小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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当たり前の通念を見直す

投稿者: gurit_gogo 投稿日時: 2005/12/01 19:00 投稿番号: [223850 / 232612]
最近たまたま、江戸時代の武士の日常の金銭生活を描いた「武士の家計簿」(新潮新書)を読み返していたところです。

江戸時代の武士の家計簿を通してそこで描写される女性の立場は、なかなかどうして、ある意味武士である男性よりも優位にたっていたといえないこともありません。また「武士の離縁状」という論文があるそうですが、ここでも「貞婦は二夫にまみえず」という概念も、当時の記録からすると嘘っぱちで、離婚再婚が多々あったそうです。

一概に男性>女性だったわけではないようです。

日本は「男系」社会なのでしょうが、これも東アジア=朝鮮半島や中国などの儒教社会との中で比較するとそれはそれは非常にソフトな男系社会です。

だからといって女性からしたら男性優勢社会を容認できるものではないと思いますが、朝鮮半島や中国の男系社会と比較してみることもまた必要かと思います。

ちなみに江戸時代は身分固定の社会ではありません

町娘が将軍様のご生母になることもありますし、武士が進んで武士を辞めることもあり、百姓といえども苗字帯刀が許され、商人でも武士になることができる時代でした。

時の権力者は、政権の正統性やその正統性をより高めるために、前の時代を徹底的に悪く描く習性が古今東西に共通しています。ですので、道徳や倫理などは一度洗いなおしてみるとよいと思っています。


3.天皇という地位の意味

天武天皇の崩御のあとに即位した女性である持統天皇は、天智天皇の娘にして、天智天皇の異母弟である、天武天皇の后でした。自分の叔父さんと結婚したわけです。

ちなみに天武天皇、すなわち即位前の大海皇子は、壬申の乱により、実兄の息子である大友皇子、すなわち、甥っ子と政権争いを行って、天皇の地位を実力で勝ち取った人物です。

肉親による骨肉相食むすさまじい衝突だったわけです。

異母兄弟とはいえ、持統天皇の兄弟にあたる大友皇子を自分の夫が滅亡に追い込んだ当の本人になるわけですから。


持統天皇の「持統」という言葉の意味は、「代々続いた血統を維持した」功績によって、「持統」という諡(おくりな)を贈られています。

実は「持統」という言葉は、「継体持統」という言葉から出てきています。

そして継体天皇という天皇も存在しました。

継体天皇はもともとは皇室の血を引く人だったそうですが、それも5代前に分家した祖先の血を引く人だそうです。即位する前は越の国(今の新潟県か富山県)あたりに住んでいたそうです。

このように皇室にゆかりの薄い人物がなぜ突然天皇に即位できたのか。

やはり継体天皇の前の天皇が死んだときに天皇家には男子がいなかったそうです。

そのためあちこちから天皇にふさわしい、もっとも天皇に近い血筋を探し出したところ越の国にいる人物を即位させたそうです。

5代前といえば少なくとも100年前に分家した家系です。現代の感覚では肉親でも親戚でもありませんが、そこまでして血統の存続を実現しようとしています。

そのため、継体天皇も、持統天皇同様(継体天皇が先ですが)、血統の継続を称えられて「継体」というめでたい言葉を諡とされています。
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