Re: 帝国主義、侵略
投稿者: deliciousicecoffee 投稿日時: 2006/07/31 22:47 投稿番号: [11447 / 41162]
>広義の安全保障だろ?それはミアシャイマーが言っている。覇権主義は安全保障への欲望から来ると。
そう。
安全保障の欲望から周辺諸国を親日国家にすることを「侵略」とは言わない。
>Thus, unless Japan is able to secure a foothold on the Asian continet -- which is unlikely -- it would have to invade the Asian mainland from the sea to conquer it. John Mearsheimer, The Tradgedy of Great Power Politics (W.W. Norton, 2001, 397)
>invade . . . to conquer it
>征服するために侵犯する。これは広辞苑などのいう「侵略」の意味に近い。
ミアシャイマー教授は国際政治学の見地から、『ウイルソニアン外交(国際法強化と国際組織の充実)』に対する『リアリスト外交(現実を冷静かつ客観的に計算し軍事力などで勢力均衡を保持)』の「バランス・オブ・パワー理論」を説明するのに、安全保障の欲望から周辺諸国を親日国家にして勢力圏に入れることも「invade」 「conquer」と表現しているだけであり、その「invade」 「conquer」の中身・実態の考察まではしていない。
#11090で佐藤和男教授が論点としている「侵略」や、#11395で挙げた1982年の歴史教科書書き換え誤報事件で問題となった「侵略」とは全く意味が違う。
私が最近読んで感動した本に『中国の「核」が世界を制す』(伊藤貫)という本があって、そこではミアシャイマー教授の論も良く採り上げられているが、今このトピで論点としているような中身・実態を考察する「侵略」とは無関係。
(参考)
・日本が自主的な核抑止力を持つのは、それが東アジア地域におけるバランス・オブ・パワーを回復するために必要な国防機能だからであり、国内政治の「軍国主義化」とは無関係なことだからである。(ミアシャイマー教授、ウオルツ教授、カーク議員)
・日本人はバランス・オブ・パワーのロジックを受け入れて「自主的な核抑止力を構築」するか、それとも「中華帝国の属領」になるか、どちらかを選択すべきである。(ミアシャイマー教授、ウオルツ教授、カーク議員)
――――――
「自主的な核抑止力の構築」か、「中華帝国の属国」か
ミアシャイマー教授は、日本人が今後、中国覇権の支配下に入ることを拒否したいならば、「日本は、自主的な核抑止力を持たざるをえない」と分析している。アジアにおけるアメリカの覇権が徐々に弱体化していき、アメリカの軍事力に頼っているだけでは日本が独立国として存在することが困難であることが、今後、ますます明らかになってくる、と彼は考えているからである。
アメリカ政府が2020年以降にも、日本の独立や領土・領海を守るため、巨大な中国軍と正面衝突するリスクを冒すことは、ありえない。そのような巨大なリスクをとることは、アメリカの国益にならない。
過去60年間、単純な対米依存主義を唱えてきた日本人ですら、今後は「自分の国は自分で守るしかない」という当たり前のロジックに気がつくようになり、「自主的な核抑止力を整備するようになる」とミアシャイマーは考える。
P124
『中国の「核」が世界を制す』伊藤貫著
――――――
そう。
安全保障の欲望から周辺諸国を親日国家にすることを「侵略」とは言わない。
>Thus, unless Japan is able to secure a foothold on the Asian continet -- which is unlikely -- it would have to invade the Asian mainland from the sea to conquer it. John Mearsheimer, The Tradgedy of Great Power Politics (W.W. Norton, 2001, 397)
>invade . . . to conquer it
>征服するために侵犯する。これは広辞苑などのいう「侵略」の意味に近い。
ミアシャイマー教授は国際政治学の見地から、『ウイルソニアン外交(国際法強化と国際組織の充実)』に対する『リアリスト外交(現実を冷静かつ客観的に計算し軍事力などで勢力均衡を保持)』の「バランス・オブ・パワー理論」を説明するのに、安全保障の欲望から周辺諸国を親日国家にして勢力圏に入れることも「invade」 「conquer」と表現しているだけであり、その「invade」 「conquer」の中身・実態の考察まではしていない。
#11090で佐藤和男教授が論点としている「侵略」や、#11395で挙げた1982年の歴史教科書書き換え誤報事件で問題となった「侵略」とは全く意味が違う。
私が最近読んで感動した本に『中国の「核」が世界を制す』(伊藤貫)という本があって、そこではミアシャイマー教授の論も良く採り上げられているが、今このトピで論点としているような中身・実態を考察する「侵略」とは無関係。
(参考)
・日本が自主的な核抑止力を持つのは、それが東アジア地域におけるバランス・オブ・パワーを回復するために必要な国防機能だからであり、国内政治の「軍国主義化」とは無関係なことだからである。(ミアシャイマー教授、ウオルツ教授、カーク議員)
・日本人はバランス・オブ・パワーのロジックを受け入れて「自主的な核抑止力を構築」するか、それとも「中華帝国の属領」になるか、どちらかを選択すべきである。(ミアシャイマー教授、ウオルツ教授、カーク議員)
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「自主的な核抑止力の構築」か、「中華帝国の属国」か
ミアシャイマー教授は、日本人が今後、中国覇権の支配下に入ることを拒否したいならば、「日本は、自主的な核抑止力を持たざるをえない」と分析している。アジアにおけるアメリカの覇権が徐々に弱体化していき、アメリカの軍事力に頼っているだけでは日本が独立国として存在することが困難であることが、今後、ますます明らかになってくる、と彼は考えているからである。
アメリカ政府が2020年以降にも、日本の独立や領土・領海を守るため、巨大な中国軍と正面衝突するリスクを冒すことは、ありえない。そのような巨大なリスクをとることは、アメリカの国益にならない。
過去60年間、単純な対米依存主義を唱えてきた日本人ですら、今後は「自分の国は自分で守るしかない」という当たり前のロジックに気がつくようになり、「自主的な核抑止力を整備するようになる」とミアシャイマーは考える。
P124
『中国の「核」が世界を制す』伊藤貫著
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これは メッセージ 11420 (monkeybrain132 さん)への返信です.