環境運動は政府機関に侵入
投稿者: ts657738 投稿日時: 2003/02/01 10:52 投稿番号: [1886 / 62227]
http://www.whaling.jp/news/030130ns.html
2003年(平成15年)1月30日(木) 日刊水産通信
ルブランICFA事務局長が講演
来日中の米国水産協会(NFI)副会長で、国際水産団体連合(ICFA)の事務局長を務めているジャスティン・ルブラン氏は、28日大日本水産会の拡大国際対策委員会で、「反商業漁業運動を展開する国際環境保護団体の動向と対策」のテーマで講演し、「環境団体の運動は、人間中心の環境保全から、動物権を与え神聖視し、人類そのものの存在を排除する方向にあり、政府機関や教育に入り込み、信奉者を生み出している。この流れは長く変わることはなく、持続的利用側は、科学的な情報をもとに、環境団体と同様の手法で対抗していかなければならない」と強調した。
国際対策委では冒頭に米澤邦男委員長(日トロ底魚協会長)が挨拶し、「環境団体の問題は世界の漁業者の共通問題であり、米国での動向や、いかに対処していくか、ルブラン氏の話は参考になる」と述べた。
ルブラン氏は、ICFAの設立経緯、環境運動の流れ、最近の米国での動きなどを説明したが、そのポイントは概要次の通り。
[1]環境運動は過去100年の間に問題提起や戦術で大きく変化。特に第二次大戦後、人類に対する自然の恩恵に焦点を当てた環境保護論に始まり、(1)環境保全、(2)動物権擁護−の二つの問題を目標に展開されてきた。
[2]「環境保全」は、人間中心の考え方で、人間に害を与える物質、すなわち水質汚染産業廃棄物、大気汚染の排除へ、制度の制定などクリーンアップが世界中で実施されている。
[3]これに対し「動物権擁護」は、動物を人道的に扱い、象や鯨などカリスマ性のある巨大動物の絶滅を防ごうという願望から始まったが、特別な動物を保護するだけでなく、生息域も保護しようと、環境保全と動物権擁護が一体化。米国では、1980年ごろフクロウ保護のため森林の伐採を禁止し、森林産業の失業などは無視する政策がとられた。
[4]生息域を保護する問題提起は、自然の生態系に内在的価値をみる生物多様性の問題提起に進み、動物の保護から「神聖視」された保護へ変化してい行った。この内在的価値と神聖視は、自然を精神的、宗教的に評価した哲学で、人間、産業、開発に反対する考え方である。
人間が密林の掘っ建て小屋に住む生活を理想とし、病気や飢えを無視している。
そして、この考え方は陸上だけでなく、海洋にも及び、海洋保護区設定の働きがある。
[5]当初、環境団体は政府に協力し法律の整備などを進めてきたが、政府の対応に時間がかかると不満が高まり、過激な環境団体では誇大な宣伝活動や、グリーンピースのように調査捕鯨の妨害など実力行使を行うものもある。 最近の特徴として、法律の運用などに対し法的手段で流れを変えようとしており、米国海洋漁業局(NMFS)にも100件以上の訴訟がある。
長期の運動で信奉者輩出
[6]環境運動は、これまで長期間、政府機関や教育など体制に入り込み、信奉者の世代や人材を輩出しており、一般市民にも自然は保護すべきと抽象的な概念となり、人間は自然の恵みで生きていることを忘れている。
[7]世界観が根本的に違うため、このまま変わることはないとみられ、持続的利用派としても科学的情報を踏まえ、立場を訴えていく以外にない。しかし環境団体の年間活動費は最近減少傾向とはいえ、6000万ドルと推定され、100人のスタッフがおり、これに対しNFIはじめ水産団体関係の予算は合わせて十分の一にも満たない。
[8]なお環境運動のターゲットは約15年ぐらいで寿命があるようで、最初の森林から海洋になったものの、海洋も利用価値がなくなってきたようだ。次のターゲットが何かはわからない。
2003年(平成15年)1月30日(木) 日刊水産通信
ルブランICFA事務局長が講演
来日中の米国水産協会(NFI)副会長で、国際水産団体連合(ICFA)の事務局長を務めているジャスティン・ルブラン氏は、28日大日本水産会の拡大国際対策委員会で、「反商業漁業運動を展開する国際環境保護団体の動向と対策」のテーマで講演し、「環境団体の運動は、人間中心の環境保全から、動物権を与え神聖視し、人類そのものの存在を排除する方向にあり、政府機関や教育に入り込み、信奉者を生み出している。この流れは長く変わることはなく、持続的利用側は、科学的な情報をもとに、環境団体と同様の手法で対抗していかなければならない」と強調した。
国際対策委では冒頭に米澤邦男委員長(日トロ底魚協会長)が挨拶し、「環境団体の問題は世界の漁業者の共通問題であり、米国での動向や、いかに対処していくか、ルブラン氏の話は参考になる」と述べた。
ルブラン氏は、ICFAの設立経緯、環境運動の流れ、最近の米国での動きなどを説明したが、そのポイントは概要次の通り。
[1]環境運動は過去100年の間に問題提起や戦術で大きく変化。特に第二次大戦後、人類に対する自然の恩恵に焦点を当てた環境保護論に始まり、(1)環境保全、(2)動物権擁護−の二つの問題を目標に展開されてきた。
[2]「環境保全」は、人間中心の考え方で、人間に害を与える物質、すなわち水質汚染産業廃棄物、大気汚染の排除へ、制度の制定などクリーンアップが世界中で実施されている。
[3]これに対し「動物権擁護」は、動物を人道的に扱い、象や鯨などカリスマ性のある巨大動物の絶滅を防ごうという願望から始まったが、特別な動物を保護するだけでなく、生息域も保護しようと、環境保全と動物権擁護が一体化。米国では、1980年ごろフクロウ保護のため森林の伐採を禁止し、森林産業の失業などは無視する政策がとられた。
[4]生息域を保護する問題提起は、自然の生態系に内在的価値をみる生物多様性の問題提起に進み、動物の保護から「神聖視」された保護へ変化してい行った。この内在的価値と神聖視は、自然を精神的、宗教的に評価した哲学で、人間、産業、開発に反対する考え方である。
人間が密林の掘っ建て小屋に住む生活を理想とし、病気や飢えを無視している。
そして、この考え方は陸上だけでなく、海洋にも及び、海洋保護区設定の働きがある。
[5]当初、環境団体は政府に協力し法律の整備などを進めてきたが、政府の対応に時間がかかると不満が高まり、過激な環境団体では誇大な宣伝活動や、グリーンピースのように調査捕鯨の妨害など実力行使を行うものもある。 最近の特徴として、法律の運用などに対し法的手段で流れを変えようとしており、米国海洋漁業局(NMFS)にも100件以上の訴訟がある。
長期の運動で信奉者輩出
[6]環境運動は、これまで長期間、政府機関や教育など体制に入り込み、信奉者の世代や人材を輩出しており、一般市民にも自然は保護すべきと抽象的な概念となり、人間は自然の恵みで生きていることを忘れている。
[7]世界観が根本的に違うため、このまま変わることはないとみられ、持続的利用派としても科学的情報を踏まえ、立場を訴えていく以外にない。しかし環境団体の年間活動費は最近減少傾向とはいえ、6000万ドルと推定され、100人のスタッフがおり、これに対しNFIはじめ水産団体関係の予算は合わせて十分の一にも満たない。
[8]なお環境運動のターゲットは約15年ぐらいで寿命があるようで、最初の森林から海洋になったものの、海洋も利用価値がなくなってきたようだ。次のターゲットが何かはわからない。
これは メッセージ 1885 (ts657738 さん)への返信です.
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