Re: リットン調査団
投稿者: monkeybrain132 投稿日時: 2006/07/25 14:41 投稿番号: [11276 / 41162]
>●まとめ
1.リットン報告書は、満州事変を「侵略だ」とも「侵略でない」とも言っていない。
2.リットン報告書は、満州事変を「侵犯(violation)ではない」と言っている。
3.リットン報告書は、満州事変を「国際連盟規約違反だ」と言っていない。
1.はいいんじゃないか。俺がまちがっているかもしれないが。
2.は、ちょっと異論がある。
満州事変を「侵犯(violation)ではない」と言っている。
のじゃなくて、満州事変は、単なる国境の侵犯ではない(つまり、他に例をみない複雑で特別なケースだ)といっているのじゃないか。俺の読み違いかもしれないが。
3.については、無知なのでなるほどというよりほかない。
ところで、aggression, invasion, etcを「侵略」と訳すのは誤訳だということだが、いたるところで侵略と訳されて、あるいは解されているようだ。たとえば「諸君!」などで。
まず「侵略」という言葉の定義から始めよう。国際法上、「侵略」とは「作戦計画にもとづいて、第一撃をうつ(敵軍隊を攻撃したり、自国軍隊を越境させたりする)」ことである。戦場がどこかで決定されるものではなく、また講和条約の結果、相手国の領土を獲得することを指すのでもない。(別宮暖朗「日清戦争は侵略だったと言われたら」「諸君!」2006年2月,61)
別宮暖朗のいう「侵略」は、aggressionとか invasionとかviolationとかにあたるようだ。英和、和英辞書などでもこのような定義、訳語に従っているようだ。
それはそれでいいと思う。「侵略」の意味にははばがあるということ、文脈によってどの意味に使われているのかを意識していればいいと思う。ただ、そこをあいまいにしておなじ「侵略」で広辞苑の意味と英和辞典の意味(aggressionとか invasionとかviolationとかを「侵略」とする)を混同するのはよくない。
これは メッセージ 11270 (deliciousicecoffee さん)への返信です.
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