主体思想って2
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/11/08 05:37 投稿番号: [157481 / 232612]
⑧北朝鮮統治者たちは首領絶対主義を正答化するため、封建的忠孝思想を利用した。
封建的忠孝思想は、父母あっての子供であるため、父母は子供の生命の恩人であり、主人であるという思想から出発する。
子供は父母から生命を与えられたため、父母を大事にすること、すなわち孝心を尽くすことを至上の道徳としなければならないというのである。
そして国家は家族が結合して作られているものとみて、すべての家族の共同の父となり、すべての家族の頭が王であるというのである。
ゆえに王はすべての家族の父となり、すべての家族は王を共同の父と奉じ、子供が父母に孝心を尽くすように王に忠誠を尽くさねばならないというのである。
(↑ここのところは他の北朝鮮関係者も説いているところです)
⑨北朝鮮統治者たちはこのような忠孝にかんする封建思想を首領が「人民大衆の社会政治的生命の父母」という概念と結びつけた。
肉体的生命は父母が与えてくれる。
しかし国家と社会の主人として生きることのできる生命である社会政治的生命は父母が与えるのではなく首領が与えてくれる。
それは首領の指導があってこそ党が存在し、党の指導があってこそ人民の政権が存在し、人民の政権があってこそすべての人々が国家と社会の主人として生きることができるからである。
肉体的生命は動物もみなもっている。
肉体的生命をもっているだけで国家と社会の主人として生きることはできない。
国家と社会の主人として生きうる生命は、肉体的生命ではなく社会政治的生命であり、社会政治的生命は肉体的生命とは比べものにならない。
(主体思想と儒教の巧みな融合がみられると思います)
⑩では首領は誰が選出するのか。
首領は誰が選出するものでもなく、人民が推戴するというのである。
首領は人民が選出するのではなく、人民によって推戴させるようにしむけるとう論理に従うならば、首領は人民に服務するのではなくただ恩恵を施すだけであり、人民は首領の恩恵に報いるために忠誠を尽くさなければならないという結論だけが出てくる。
こうして首領は党と国家と人民の上に立つ神聖不可侵の存在として認められ、人民の運命を開拓することに決定的な役割をはたすものと認められるようになった。
(これはもう新王朝の創出ですが、中国の歴代王朝が誕生するの時は天の命とかというような考え方が見られるが、微妙に異なるような)
⑪北朝鮮は当初はスターリン主義をそのまま自分たちの指導思想として受け入れた。
朝鮮戦争後金日成はソ連と中国間の勢力均衡を巧みに利用しながら、まず南労党を粛正し、ついでソ連派と中国派を粛正することにより、自派を中心とする独裁を樹立することに成功した。
この時から金日成は、大国(ソ連)にたいする事大主義と大国のものを機械的に模倣する教条主義を強く批判しながら、主体を確立する思想を強調し始めた。
もちろんソ連の隷属から脱け出して主体を確立する問題は、北朝鮮だけでなく他の社会主義国家や国際共産主義運動で提起される重要な問題であった。
(中国・ユーゴスラビア等の)国際的動きを背景として、事大主義と教条主義に反対し、主体を確立することについての金日成の思想は、大衆の支持を得ることができ、また一定の肯定的役割をしたと評価できる。
⑫当初金日成は、主体を確立する問題を、ソ連の隷属から脱け出し、自派を中心とした独裁、自己を唯一の首領とする独裁を樹立することに利用した。
これとともに金日成はマルクス・レーニン主義を朝鮮の現実に創造的に適用するというスローガンを掲げて、独自の政策を押し出した。
思想における主体、政治における自主、経済における自立、国防における自衛の原則はこの時期に提起されたものであり、あわせて自主的立場と創造的立場を、依拠すべき根本的立場として宣布した。
しかし、先に述べたように、1960年代後半に入って、主体思想は首領絶対主義へと転換されはじめた。
このときまでは主体思想はあくまでもマルクス・レーニン主義を朝鮮の具体的実情に合わせて適用したものと認められていた。
(以上までは、どこにでもあるような共産主義+民族主義であり、毛沢東主義もこの範ちゅうにはいるのかも。
以下のところから黄長菀の筆が踊るとともに難解になっていく)
(next→)
封建的忠孝思想は、父母あっての子供であるため、父母は子供の生命の恩人であり、主人であるという思想から出発する。
子供は父母から生命を与えられたため、父母を大事にすること、すなわち孝心を尽くすことを至上の道徳としなければならないというのである。
そして国家は家族が結合して作られているものとみて、すべての家族の共同の父となり、すべての家族の頭が王であるというのである。
ゆえに王はすべての家族の父となり、すべての家族は王を共同の父と奉じ、子供が父母に孝心を尽くすように王に忠誠を尽くさねばならないというのである。
(↑ここのところは他の北朝鮮関係者も説いているところです)
⑨北朝鮮統治者たちはこのような忠孝にかんする封建思想を首領が「人民大衆の社会政治的生命の父母」という概念と結びつけた。
肉体的生命は父母が与えてくれる。
しかし国家と社会の主人として生きることのできる生命である社会政治的生命は父母が与えるのではなく首領が与えてくれる。
それは首領の指導があってこそ党が存在し、党の指導があってこそ人民の政権が存在し、人民の政権があってこそすべての人々が国家と社会の主人として生きることができるからである。
肉体的生命は動物もみなもっている。
肉体的生命をもっているだけで国家と社会の主人として生きることはできない。
国家と社会の主人として生きうる生命は、肉体的生命ではなく社会政治的生命であり、社会政治的生命は肉体的生命とは比べものにならない。
(主体思想と儒教の巧みな融合がみられると思います)
⑩では首領は誰が選出するのか。
首領は誰が選出するものでもなく、人民が推戴するというのである。
首領は人民が選出するのではなく、人民によって推戴させるようにしむけるとう論理に従うならば、首領は人民に服務するのではなくただ恩恵を施すだけであり、人民は首領の恩恵に報いるために忠誠を尽くさなければならないという結論だけが出てくる。
こうして首領は党と国家と人民の上に立つ神聖不可侵の存在として認められ、人民の運命を開拓することに決定的な役割をはたすものと認められるようになった。
(これはもう新王朝の創出ですが、中国の歴代王朝が誕生するの時は天の命とかというような考え方が見られるが、微妙に異なるような)
⑪北朝鮮は当初はスターリン主義をそのまま自分たちの指導思想として受け入れた。
朝鮮戦争後金日成はソ連と中国間の勢力均衡を巧みに利用しながら、まず南労党を粛正し、ついでソ連派と中国派を粛正することにより、自派を中心とする独裁を樹立することに成功した。
この時から金日成は、大国(ソ連)にたいする事大主義と大国のものを機械的に模倣する教条主義を強く批判しながら、主体を確立する思想を強調し始めた。
もちろんソ連の隷属から脱け出して主体を確立する問題は、北朝鮮だけでなく他の社会主義国家や国際共産主義運動で提起される重要な問題であった。
(中国・ユーゴスラビア等の)国際的動きを背景として、事大主義と教条主義に反対し、主体を確立することについての金日成の思想は、大衆の支持を得ることができ、また一定の肯定的役割をしたと評価できる。
⑫当初金日成は、主体を確立する問題を、ソ連の隷属から脱け出し、自派を中心とした独裁、自己を唯一の首領とする独裁を樹立することに利用した。
これとともに金日成はマルクス・レーニン主義を朝鮮の現実に創造的に適用するというスローガンを掲げて、独自の政策を押し出した。
思想における主体、政治における自主、経済における自立、国防における自衛の原則はこの時期に提起されたものであり、あわせて自主的立場と創造的立場を、依拠すべき根本的立場として宣布した。
しかし、先に述べたように、1960年代後半に入って、主体思想は首領絶対主義へと転換されはじめた。
このときまでは主体思想はあくまでもマルクス・レーニン主義を朝鮮の具体的実情に合わせて適用したものと認められていた。
(以上までは、どこにでもあるような共産主義+民族主義であり、毛沢東主義もこの範ちゅうにはいるのかも。
以下のところから黄長菀の筆が踊るとともに難解になっていく)
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