小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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交渉リードした「情報戦略」(下)

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/09/25 00:26 投稿番号: [217419 / 232612]
  「連携演出」に必死の日本

  一方、北朝鮮首席代表の金桂冠外務次官は10日目の8月4日と13日目の7日に記者団の前に姿を現した。4日には「皆さんも知っている一国だけが(北朝鮮の主張に)反対している」と強調。前日夜にヒル次官補が記者団に語った「北朝鮮を除く5ヶ国が基本的に受けいれた」を意識し、切り返した発言だ。

  金次官はこれまでの協議時と同様に、記者団に「皆さん、こんなに暑い天気なのに、取材ご苦労様です」などと話しかけ、「微笑戦術」に出た。ただ、「原則論」を繰り返すだけでは、メディアによる駆け引きを駆使するヒル次官補にはかなわないことも浮き彫りになった。

  佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長も、日本人拉致問題を協議するための日朝直接会談がなかなか実現しない中、ヒル次官補との連携を示し、存在感を示すしか方法はなかった。記者団を前に米国を「同盟国」と強調したり、協議日程が立て込んでいない日に、記者団が待ち構える横の喫茶店でヒル次官補とお茶を飲むなど必死の「演出」を繰り返した。

  日本代表団筋は、協議が最終局面を迎えた5日夜、日本人記者団に「週明けまでがんばってやってみてそれで駄目なら次の手を考えるかもしれない」と明かした。しかし、外交筋によると、ヒル次官補はすでに週明けまでの休会を視野に入れていた。協議はヒル次官補の方針通り、6日夜には休会で各国が合意し、7日午前に正式決定した。

  中国も議長国でありながら、共同文書採択に向けた執念ではヒル次官補にはるか及ばなかった。秦服報道局長は最終段階で「共同文書だけが6カ国協議の成否を示すものではない」と発言。武次官も休会を受けた記者会見で「休会明けの会合で共同文書が採択されるかどうかは保証できない」と述べ、あくまで弱気だった。

  共同文書採択が「目に見える進展」を意味し、共同文書そのものよりも拘束力の弱い議長声明では協議そのものの失敗との見方が大勢を占める中、9月の胡錦濤国家主席の訪米を控えた中国は、国際社会へのメンツから、6カ国協議の枠組み維持を最優先したいというのが大方針。事前に「期待値」を下げておくことで、共同文書が採択されなくても、「前進」を示す思惑があるのだ。

  これとは対照的に、ヒル次官補は最後に「9月にも北朝鮮の核放棄を検証するための査察措置を話し合いたい」と語った。休会明けの会合で共同文書が採択されることを前提とした発言で、あくまで協議を先導しようと意欲的だ。
(以上)
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>   ケリー前首席代表は記者団に対し、朝は「グッドモーニング」、夜は「ロングデー」などと一言しか発せず、会合でも「紙の読み上げが中心。最終局面では必ずホワイトハウスの指示を受けないと回答しなかった」(協議筋)という。

>   一方、ヒル次官補はブッシュ大統領やライス国務長官らの信任も厚く、交渉権限も与えられていた。「私は強い忍耐力を持ち続けている。合意に達するためにここ(北京)に来た」と繰り返した言葉は自信にあふれ、内容も予想を越えたものだった。

協議への姿勢がこれまでとは正反対、だというのが今回の特徴。

次回は9月20日の各紙の報道から。
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