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一度難民を受け入れると発表すれば

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/02/18 21:40 投稿番号: [107565 / 232612]
中国からアメリカへの渡航は19世紀からの歴史があるが、密航者が急増したのは、1989年の天安門事件の後、中国で人権侵害を受けた人々をアメリカが広く受け入れるようになってからである。90−93年にかけて、太平洋を越えてくる密航船が増えたが、そのほとんどが福建省からの出稼ぎ目的で、蛇頭が仲介したものだった。

  93年には、アメリカは中国人を強制送還しないと判断した蛇頭が、夜中にサンフランシスコの港に密航者を上陸させる事件や、ニューヨークの沖合いに密航船が堂々と現れたりした。犯罪組織である蛇頭の活動を問題にするアメリカ当局の対応は、強制送還を含む厳しいものとなり、船による密航は一段落した。

  その後、アメリカ経済が未曾有の好調となり、ここ2−3年、再び密航が増えた。アメリカに直行するルートで警戒が厳しくなると、カナダの西海岸に上陸し、いったんカナダ当局に捕まった後に釈放され、その後カナダ・アメリカ国境の管理がゆるいことを利用してニューヨークを目指すコースが、昨年から注目され出した。

  これを受けてカナダ当局も、強制送還などの措置を強化したため、今年6月には、カナダ西海岸のバンクーバー近郊の収容所で、送還を恐れた中国人密航者たちが暴動を起こす騒ぎもあった。

  非常に多くの新しい移民がニューヨークの中華街に到着したため、中華街の政治状況も大きく変わった。従来は広東省出身で台湾の国民党政権を支持する人々が多かったのに、今では福建省出身で共産党政権を支持する人々の方が多くなってしまった。中華街ではかつて、中華民国の建国記念日である10月10日しか祝わなかったのだが、94年からは10月1日の中華人民共和国の建国記念日も祝賀されるようになった。ニューヨークでテイクアウトの中華料理屋を経営する中国人の多くは、福建省出身の新興勢力である。

  また最近では、経済統合の一環として西ヨーロッパ諸国が国境での人の移動を自由化したことに便乗し、西欧を目指す人々も増えている。出身地も福建だけでなく、山東省や遼寧省など北方の沿岸部からも、密航の流れが始まっている。

  昨今の「グローバリゼーション」の流れの中で欧米諸国は、商品の移動については世界中で自由化するよう、発展途上国に圧力をかけているが、人の移動については逆に、先進国は途上国からの労働者の流入を食い止めようと、規制を強化している。こうした状況自体が、先進国の身勝手なやり方だと主張する人々もいる。国際的な移民や出稼ぎの問題は、簡単には解決しそうにない。
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