Re: 朝日に匂う櫻花
投稿者: komash0427 投稿日時: 2007/01/23 22:54 投稿番号: [230132 / 232612]
>本間中将は皇室と日本、それに仕える自身を誇りとしていただけではなく、「家」に対する誇りも持っていたはずで、これは車の両輪のごときものと思います。
近代化の洗礼をまさに受けたとも言える、当時の先進的な女性を伴侶に迎え、後に離縁しています。
この女性は家庭をあまり顧みることがなく、さらに本間中将の郷里(佐渡島)の実母と妻の諍いが絶えず、さらに妻の素行不良が加わり本間中将は頭を悩ませていました。
単身赴任の駐ロンドン大使館武官時代には思いつめた本間中将は自殺を図ろうとしたこともあったそうです。
妻は有名な陸軍大将の令嬢で、申し分のない家柄出身で、美貌にも恵まれていました。
結婚前に「この結婚は上手くいかないから考え直せ」と陸大同期の今村均大将から忠告されいましたが、耳を貸すことはありませんでした
本間中将の妻は、周囲の心配をよそに有名画家との浮き名を噂されたり、舞台女優としても活躍をしていた時期があり、家に留まることよりも自分の世界を広げることに感心が強かったそうです。著者はこの女性の存命中にインタビューをしていますが、自分本位な性格が色濃かったようです。
周りの同僚や上司からは「軍人たるものそんな弱腰でどうするか」と非難、叱責をされるのですが、妻への愛情から、なかなか厳しいことも言えず、悩みは深まるばかりでしたが、ついに妻と離婚することになりました。
挫折を乗り越えた本間中将は2度目の結婚により幸せな家庭を築くことになります。
夫は妻を、妻は夫を尊敬し、深い愛情で結ばれました。
敗戦後にフィリピンで軍事裁判にかけられた夫の無実を訴えるため、マニラの軍事法廷で証言した妻は衆目の見守る中なにものをも恐れず、毅然とした態度で堂々と主張すべきことを主張します。
ゆるぎない夫への信頼、愛情溢れる思いを臆することなく熱く語る一人の女性の姿は、戦前・戦中に米国民が日本女性に対して抱いていた、自分を殺し常に家と夫に従容として付き従うという想像とはかけ離れたものであり、彼女の訴えは日本のみならず米国民の心をも大きく揺さぶりました。
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これは メッセージ 230114 (shinzerosen01 さん)への返信です.
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