>>北朝鮮の経済特区
投稿者: ei835 投稿日時: 2003/11/16 12:36 投稿番号: [92912 / 232612]
>以上の要に非常に硬直的で、これでは北朝鮮は労働力を単に提供するのみのようなことで、これでは海外に出稼ぎするのと変らないような気がするのですが、いかがでしょうか
大体の大筋を書かれてしまったので(笑)、細かい補足を書いておきますと、労働者の契約は年単位・先払いで有りました。又支払いも労働者ではなく、北朝鮮政府に対して行うので、事実上の奴隷売買と言って良いでしょう。また、悪名高い「指導員(監視役)」「コーディネイター」も強制的に雇用させられました。しかも彼らの活動に口をはさまない、指示に従うと言う条件付で・・
資材購入や販売についても、仕入先・販売先(多くは中国側に設立された、幹部達のペーパーカンパニー)を最初から指定されていました。又、運送などについても指定された業者(軍・党幹部関係)との事前契約だったようです。
まあ、他にもインフラ整備に関する問題(電力不足・交通機能麻痺等)、出資と利益配当に関する問題(総てのケースにおいて北朝鮮側との合弁形式の強要、利益配当の独占、不明瞭な会計等)、馬鹿高い港湾施設利用費、軍事エリアが近いのでしょっちゅう係る航路・交通制限、ゆすり・たかり、資材運搬などでのいい加減な対応、男性に対する女性秘書の押し付け等、限が無かったようです。
>ユーラシアランド・ブリッジとかですが。個人的には、韓国発−北朝鮮−ロシア経由−欧州の鉄道計画にはかなりの疑問を思っています。
無論、私もこんなもの実現するとは思っていません。
元々、あの計画を立案しだしたのはUNDPで、1980年代初頭にスタートしました。が、すぐに中止されました。原因は広すぎる対象地域・関係各国の対立・予想される初期投資の額の高額化(当初800億ドルからでしたが途中で2000億ドルを突破したと言われます)により打ち切られました。この計画の第一段階にあったのが、ウラジオストック・大連・ソウルから鉄道を結び連結すると言うものでした。
結局計画は消滅し(それゆえ資料集めが困難です)、各国はそれを参考により現実的な構想に移りました(特に中国・韓国)。有名なところでは趙紫陽の「黄海大循環論」などが有るでしょう。またUNDPも300億ドルの投資と20年の期間での「豆満江開発計画」を計画します(羅津・先鋒はこれに基づいています)。
問題は北朝鮮・ロシアが当初の計画をあきらめきれなかった点です。我々から見れば馬鹿馬鹿しい計画ですが、北朝鮮・ロシアは実現されれば多大な外資の流入と、手付かずの資源開発事業に乗り出せ、陸海空の交通面の大幅な改善を見込めるからです。北朝鮮が韓国との鉄道や道路の連結を行うのもその現われです。
この妄想を後押ししたしまったのが「太陽政策」です。これにより
1:朝鮮半島から沿海州に至る地域での足並みがそろうと言う判断
2:韓国を通じての対日関係の改善・日本経済の資本と技術導入の現実化、資源などの消費者・購買者の確保
3:世界(特に米国・中国・欧州諸国)に対する平和・発展ムードの演出、援助の可能性の上昇
を、3者3様に見込みました。「南北首脳会談」の前後から北朝鮮とロシアが関係を強化したのは、貴殿ならばよくご存知でしょう。その際、金正日が日本との関係改善に楽観的な見通しを示した事も。あの関係改善、その後の日本との交渉に至る背景には、こういった事情もあるのです。
大体の大筋を書かれてしまったので(笑)、細かい補足を書いておきますと、労働者の契約は年単位・先払いで有りました。又支払いも労働者ではなく、北朝鮮政府に対して行うので、事実上の奴隷売買と言って良いでしょう。また、悪名高い「指導員(監視役)」「コーディネイター」も強制的に雇用させられました。しかも彼らの活動に口をはさまない、指示に従うと言う条件付で・・
資材購入や販売についても、仕入先・販売先(多くは中国側に設立された、幹部達のペーパーカンパニー)を最初から指定されていました。又、運送などについても指定された業者(軍・党幹部関係)との事前契約だったようです。
まあ、他にもインフラ整備に関する問題(電力不足・交通機能麻痺等)、出資と利益配当に関する問題(総てのケースにおいて北朝鮮側との合弁形式の強要、利益配当の独占、不明瞭な会計等)、馬鹿高い港湾施設利用費、軍事エリアが近いのでしょっちゅう係る航路・交通制限、ゆすり・たかり、資材運搬などでのいい加減な対応、男性に対する女性秘書の押し付け等、限が無かったようです。
>ユーラシアランド・ブリッジとかですが。個人的には、韓国発−北朝鮮−ロシア経由−欧州の鉄道計画にはかなりの疑問を思っています。
無論、私もこんなもの実現するとは思っていません。
元々、あの計画を立案しだしたのはUNDPで、1980年代初頭にスタートしました。が、すぐに中止されました。原因は広すぎる対象地域・関係各国の対立・予想される初期投資の額の高額化(当初800億ドルからでしたが途中で2000億ドルを突破したと言われます)により打ち切られました。この計画の第一段階にあったのが、ウラジオストック・大連・ソウルから鉄道を結び連結すると言うものでした。
結局計画は消滅し(それゆえ資料集めが困難です)、各国はそれを参考により現実的な構想に移りました(特に中国・韓国)。有名なところでは趙紫陽の「黄海大循環論」などが有るでしょう。またUNDPも300億ドルの投資と20年の期間での「豆満江開発計画」を計画します(羅津・先鋒はこれに基づいています)。
問題は北朝鮮・ロシアが当初の計画をあきらめきれなかった点です。我々から見れば馬鹿馬鹿しい計画ですが、北朝鮮・ロシアは実現されれば多大な外資の流入と、手付かずの資源開発事業に乗り出せ、陸海空の交通面の大幅な改善を見込めるからです。北朝鮮が韓国との鉄道や道路の連結を行うのもその現われです。
この妄想を後押ししたしまったのが「太陽政策」です。これにより
1:朝鮮半島から沿海州に至る地域での足並みがそろうと言う判断
2:韓国を通じての対日関係の改善・日本経済の資本と技術導入の現実化、資源などの消費者・購買者の確保
3:世界(特に米国・中国・欧州諸国)に対する平和・発展ムードの演出、援助の可能性の上昇
を、3者3様に見込みました。「南北首脳会談」の前後から北朝鮮とロシアが関係を強化したのは、貴殿ならばよくご存知でしょう。その際、金正日が日本との関係改善に楽観的な見通しを示した事も。あの関係改善、その後の日本との交渉に至る背景には、こういった事情もあるのです。
これは メッセージ 92681 (sofiansky2003 さん)への返信です.