のなかでの相互の軋轢によるストレスとが考えられる。そして、小数派のシロがストレスを増大させ、栄養の補給を不足させて、加入率の減少と、自然死亡率の増加をもたらし、純加入率が小さくなって、資源が回復しない結果となったのであろう。この解釈は、ミンクを間引かない限りシロの回復は保証されないことになり、それは捕鯨の再開に繋がるから、反捕鯨勢力はこの解釈に対して、必死に抵抗している。
  日本政府はシロ資源が回復しないでいる原因を解明して、その回復を促進するための、国際協同調査の提案を1993 年のIWC 年次会議に提出し、委員会もこれを受け入れた。この調査が早急に開始されて進展し、早く原因が究明され、それによって適切な回復措置がなされ、この貴重な鯨類資源が適正水準にまで回復して、再び合理的な資源利用ができるようになる日を心から待ち望んでいる。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)