南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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散るぞ悲しき―改ざんされた訣別電文(1)

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2012/02/11 20:06 投稿番号: [38797 / 41162]
『硫黄島からの手紙』   という映画で、俳優の   渡辺謙が演じた
硫黄島守備隊司令官の   栗林忠道中将は、海軍の山本五十六長官と
同様に、アメリカ滞在の経験があり、彼我の戦力の差を熟知し、
当時の皇軍の中でも   理性派として   貴重な存在だった。
やはり   山本長官と同じく   対米開戦にも   最後まで否定的だった。

米軍は、硫黄島を   5日程度で攻略できる   と見込んでいたという。
しかし、栗林は   徹底した持久戦によって   強大な敵を迎え撃った。
守備隊は   地熱で蒸される地下に潜り、36日間も   闘い続けた。
硫黄島の地下は、水もない劣悪な環境下であり、兵士たちはわずかな
雨水を溜めてしのぐほかに   手段がなかった。

栗林が   昭和20年3月16日、最後の総突撃を前に発した無電、
いわゆる   「訣別電報」の電文が   いまも   残されている。
防衛研究所戦史室の資料『戦史叢書』にも   全文が引用されているが、
その実物は、遺族の手元に   大切に保管されていた。

訣別電文は   大本営に宛てて   発せられたものだが、それが
栗林家にあるのは、硫黄島の   「玉砕」   が新聞で   報じられた
3月22日に、大本営陸軍部の   大佐が   栗林中将の   妻を訪ね、
「これをもって遺骨と思われるべし」と言って   渡していったからだ。
電報には   「軍事極秘」「警急」   という赤いスタンプが押されている。
電文の一部を   抜粋して   以下に引用する。

    戦局最後の関頭に直面せり   (中略)
    宛然徒手空拳を以て克く健闘を続けたるは
    小職自ら聊か悦びとする所なり
  
    然れども飽くなき敵の猛攻に相次で斃れ
    為に御期待に反し   此の要地を
    敵手に委ぬる外なきに至りしは
    小職の誠に恐懼に堪へざる所にして
    幾重にも御詫申し上ぐ  
    今や弾丸尽き水涸れ   全員反撃し
    最後の敢闘を行はんとする(後略)

「弾丸尽き水涸れ」とは、決して   修辞ではない。
米軍の戦車隊を撃破し   進軍を阻止した砲兵にたいして
感状が   授与されることになったとき、その砲兵隊長が
「感状などより   弾が欲しい」   と訴えて   涙したという。
砲は健在でも   弾薬はすでに尽き、できることは肉迫攻撃だけだった。

また、硫黄島の   水不足に関しては   よく知られていた。
島には   川もなく、井戸を掘っても茶色く濁った塩水しか出てこない。
飲み水は   雨水に頼るほかなく、戦闘が始まると   貯水槽は破壊され、
生命を支える   最低限の水も   確保できなくなっていたのだ。
まさに、戦場は   地獄というほかなかった。

しかし、それでも   皇軍は、自軍の兵士が   撤退することも  
敵に降服することも、絶対に   許さない   組織だった。
多くの兵達が地獄の中で   勝ち目のない死闘に身を投じているとき、
皇軍の統帥権を持つ   大元帥は、臣下から和平工作を上奏されても、
いま一度   戦果をあげてから交渉せよと語り、進言を   退けていた。

最高指揮官の無能が、数多の若者の未来を   失わせた。
栗林が、最後の「訣別電報」を   皇軍の大本営に宛てて発したのは、
まさに   「弾丸尽き水涸れ」   るまで、徹底した持久戦を闘いぬき、
遂に   最後の突撃以外には   手段がないことを   確認した時だった。
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