空母は対中国の戦略兵器2
投稿者: inakamonodemisawa 投稿日時: 2003/09/01 00:01 投稿番号: [84633 / 232612]
では、中国が計画している軽空母とはどのようなものなのか。
まず、搭載航空機の面からいうと、中国はV/STOL(垂直、短距離離着陸)機の入手が期待できないため、空母にはCTOL(通常離着陸)機を搭載することになるだろう。
V/STOL機としては、旧ソ連がキエフ級空母4隻に搭載させたYak38フォ ージャーがあったが、航続距離や搭載重量などに問題があった。その後、後継機YakーI41フリーハンドの開発に着手したものの、深刻な財政難のため打ち切られたままになっている。 現在、世界中で実用に供しうるV/STOL機は、イギリスのシー・ハリアーFRS・1とアメリカのV22オスプレイの2機種のみだ。これらの技術が中国にわたるとは考えられない。
一方、中国の空母に搭載されるCTOL機については、米海軍情報部は、現在開発中の単座多目的軽量戦闘機Fー10の海軍型になるだろうと予測している。これは、陸上機のFー10に、着艦のための拘束装置を備えさせ、脚や機体の強度を強化、さらにエンジン出力を増大させて主翼を折りたたみ式にするなどの改造を加えたものだ。
しかし、一般的にいって陸上機を艦載機に改造することは技術的に難しい。もし 、中国がFー10の改造に失敗した場合は、ロシアの空母アドミラル・クズネツォフに搭 載中のCTOL機と同一のSuー33、もしくはSuー25フロッグフットといった機種をロシアから導入する可能性もある。
空母艦隊に不可欠な警戒と戦闘指揮を行う早期警戒機については、ハイテク機器が集中するため、かつてのソ連では開発に失敗している。現在実用化されているのはアメリカのEー2Cホークアイのみであるため、それが中国に渡るとは考えられず、中国は早期警戒機についても自国での開発に頼らねばならないだろう。
空母本体の状況も、実は意外に前途多難である。というのも、CTOL機を安全かつ効率的に発着艦させるためには、発艦促進装置であるカタパルトが極めて重要になるが、中国の空母にこのカタパルトは期待できないのだ。なぜなら、現在、このカタパ ルト技術はアメリカの独占状況にあり、これも他の技術同様、中国に導入されることは あり得ないからだ。
やはりカタパルトを導入できなかったロシアの空母アドミラル・クズネツォフの場合、300mの全長と、スキーのジャンプ台のような形状の甲板を使用してSuー33などを発艦させている。中国が同じような形式をとるとすれば、ロシア同様約300m の離陸滑走距離が最小限必要で、それに見合う船体は排水量5〜6万トンで、搭載機数 は40〜50機ぐらいになる。
これらにかかる建造経費は、解放軍報の中では軽空母が約30億元(約3・8億ドル)中型空母で約45億元(約5・6億ドル)と報じられている。しかし、この見積も りはあまりにも安いといわざるを得ない。
しかも、空母は当然のことながら搭載機が必要となる。1個航空群の機体合計価格と整備用機材を合わせた価格は、およそ空母1隻分の建造費に相当し、さらに、空母 を護衛する艦艇部隊などに要する費用は莫大なものになる。空母の建造は脆弱な中国経済を圧迫することは必定であろう。
これらの諸問題を含みながらも、中国海軍の空母は出現するだろう。ただし、これまでに6隻の空母建造を実現させたロシアでさえ、アドミラル・クズネツォフの建造に 10年以上の歳月がかかっている。中国とって空母建造が初めての試みだということを考えれば、出現は2015年以降になるのではないか。
しかし、時期はいつであれ中国が空母を所有することが現実となったとき、先述のように周辺地域に与える影響は計り知れないものがある。
まず、搭載航空機の面からいうと、中国はV/STOL(垂直、短距離離着陸)機の入手が期待できないため、空母にはCTOL(通常離着陸)機を搭載することになるだろう。
V/STOL機としては、旧ソ連がキエフ級空母4隻に搭載させたYak38フォ ージャーがあったが、航続距離や搭載重量などに問題があった。その後、後継機YakーI41フリーハンドの開発に着手したものの、深刻な財政難のため打ち切られたままになっている。 現在、世界中で実用に供しうるV/STOL機は、イギリスのシー・ハリアーFRS・1とアメリカのV22オスプレイの2機種のみだ。これらの技術が中国にわたるとは考えられない。
一方、中国の空母に搭載されるCTOL機については、米海軍情報部は、現在開発中の単座多目的軽量戦闘機Fー10の海軍型になるだろうと予測している。これは、陸上機のFー10に、着艦のための拘束装置を備えさせ、脚や機体の強度を強化、さらにエンジン出力を増大させて主翼を折りたたみ式にするなどの改造を加えたものだ。
しかし、一般的にいって陸上機を艦載機に改造することは技術的に難しい。もし 、中国がFー10の改造に失敗した場合は、ロシアの空母アドミラル・クズネツォフに搭 載中のCTOL機と同一のSuー33、もしくはSuー25フロッグフットといった機種をロシアから導入する可能性もある。
空母艦隊に不可欠な警戒と戦闘指揮を行う早期警戒機については、ハイテク機器が集中するため、かつてのソ連では開発に失敗している。現在実用化されているのはアメリカのEー2Cホークアイのみであるため、それが中国に渡るとは考えられず、中国は早期警戒機についても自国での開発に頼らねばならないだろう。
空母本体の状況も、実は意外に前途多難である。というのも、CTOL機を安全かつ効率的に発着艦させるためには、発艦促進装置であるカタパルトが極めて重要になるが、中国の空母にこのカタパルトは期待できないのだ。なぜなら、現在、このカタパ ルト技術はアメリカの独占状況にあり、これも他の技術同様、中国に導入されることは あり得ないからだ。
やはりカタパルトを導入できなかったロシアの空母アドミラル・クズネツォフの場合、300mの全長と、スキーのジャンプ台のような形状の甲板を使用してSuー33などを発艦させている。中国が同じような形式をとるとすれば、ロシア同様約300m の離陸滑走距離が最小限必要で、それに見合う船体は排水量5〜6万トンで、搭載機数 は40〜50機ぐらいになる。
これらにかかる建造経費は、解放軍報の中では軽空母が約30億元(約3・8億ドル)中型空母で約45億元(約5・6億ドル)と報じられている。しかし、この見積も りはあまりにも安いといわざるを得ない。
しかも、空母は当然のことながら搭載機が必要となる。1個航空群の機体合計価格と整備用機材を合わせた価格は、およそ空母1隻分の建造費に相当し、さらに、空母 を護衛する艦艇部隊などに要する費用は莫大なものになる。空母の建造は脆弱な中国経済を圧迫することは必定であろう。
これらの諸問題を含みながらも、中国海軍の空母は出現するだろう。ただし、これまでに6隻の空母建造を実現させたロシアでさえ、アドミラル・クズネツォフの建造に 10年以上の歳月がかかっている。中国とって空母建造が初めての試みだということを考えれば、出現は2015年以降になるのではないか。
しかし、時期はいつであれ中国が空母を所有することが現実となったとき、先述のように周辺地域に与える影響は計り知れないものがある。
これは メッセージ 84632 (inakamonodemisawa さん)への返信です.