残された課題は 根本的対立埋まらず
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/06/27 06:47 投稿番号: [140376 / 232612]
6カ国協議閉幕
残された課題は
根本的対立埋まらず
作業部会に議論持ち越し
【北京=有元隆志、野口東秀】第三回六カ国協議が閉幕した。朝鮮半島非核化に向け、「新しい一歩を踏み出した」という王毅中国外務次官。藪中三十二・外務省アジア大洋州局長も「五月の日朝首脳会談の成果を踏まえ、少なからず貢献できた」と評価する。しかし、非核化への「第一段階」を意味する凍結の範囲、検証方法など日米などと北朝鮮の根本的対立は残されたまま。今後の課題をまとめた。
≪凍結の範囲≫
「『第一段階』の意味は皆さんがわかっていると思う」
議長役の王毅次官は閉幕後の会見で、議長声明に北朝鮮が提案した核開発の「凍結」の文字が入らなかったことを聞かれると、こう答えた。
声明には「第一段階の措置を可能な限り早期にとる必要性を強調した」とあるものの、肝心の第一段階の措置が何を示すかは示されていない。
会合の中で、北朝鮮側は高濃縮ウランによる核開発計画を「繰り返し否定した」(協議筋)といい、「すべての核計画が含まれるべきだ」と主張した日米などとの意見の違いを埋められなかった。結局、凍結対象への直接言及は見送られたうえ、「北朝鮮側が『核廃棄』という表現に難色を示した」(協議筋)ため、声明では「非核化」とぼかした表現となった。
王毅次官は会議の成果を強調しつつも、「相互信頼に欠け、大きな対立がある」ともらした。
≪検証方法≫
凍結対象だけでなく「検証方法」も決まっていない。
北朝鮮代表団は二十五日夜に出した声明で、検証方法について「六カ国協議の枠組みのなかで論議できる」と指摘、国際原子力機関(IAEA)による査察に難色を示した。一方の日米韓三カ国は「国際的に信頼性の高いIAEAが検証すべきだ」(日本代表団筋)と主張した。
議長声明とともに出された作業部会の役割に関する合意文には、「専門家たちの参加」が盛り込まれており、今後、核査察の専門家らも交え、作業部会で議論が展開されることになる。
≪重油支援≫
凍結の見返りとしての支援をいつ実施するのか。ここでも日米と北朝鮮の隔たりは大きい。北朝鮮は二十五日の声明で「補償内容の合意」を検証に関する議論に優先すべきだとし、年間二百万キロワット分のエネルギー支援を求めた。これに対し、今回、初めて重油支援に加わる考えを表明した日本は「凍結に関する情報開示などの条件が満たされれば」と、高いハードルをつけている。
また、北朝鮮は米国のエネルギー支援参加も求めているが、米国は加わらない考えを明確にしており実現した場合、日本や韓国の負担が多くなる。
王毅次官は「核問題は複雑で、実質的な討論が進むにつれ、必ず困難が生じる」と、今後の道のりが険しいことを認めている。(06/27)
http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_3_1.htm
【北京=有元隆志、野口東秀】第三回六カ国協議が閉幕した。朝鮮半島非核化に向け、「新しい一歩を踏み出した」という王毅中国外務次官。藪中三十二・外務省アジア大洋州局長も「五月の日朝首脳会談の成果を踏まえ、少なからず貢献できた」と評価する。しかし、非核化への「第一段階」を意味する凍結の範囲、検証方法など日米などと北朝鮮の根本的対立は残されたまま。今後の課題をまとめた。
≪凍結の範囲≫
「『第一段階』の意味は皆さんがわかっていると思う」
議長役の王毅次官は閉幕後の会見で、議長声明に北朝鮮が提案した核開発の「凍結」の文字が入らなかったことを聞かれると、こう答えた。
声明には「第一段階の措置を可能な限り早期にとる必要性を強調した」とあるものの、肝心の第一段階の措置が何を示すかは示されていない。
会合の中で、北朝鮮側は高濃縮ウランによる核開発計画を「繰り返し否定した」(協議筋)といい、「すべての核計画が含まれるべきだ」と主張した日米などとの意見の違いを埋められなかった。結局、凍結対象への直接言及は見送られたうえ、「北朝鮮側が『核廃棄』という表現に難色を示した」(協議筋)ため、声明では「非核化」とぼかした表現となった。
王毅次官は会議の成果を強調しつつも、「相互信頼に欠け、大きな対立がある」ともらした。
≪検証方法≫
凍結対象だけでなく「検証方法」も決まっていない。
北朝鮮代表団は二十五日夜に出した声明で、検証方法について「六カ国協議の枠組みのなかで論議できる」と指摘、国際原子力機関(IAEA)による査察に難色を示した。一方の日米韓三カ国は「国際的に信頼性の高いIAEAが検証すべきだ」(日本代表団筋)と主張した。
議長声明とともに出された作業部会の役割に関する合意文には、「専門家たちの参加」が盛り込まれており、今後、核査察の専門家らも交え、作業部会で議論が展開されることになる。
≪重油支援≫
凍結の見返りとしての支援をいつ実施するのか。ここでも日米と北朝鮮の隔たりは大きい。北朝鮮は二十五日の声明で「補償内容の合意」を検証に関する議論に優先すべきだとし、年間二百万キロワット分のエネルギー支援を求めた。これに対し、今回、初めて重油支援に加わる考えを表明した日本は「凍結に関する情報開示などの条件が満たされれば」と、高いハードルをつけている。
また、北朝鮮は米国のエネルギー支援参加も求めているが、米国は加わらない考えを明確にしており実現した場合、日本や韓国の負担が多くなる。
王毅次官は「核問題は複雑で、実質的な討論が進むにつれ、必ず困難が生じる」と、今後の道のりが険しいことを認めている。(06/27)
http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_3_1.htm
これは メッセージ 140368 (sofiansky2003 さん)への返信です.