スマイス調査 農村部の病死者 2)
投稿者: ja2047 投稿日時: 2005/12/05 20:41 投稿番号: [7758 / 41162]
>この部分を正しく関連づけ直すと、「病死者数は一見過小報告に思われるし、過去にも病死が変死として報告されるなど同様の(=過小報告の)傾向が見られたが、今回のケースにおいては病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」という主張になっているのです。
>つまりいつもの年なら病死が変死として報告されているけれども、今年は病死が他の死因(この場合二者択一の暴行死)で報告されている例は考える必要がない。 何故ならば、
なるほどね、ここがおかしいのです。
「今回のケースにおいては病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」
などと、スマイスの言ってないことを持ち込むから、全体の受取方に無理な解釈が
出るのですよ。
書かれていないことをことを勝手に想像で補ってはいけません。
その前であなたが言っている
「平時の死亡率と比べてみても分かるとおり、病死と混同した比率は大したものではないという結論になっています。」
の方が正確なのです。
ここから、「病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」まで飛躍しては
いけません。
スマイスが述べているのはあくまでこれだけです。 すなわち
「この混同による限界は、平時の死亡率と比較して検べてみれば、殺害されたものとして回答のあった数にいちじるしく影響するほど大きくはありえない。」
著しく大きな影響という言葉は感覚的ではありますが、スマイスが平常年の基準と
しているバックの
「中国における土地利用」での年平均死者数(つまり戦乱の影響のない場合)
27.1人の100日間相当分7.4人と比較しての話です。
これは3.8人の1.9倍ですから、この数値に訂正したとしても、殺害された
ものとして回答のあったものの数、1000人あたり 29人を半減させることは
ありません。
だからスマイスはこう言っているのです。
「現在の調査の示すところでは、わずか12パーセントが病死者であるが、完全な報告では多くてもこの二倍であろう。このことは殺された者の多いことを示すのに役立つだけである。」
1000人あたりが29人が3.4人減るということであって、依然として
「殺害されたもの」が多数に上ると言うスマイス調査の結論には大きな変化は
ないと言うことです。
ということで、あなたのそこから以降の考察は、スマイスが述べてもいない「無理のある結論」を、
スマイスがそういう結論をひねり出すために「無理な論理展開」をしているからだと論証するという、
なんとも奇妙な論述になってしまっているのです。
>「期間中気温はやや高く、晴天の多い天候であった」と「疫病や変った病気が全然なかったことは明かである」は「独立したデータと観察結果」などではありません。
前者は明らかに、後者の理由付けとなっています。
私が独立したデータと言っているのは調査票による病死者数です、さらに
「常になく温和で晴れた気候」が観察された事実であることは異論がないと
思います。
では、「疫病や変わった病気が全然なかったことは明らかである。」は、
観察された事実ではなかったのでしょうか?
ここでは、推測であると述べられているのではなく、単に明白であると述べ
られているのです。
少なくとも、実際に現地を踏査した調査隊が疫病の蔓延を報告していれば、
このような表現にはなりませんから、ここは冬にしては気温が高く、晴天が
続いたことと、疫病の蔓延が対比的に矛盾のない事実の羅列として述べられて
いるように思われます。
なお、農村部は戦争被害があったとはいえ、過半の住民は元いた環境に暮らし
ており、通常の冬に比べて著しく変化した生活環境を強いられている訳ではない
と思われるのに対して、
都市では陥落前に多くの住民が安全区で避難生活を始め、陥落後はさらに自宅に
残っていた住民も安全区に避難しています。
こちらは住む家を離れて集団生活を送っており、しかも水道は陥落時に止まって
しまったので、しばらくはきわめて不衛生な生活を強いられています。
この状態で疫病の発生が報告されていないのですから、平時との差が少ない農村部で
疫病の発生が記録されていないことに特に不思議はありません。
また、スマイスが背景として気温が高く晴天が多かったことに言及しても、
何の不思議もありません。
>つまりいつもの年なら病死が変死として報告されているけれども、今年は病死が他の死因(この場合二者択一の暴行死)で報告されている例は考える必要がない。 何故ならば、
なるほどね、ここがおかしいのです。
「今回のケースにおいては病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」
などと、スマイスの言ってないことを持ち込むから、全体の受取方に無理な解釈が
出るのですよ。
書かれていないことをことを勝手に想像で補ってはいけません。
その前であなたが言っている
「平時の死亡率と比べてみても分かるとおり、病死と混同した比率は大したものではないという結論になっています。」
の方が正確なのです。
ここから、「病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」まで飛躍しては
いけません。
スマイスが述べているのはあくまでこれだけです。 すなわち
「この混同による限界は、平時の死亡率と比較して検べてみれば、殺害されたものとして回答のあった数にいちじるしく影響するほど大きくはありえない。」
著しく大きな影響という言葉は感覚的ではありますが、スマイスが平常年の基準と
しているバックの
「中国における土地利用」での年平均死者数(つまり戦乱の影響のない場合)
27.1人の100日間相当分7.4人と比較しての話です。
これは3.8人の1.9倍ですから、この数値に訂正したとしても、殺害された
ものとして回答のあったものの数、1000人あたり 29人を半減させることは
ありません。
だからスマイスはこう言っているのです。
「現在の調査の示すところでは、わずか12パーセントが病死者であるが、完全な報告では多くてもこの二倍であろう。このことは殺された者の多いことを示すのに役立つだけである。」
1000人あたりが29人が3.4人減るということであって、依然として
「殺害されたもの」が多数に上ると言うスマイス調査の結論には大きな変化は
ないと言うことです。
ということで、あなたのそこから以降の考察は、スマイスが述べてもいない「無理のある結論」を、
スマイスがそういう結論をひねり出すために「無理な論理展開」をしているからだと論証するという、
なんとも奇妙な論述になってしまっているのです。
>「期間中気温はやや高く、晴天の多い天候であった」と「疫病や変った病気が全然なかったことは明かである」は「独立したデータと観察結果」などではありません。
前者は明らかに、後者の理由付けとなっています。
私が独立したデータと言っているのは調査票による病死者数です、さらに
「常になく温和で晴れた気候」が観察された事実であることは異論がないと
思います。
では、「疫病や変わった病気が全然なかったことは明らかである。」は、
観察された事実ではなかったのでしょうか?
ここでは、推測であると述べられているのではなく、単に明白であると述べ
られているのです。
少なくとも、実際に現地を踏査した調査隊が疫病の蔓延を報告していれば、
このような表現にはなりませんから、ここは冬にしては気温が高く、晴天が
続いたことと、疫病の蔓延が対比的に矛盾のない事実の羅列として述べられて
いるように思われます。
なお、農村部は戦争被害があったとはいえ、過半の住民は元いた環境に暮らし
ており、通常の冬に比べて著しく変化した生活環境を強いられている訳ではない
と思われるのに対して、
都市では陥落前に多くの住民が安全区で避難生活を始め、陥落後はさらに自宅に
残っていた住民も安全区に避難しています。
こちらは住む家を離れて集団生活を送っており、しかも水道は陥落時に止まって
しまったので、しばらくはきわめて不衛生な生活を強いられています。
この状態で疫病の発生が報告されていないのですから、平時との差が少ない農村部で
疫病の発生が記録されていないことに特に不思議はありません。
また、スマイスが背景として気温が高く晴天が多かったことに言及しても、
何の不思議もありません。
これは メッセージ 7757 (ja2047 さん)への返信です.