南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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上海安全地帯と南京安全地帯の違い

投稿者: deliciousicecoffee 投稿日時: 2006/05/24 00:09 投稿番号: [9790 / 41162]
上海の南市安全地帯、いわゆるジャキーノ地帯は、上海のフランス軍がその中立性を厳重に保障していた。当然のことながら、そこには中国軍の軍事施設などなく、中国兵が上海北部の戦場から南のジャキーノ地帯(中立地帯)に逃げ込もうとしても、フランス軍が実力で阻止していた。

しかし南京の安全地帯は、上海のそれに比べると致命的な欠陥を有していた。

まず第一に、南京の安全地帯には中国の軍隊と軍事施設が存在していた。

第二に、安全地帯の境界が判然としなかった。上海のジャキーノ地帯のように、安全地帯が鉄条網で遮断されることなく、大通りを境界線としていた南京の安全地帯は、道路上のところどころに旗が立ててあるだけであった。これでは、中国兵がいつでもどこからでも、安全地帯に侵入できる。

第三には、上海と違って、南京では安全地帯への出入り口を統制し、中国軍の侵入を阻止するような第三者的な軍事力が存在しなかった。そればかりか、政府機関も市政府も首都警察も南京を撤退し、有力者も早々と疎開して、責任ある者は一人も残っていなかった。上海南市は有力者や市政府の役人も警察も残っていたいたが、南京に残ったのは、ラーベ委員長やベイツ教授の言うように、「貧者の中の貧者」であった。そもそも治安能力すらなかったのである。

第四に、上海南市の国際委員会は、ジャキーノ地帯が「日本軍の全権力の下に」あることを認め、その取り締まりについては委員会の関知するところではないと明言していたが、南京の国際委員会がそう明言したことはなかった。むしろラーベ委員長は12月8日の日記に、「われわれ委員会が安全地帯の行政上の問題や業務を何から何までやらざるを得なくなった今、私は事実上の【市長代理】になったわけだ」と書き記している。南京の安全地帯は日本軍の全権力の下にないと考えていたようだ。

P77

『南京事件――国民党極秘文書から読み解く』東中野修道著
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