Re: Re: スマイス調査 病死の過少報告
投稿者: nmwgip 投稿日時: 2005/12/04 22:12 投稿番号: [7755 / 41162]
> 1.調査票の回答によるによる病死の数は例年より少ない
> 2.期間中気温はやや高く、晴天の多い天候であった
> 3.疫病や変った病気が全然なかったことは明かである
あのね・・・
「調査票の回答によるによる病死の数は例年より少ない」なんてスマイスは言ってないでしょ。
調査票による回答を毎年集めている訳じゃないんですから。
Deaths from sickness were reported as very low, ... This is apparently a serious under-reporting; ... A similar tendency is noticeable in normal times, and in the past winter attention was inevitably centered upon the great number of abnormal deaths.
概訳すると、「病死の報告例は非常に少ない。これは一見、過小報告に思われる。(過小報告については)例年でも同様の傾向が目立つのであり、冬にはお決まりのように多数の変死者(の報告例)が目を引いていた。」でしょう。
“under-reporting”を「病死の報告数が少ない」と解釈すると、その後に続く「多数の変死」が一体「同様の傾向」とどのような関係にあるのか、訳が分からなくなります。
変死と報告されていた例の多数が実は病死だったという認識があるからこそ、“A similar tendency”と言っているんでしょう。
ところが、次の文でいきなり
It is also possible that some deaths by sickness were confused with the killed, though the original questions presented the two as alternatives; and the margin of this confusion, as tested by comparison with the normal death rate, could not have been large enough to affect in noticeable degree the number reported as killed.
平時の死亡率と比べてみても分かるとおり、病死と混同した比率は大したものではないという結論になっています。
“Deaths from sickness”の“the normal death rate”が“under-reporting”であるという認識があるにも関わらずです。
この部分を正しく関連づけ直すと、「病死者数は一見過小報告に思われるし、過去にも病死が変死として報告されるなど同様の(=過小報告の)傾向が見られたが、今回のケースにおいては病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」という主張になっているのです。
つまりいつもの年なら病死が変死として報告されているけれども、今年は病死が他の死因(この場合二者択一の暴行死)で報告されている例は考える必要がない。何故ならば、
The 100 days occurred in a healthy season with unusually mild and fair weather, after two successive years of big harvests.
二年続きの豊作の後の、例年になく穏やかな好天に恵まれていたので、
It is plain that there was no epidemic or extraordinary disease.
病気の蔓延は無かったことが明白であるからだ、という論理構成になっているのです。
「期間中気温はやや高く、晴天の多い天候であった」と「疫病や変った病気が全然なかったことは明かである」は「独立したデータと観察結果」などではありません。
前者は明らかに、後者の理由付けとなっています。
分かりますか?
例年であるならば、病死者数は過少に報告される傾向にあるが、今年はそれを考慮する必要がない。その理由は、穏やかな好天が続いていて病人の発生が少ないからだ、というのがスマイスのロジックです。
だから、「穏やかな好天」が実は「異常な水不足」であったと判明した以上、例年以上に病人の発生は少なく、病死の事例も少数であるという結論には疑問を覚えざるを得ないのですよ。
> 2.の期間中晴天が多いこと、気候が乾燥していることをもって、
> 1.のデータは疑わしく、3.は推測で、しかもこの推測に合理性がない、
ではありません。
“mild and fair weather”ならば“in a healthy season”と言うことも出来るが、“Remarkably dry weather”で水不足という状況は戦争直後という条件も加味されて“in a healthy season”とは到底言えないはずだ、だからこれを以て「例年のように病死者数が過小報告されている可能性」を切り捨てることは出来ない、ということです。
PS
> 水利が悪いだけで高温多湿の気候の地域であることには変わりありません。
旧ザイール、つまり今のコンゴは、夏は乾期なんですけどね。
それに、高温多湿なのは国土の30パーセントの熱帯雨林で、それ以外はサバンナ気候に分類されるんですけど。
乾期のサバンナが、高温「多湿」なんですか?w
> 2.期間中気温はやや高く、晴天の多い天候であった
> 3.疫病や変った病気が全然なかったことは明かである
あのね・・・
「調査票の回答によるによる病死の数は例年より少ない」なんてスマイスは言ってないでしょ。
調査票による回答を毎年集めている訳じゃないんですから。
Deaths from sickness were reported as very low, ... This is apparently a serious under-reporting; ... A similar tendency is noticeable in normal times, and in the past winter attention was inevitably centered upon the great number of abnormal deaths.
概訳すると、「病死の報告例は非常に少ない。これは一見、過小報告に思われる。(過小報告については)例年でも同様の傾向が目立つのであり、冬にはお決まりのように多数の変死者(の報告例)が目を引いていた。」でしょう。
“under-reporting”を「病死の報告数が少ない」と解釈すると、その後に続く「多数の変死」が一体「同様の傾向」とどのような関係にあるのか、訳が分からなくなります。
変死と報告されていた例の多数が実は病死だったという認識があるからこそ、“A similar tendency”と言っているんでしょう。
ところが、次の文でいきなり
It is also possible that some deaths by sickness were confused with the killed, though the original questions presented the two as alternatives; and the margin of this confusion, as tested by comparison with the normal death rate, could not have been large enough to affect in noticeable degree the number reported as killed.
平時の死亡率と比べてみても分かるとおり、病死と混同した比率は大したものではないという結論になっています。
“Deaths from sickness”の“the normal death rate”が“under-reporting”であるという認識があるにも関わらずです。
この部分を正しく関連づけ直すと、「病死者数は一見過小報告に思われるし、過去にも病死が変死として報告されるなど同様の(=過小報告の)傾向が見られたが、今回のケースにおいては病死が別の死因で報告された事例は無視し得る」という主張になっているのです。
つまりいつもの年なら病死が変死として報告されているけれども、今年は病死が他の死因(この場合二者択一の暴行死)で報告されている例は考える必要がない。何故ならば、
The 100 days occurred in a healthy season with unusually mild and fair weather, after two successive years of big harvests.
二年続きの豊作の後の、例年になく穏やかな好天に恵まれていたので、
It is plain that there was no epidemic or extraordinary disease.
病気の蔓延は無かったことが明白であるからだ、という論理構成になっているのです。
「期間中気温はやや高く、晴天の多い天候であった」と「疫病や変った病気が全然なかったことは明かである」は「独立したデータと観察結果」などではありません。
前者は明らかに、後者の理由付けとなっています。
分かりますか?
例年であるならば、病死者数は過少に報告される傾向にあるが、今年はそれを考慮する必要がない。その理由は、穏やかな好天が続いていて病人の発生が少ないからだ、というのがスマイスのロジックです。
だから、「穏やかな好天」が実は「異常な水不足」であったと判明した以上、例年以上に病人の発生は少なく、病死の事例も少数であるという結論には疑問を覚えざるを得ないのですよ。
> 2.の期間中晴天が多いこと、気候が乾燥していることをもって、
> 1.のデータは疑わしく、3.は推測で、しかもこの推測に合理性がない、
ではありません。
“mild and fair weather”ならば“in a healthy season”と言うことも出来るが、“Remarkably dry weather”で水不足という状況は戦争直後という条件も加味されて“in a healthy season”とは到底言えないはずだ、だからこれを以て「例年のように病死者数が過小報告されている可能性」を切り捨てることは出来ない、ということです。
PS
> 水利が悪いだけで高温多湿の気候の地域であることには変わりありません。
旧ザイール、つまり今のコンゴは、夏は乾期なんですけどね。
それに、高温多湿なのは国土の30パーセントの熱帯雨林で、それ以外はサバンナ気候に分類されるんですけど。
乾期のサバンナが、高温「多湿」なんですか?w
これは メッセージ 7754 (nmwgip さん)への返信です.