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Re: 不適切な開発/水産無償資金協力|2ch

投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/04/14 05:38 投稿番号: [18611 / 62227]
4.3   不適切な開発   (4)

(27頁はじめから)
(結果として)日本の援助パッケージは水産業全体ということではなく、特に漁港のインフラストラクチャー
に対する資金手当という排他的なターゲットに絞られることになる。<96>
南太平洋についてタルトが指摘している。「援助は大規模インフラプロジェクトに集中するという主張は、
日本援助の便益が社会によって全般的に咀嚼されるということが起きにくいということを意味している。
大規模プロジェクトは島嶼国にとってしばしば堪え難いようなコスト負担をもたらす。いくつかのケース
では、プロジェクトは大飯喰らいの「ウドの大木」案件に終わった。特にバックアップサポートが無い場合に
そうなりがちである。...供与者の側から見れば気前の良い援助契約であっても、受領者の側から見れば
かならずしもその金額に見合ったものではない(有用でさえない)ということである。<97>

_____________________
<大飯喰らいの「ウドの大木」>の原語は<‘white elephants’   白象>、白い象はインドやタイで昔聖なる
獣として尊崇の対象だったが、もらっても厄介なので、昔国王が気に入らない臣下に下賜したと言われる。

4.3   不適切な開発   (5)

ザ・グレナディンヴォイスの編集人レスリー・ピエールは「ウドの大木(白象)水産物件は島嶼諸国の
いたるところにばらまかれている」と言う。彼の論争的レポートは続ける、「これらのいくつかのもの
は時代遅れのテクノロジーを使っているために、政府に過大なコスト負担をかけていることがわかった。
特に冷凍機の電力消費など、運転費用がコスト高の原因になっているのである...」98
2000年11月のBBC放送はセント・ヴィンセントから報道を送っている。「日本が建設した水産施設は
もう4年以上も空家です。地元の漁民たちはここをモデル・ヨットの倉庫に使っています。」99

ドミニカの状況についてポリー・パトゥーロが2001年7月、ザ・ガーディアンに分析を載せている、
「日本のドミニカへの最初の<ギフト>はここの首都、ロゾーの水産施設だった。金額は1200万US
ドル(800万英ポンド)。これよく目立つステイタスシンボルだった。しかし1999年のハリケーンで
一階が浸水し、高価な器具類が廃品となった。ここの支持者たちは漁獲高が上がったというが、そう
でない人々は施設が不適切だと言っている。彼らはここが主に事務所スペースとして使われ、貢献した
のは隣接するロゾー川のヘドロ詰まりぐらいのものだと言う。3台の冷凍車を含むいくつかの備品は
一度も使われたことがないのだそうである。ドミニカの人類学者、レノックス・ハニチャーチ博士は
「たとえばビオシュのプロジェクト[英国援助がサポートした漁協]と比べて、多くの援助がトップ
ダウンで行われていてコンサルティングを欠いている」、日本タイプの施設は地元での取引の伝統的な
パターンに考慮をはらっておらず、漁民の地位を低下させることになった、と語っている。」100
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