兵站・補給・輸送・衛生①
投稿者: masa4618 投稿日時: 2003/03/30 23:01 投稿番号: [59564 / 232612]
(1)兵站とは
兵站とは、軍隊の維持と、其の作戦遂行を可能ならしめる為に必要不可欠の支援機能で、食糧、燃料、弾薬、
兵器等の軍の維持及び作戦遂行に不可欠な物資の補給、物資及び兵員の輸送、傷病兵の後送を行なう衛生、
損傷した兵器、装備の回収整備、作戦地域の道路、橋梁、其の他施設の建設等から成り、
其の成否は作戦そのものの成否を左右するのみならず、軍及び兵員の存在の維持すら不可能となってしまう。
兵站は、本国の策源(兵站物資の生産、補給の源泉)から、各級軍組織の兵站組織を経て、
最終的には前線の兵員一人一人に至るまでの一貫した活動であり機能である。
其れを実施する組織は、本国の中央兵站基地から、各級軍の兵站基地と第一戦部隊の野戦兵站組織を鉄道を鉄道、
道路、航路(船舶)等の輸送網で連接したものである。
兵站活動は、此の組織を通じて、一時の途切れも無く第一戦の先頭部隊を支援し、其の戦力を維持、増強するのである。
2)軍の各級部隊の作戦地域と兵站組織
各国軍隊の組織は、国によって其の規模、編成は多少異なるものの、基本的には上から軍集団、軍、
軍団、師団、連隊等となっている。此れ等の各級部隊は、其々行動する作戦地域を有しており、
更に其の作戦地域は前方の戦闘地域と後方の後方地域に分けられる。戦闘地域は戦闘を行なう第一戦部隊が展開、
行動する地域で、後方地域は戦闘地域で作戦する部隊に対して兵站支援を行なう地域である。
此れ等の各級軍部隊の後方地域に展開した兵站組織には、本国の中央兵站基地(工場、補給処、兵器廠等)を
出発点として作戦軍の軍集団後方地域には軍集団兵站基地が、軍後方地域には軍兵站基地が有り、
此れ等が鉄道、道路、航路で結ばれて活動する。前方の戦闘地域には軍団兵站支援基地が、
更に其の前方には師団段列地域と連隊以下の部隊段列地域が設けられて第一線戦闘部隊を兵站支援する。
本国の中央兵站基地に始まり各兵站基地、支援地域及び段列を結ぶルートを後方連絡線(LOC=Line of Communications)
と言い、其の中で特に重要で常に確保、維持すべきものとして指定された輸送ルートを
補給幹線(MSR=Main Supply Route)と云う。
此れ等の兵站組織での兵站活動に対する指揮監督の最高責任者は陸軍兵站総監である。
(3)補給
補給とは、部隊に必要な物資を調達・取得して、第一線補給部隊に供給する機能及び其の業務である。
其の主な補給品目は食糧、弾薬、燃料、兵器、装備等である。
補給の方式には、上級部隊が補給系統により下級部隊に物資を補給する追送と現地で取得する現地調達がある。
其の都度追送出来ない場合は事前集積を行なう。更に長期間遠く離れて行動する独立部隊には、
作戦の間必要な物資を事前に割り当てる一括割り当て補給を行なう。追送には、部隊の請求による
請求補給と請求する事無く行なう推進補給が有る。
【品目毎の補給業務】
部隊が活動する為には様々な物資が必要とされるが、其の主要な品目と、其の特性は以下の通りである。
食糧 :食糧は、兵員各人の生存を維持するのに必要不可欠の補給品であり、
部隊の行動、戦況に関わらず一定量が継続的に消費される。
又、現地調達が可能である。
弾薬 :部隊の戦闘に必要不可欠の品目で、其の消費量は戦況により大きく異なり、
その重量は全補給品中で最大を占める。
燃料・油脂類 :ガソリン、軽油、灯油等と潤滑油、ブレーキ油、グリース、不凍液等で、
部隊の行動の原動力であり継続的に消費され、更に戦況、季節によって
消費量は異なり、機甲部隊、機械化部隊では一般部隊より大量に消費される。
兵器・装備類 :各兵種部隊が保有する戦車、火砲、車両、火器、通信機、工兵器材、衛生資材等で
各部隊の戦力発揮には不可欠であるが、継続的に消費される事は無く間欠的で、
此れ等の補給は、損傷、故障した兵器類の回収、整備と表裏一体となって行なうものである。
兵站とは、軍隊の維持と、其の作戦遂行を可能ならしめる為に必要不可欠の支援機能で、食糧、燃料、弾薬、
兵器等の軍の維持及び作戦遂行に不可欠な物資の補給、物資及び兵員の輸送、傷病兵の後送を行なう衛生、
損傷した兵器、装備の回収整備、作戦地域の道路、橋梁、其の他施設の建設等から成り、
其の成否は作戦そのものの成否を左右するのみならず、軍及び兵員の存在の維持すら不可能となってしまう。
兵站は、本国の策源(兵站物資の生産、補給の源泉)から、各級軍組織の兵站組織を経て、
最終的には前線の兵員一人一人に至るまでの一貫した活動であり機能である。
其れを実施する組織は、本国の中央兵站基地から、各級軍の兵站基地と第一戦部隊の野戦兵站組織を鉄道を鉄道、
道路、航路(船舶)等の輸送網で連接したものである。
兵站活動は、此の組織を通じて、一時の途切れも無く第一戦の先頭部隊を支援し、其の戦力を維持、増強するのである。
2)軍の各級部隊の作戦地域と兵站組織
各国軍隊の組織は、国によって其の規模、編成は多少異なるものの、基本的には上から軍集団、軍、
軍団、師団、連隊等となっている。此れ等の各級部隊は、其々行動する作戦地域を有しており、
更に其の作戦地域は前方の戦闘地域と後方の後方地域に分けられる。戦闘地域は戦闘を行なう第一戦部隊が展開、
行動する地域で、後方地域は戦闘地域で作戦する部隊に対して兵站支援を行なう地域である。
此れ等の各級軍部隊の後方地域に展開した兵站組織には、本国の中央兵站基地(工場、補給処、兵器廠等)を
出発点として作戦軍の軍集団後方地域には軍集団兵站基地が、軍後方地域には軍兵站基地が有り、
此れ等が鉄道、道路、航路で結ばれて活動する。前方の戦闘地域には軍団兵站支援基地が、
更に其の前方には師団段列地域と連隊以下の部隊段列地域が設けられて第一線戦闘部隊を兵站支援する。
本国の中央兵站基地に始まり各兵站基地、支援地域及び段列を結ぶルートを後方連絡線(LOC=Line of Communications)
と言い、其の中で特に重要で常に確保、維持すべきものとして指定された輸送ルートを
補給幹線(MSR=Main Supply Route)と云う。
此れ等の兵站組織での兵站活動に対する指揮監督の最高責任者は陸軍兵站総監である。
(3)補給
補給とは、部隊に必要な物資を調達・取得して、第一線補給部隊に供給する機能及び其の業務である。
其の主な補給品目は食糧、弾薬、燃料、兵器、装備等である。
補給の方式には、上級部隊が補給系統により下級部隊に物資を補給する追送と現地で取得する現地調達がある。
其の都度追送出来ない場合は事前集積を行なう。更に長期間遠く離れて行動する独立部隊には、
作戦の間必要な物資を事前に割り当てる一括割り当て補給を行なう。追送には、部隊の請求による
請求補給と請求する事無く行なう推進補給が有る。
【品目毎の補給業務】
部隊が活動する為には様々な物資が必要とされるが、其の主要な品目と、其の特性は以下の通りである。
食糧 :食糧は、兵員各人の生存を維持するのに必要不可欠の補給品であり、
部隊の行動、戦況に関わらず一定量が継続的に消費される。
又、現地調達が可能である。
弾薬 :部隊の戦闘に必要不可欠の品目で、其の消費量は戦況により大きく異なり、
その重量は全補給品中で最大を占める。
燃料・油脂類 :ガソリン、軽油、灯油等と潤滑油、ブレーキ油、グリース、不凍液等で、
部隊の行動の原動力であり継続的に消費され、更に戦況、季節によって
消費量は異なり、機甲部隊、機械化部隊では一般部隊より大量に消費される。
兵器・装備類 :各兵種部隊が保有する戦車、火砲、車両、火器、通信機、工兵器材、衛生資材等で
各部隊の戦力発揮には不可欠であるが、継続的に消費される事は無く間欠的で、
此れ等の補給は、損傷、故障した兵器類の回収、整備と表裏一体となって行なうものである。
これは メッセージ 59561 (masa4618 さん)への返信です.