南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘

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南京事件の解明を困難にした証拠隠滅(4)

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2011/11/06 19:47 投稿番号: [37329 / 41162]
市町村に対する   兵事書類の全国一斉焼却命令   だけでなく、
軍機に関係する書類の処分が   敗戦直後に   組織的行われた。
吉田裕著『現代歴史学と戦争責任』(青木書店97年)には
「敗戦前後における公文書の焼却と隠蔽」(P127〜141)の章で
書類の焼却処分のことが   詳しく   書かれている。

その中には   たとえば、敗戦当時、官房文書課事務官だった
大山正が   「内務省の文書を   全部焼くようにという命令が
でまして、後になってどういう人にどういう迷惑がかかるか
判らないから選択なしに全部燃やせということで、内務省の
裏庭で三日三晩、えんえんと夜空を焦がして燃やしました」
と   回想している。

また、処分されず   残った記録資料も   進駐してきた米軍に
押収されたため、軍関係資料は   ほとんど   残らなかった。
兵士個人が   隠し持っていたものや、米国との協定に基づき
返還を受けて   防衛省が保管しているもの   などしかない。

戦闘詳報については、ウイキペディアの解説を   引用すると、
「敗戦により   文書焼却命令が下った際、戦闘詳報も多くが
焼かれたが、海軍では   人事局功績調査部が   山梨県韮崎に
疎開させた物と、海軍省が   神奈川県大倉山に保管していた
物は焼却を免れ、後者は進駐軍の命で   押収となり、前者も
東京への移送中に   進駐軍に押収された」   となっている。

こうしたことが、南京事件や従軍慰安婦、細菌兵器開発や
占領地での強制動員など、日本軍による残虐行為の実態を
解明するうえで   大きな障壁となり、さらには「南京事件
は無かった」   などという否定論が   日本国内の   一部で
臆面もなく   振り回される要因の一つ   となっている。

慰安婦に関しては   たとえば   歴史学者の秦郁彦氏は   著書
『慰安婦と戦場の性』(新潮選書)   で   次のように書いている。
「軍は有史いらい   初めての敗戦に動転したのか、終戦の日に
重要書類の大部分を燃やした。戦犯裁判の   材料にされるのを
恐れたから   とされるが、選別の余裕もないままに、人事記録
まで処分してしまう。   そのため、講和後に   軍人恩給が復活
したとき、裁定に困惑した。   しかたなく、履歴がない軍人・
軍属には   申請書に同一部隊の戦友二名の証明を添付すること
で間に合わせた。   部隊行動の記録はあるので、それと照合
して計算したのである。看護婦も類似の手法で処理している。」

「しかし慰安婦の場合は、身分が軍人でも軍属でもないため
公的書類がない。   業者があちこちからかき集めてきた例が
多いので、女性同士のつながりもなく、戦友会的な組織もない。
源氏名を名のっていたので、同じ慰安所に起居した仲間同士
でも、本名や出身地を覚えてないのが普通だった」
「慰安婦だった事実だけでも、立証困難な例が   多いから、
彼女たちが   数十年の歳月を経て   記憶だけを頼りに語る
『身の上話』   は 雲をつかむようなものばかりである。」

やはり、軍による   証拠書類の大量処分は、戦時下において
発生した   さまざまな問題の   実態を解明するうえで、
大きな障害となってしまったことが   理解できる。
しかし、焼却から免れ、押収後に返還された   貴重な資料も
防衛研究所図書館などに保存されている。   困難な作業だが、
それらを検証し、戦争の実相を解明する努力を続けるべきだ。
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