軍紀風紀頽廃(3)
投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2012/12/23 09:08 投稿番号: [40911 / 41162]
防衛研究所収蔵資料の中に、旧軍の
軍紀風紀関係資料がある。
「支那事変ニ於ケル軍紀風紀ノ見地ヨリ観察セル性病ニ就テ」
これは
大本営陸軍部研究班によって
作成されたもので、
その内容は
日中戦争時における兵士の性病に関する調査結果だ。
資料によると、
天津・杭州・蘇州の
3箇所の特設病院だけで、
1937年の開戦から
1939年までの
性病入院患者は、
1万6千人を超えていた
という驚くべき実態を
記録している。
この記録を
見ると、患者を
兵科別、役種別、階級別、年齢別、
感染機会別に分けた調査と、患者の
もとの職業別、教育程度別、
さらに、相手女性国籍別に分けた調査が
行われていたことが解る。
その結果は、兵科別では
輜重兵
砲兵に比較的多く、
役種別では
予後備役、補充兵役に多く、
階級別では
准士官下士官に比較的多く、
年齢別では
26歳〜30歳に多いことが示されている。
そして
明確に判ることは、感染機会が
内地からの帯患者よりも
戦地での感染者の方が
圧倒的に多くなっている
という事実だ。
また
感染地と
相手女性の調査では、備考として
「朝鮮女ノ活躍ハ他ヲ圧倒シアリ将来戦ノ参考タリ得ベシ」と
じつに
意味深長な文章が
書かれている。
ちなみに
役種別の患者数の調査結果は
以下のとおり。
現役
1,156
予備役
3,795
後備役
4,363
補充兵役
1,774
軍属
809
これを見ると、予備役や後備役兵に
感染者が多いことが判る。
限られた期間の、しかも
3箇所の病院だけの調査ではあるが、
日本軍に
性病患者が
いかに増加していたか、
それも
戦地での感染者が圧倒的多数であったかが
示されている。
(引用資料:「支那事変ニ於ケル軍紀風紀ノ見地ヨリ観察セル性病ニ就テ」
防衛研究所所蔵『支那事変ノ経験ニ基ク無形戦力・軍紀風紀資料第5号』)
急速な軍隊の拡大による幹部と兵の素質の低下、とくに後備兵の増加が
軍紀風紀の頽廃の原因となり、その結果が、兵士個人の犯罪である
掠奪、強姦などを多出させたことが
こうした資料からも読み取れる。
その対策の一つが、組織的な慰安婦の動員、慰安施設の導入となり、
軍みずからが
管理と統制に
乗りだすことになったのだ。
これは メッセージ 40910 (wad**umi_vo**e21 さん)への返信です.
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