温暖化で20年後の日本はどうなる?

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Re: CO2排出抑制策では、食糧危機は救えな

投稿者: wakou_no_shison 投稿日時: 2008/08/13 22:54 投稿番号: [195 / 200]
スターンレビューで用いられている割引率というものも、相当意図
的に設定されているそうです。

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/yamaguchi/22/02.shtml
>そして、極端に低い割引率も問題と考える。すでに紹介した通り、(純時間選好)割引率をどのように設定するかは、費用便益分析の結果を左右する重大問題である。スターン・レビューでは、これを0.1%(ほぼゼロ)とし、これを用いて損害額をGDPの20%としている(内訳は大規模損害を含む市場損害5%。これに非市場損害を加えると14.4%。さらに途上国に人口で重み付けをすると20%。ただし、こうした数字の根拠の開示はない)。割引率に対してはトル(R. Tol)やノードハウスから、痛烈な批判が出された。後日、スターン・レビューのホームページに1.5%の割引率を適用した場合の損害が発表され、損害額は割引率0.1%の場合と比べて7割も低い数値となることがわかった。
>   つまり、スターン・レビューは費用便益分析に基づくものではなく、ノードハウスも言うように、「政治的文書」なのである。




割引率を意図的に低く設定するということは、早く対策すればする
ほど効果が高いという結論になりやすくなるということです。


http://www.e.u-tokyo.ac.jp/~kanemoto/bc/SEC3.PDF
>いま、意図的に低い割引率が用い
>られれば、社会的な便益の割引現在価値は過大に推定され、公共投資はどんどん実行
>されてしまう。逆に、高過ぎる割引率が用いられると、公共投資は殆ど実行されなく
>なる。



http://www-iam.nies.go.jp/aim/stern/20070216_AIMReviewOnReview_Ver8.pdf
3)について、これまでの推計で設定された割引率はせいぜい2〜3%までである。0.1%
の値を用いてモデル計算を行っている例は見あたらない。将来の影響を現在価値に近
い値で評価するため、より早めの対策が必要という結論が導き出されることが予想さ
れる。



要するに、霞ヶ関官僚が得意とするえんぴつなめなめの世界を高度
化して、読み手を煙に巻いたという話なんでしょうね。そしてこれ
に見事にひっかかったのが日本の大新聞や政治家ということなんで
しょう。

しかし最後の国環研のコメントは中身を読むと変ですね。各論点に
関しては冷ややかに書いているにもかかわらず、最後の全体評価の
ところではいきなり好意的な評価になっていて、結構違和感があり
ます。おそらくは最後の全体評価のところで霞ヶ関官僚からの圧力
があって、好意的な書き方にねじまげられたとか、そんなんじゃな
かろうかという感じがします。

偉い人は最後のところしか読みませんからね。

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