アドベさん3
投稿者: stwmpxqmwts 投稿日時: 2004/02/05 22:44 投稿番号: [162419 / 177456]
以下「アメリカのイラク攻撃をどう思う!」トピでのアドベ氏の書き込み。
飯屋さんへ2
2004/ 2/ 3 14:06
メッセージ: 55305 / 55424
投稿者: adventureoftheultraworld (28歳/男性/jp)
もうついでだから、飯屋さんには私の説?の弱点、限界も披露しておきます。
まず一つの突っ込みどころとしては、
「介入の条件、基準をどうするのか?」ということ。
結局、「介入者(侵略者とも呼べる)」の行動を支えるのは、
介入者自身がその行動に強い動機を持つことが必要になる。
ボスニアやルワンダ、ソマリアでの国連部隊が無力だったのは、「善意」しか動機がなかったためだから
その意味では、介入者自身が強い介入への動機を持つことが、人道的介入の成功のカギとなる。
アメリカ政府が介入する場合なら、「アメリカの国益が掛かっているから」というわけだが、
これは必然的に、米国利権によって介入するかしないかを追認するので、
人道的介入の基準があやふやになってしまう。
俗に言う「北朝鮮で石油が出れば、海兵隊は平壌に行ったのでは?」という皮肉だ。
(もっともイラクには石油利権目的ではなく、本気でWMDをあったと考えて行ったのだと思う)
そこで「公平」に介入すべき場所を決める舞台として、国連がまたクローズアップされるだろうが、
チベットやウイグル自治区への介入を中国が認めるわけないし、
チェチェンへの介入をロシアが認めるわけないし、パレスチナへの介入をアメリカが認めるわけがない
(もっともパレスチナに対しては「ロードマップによる仲介」という道を選んでいるが)。
こうなると結局、人道的介入そのものが「大国による小国への干渉」へ堕してしまう可能性があるし、
それへの警鐘が「世論だけ」という状況もはなはだ心もとない。
もう一つの突っ込みどころとしては
「介入の後始末をどうつけるのか?」ということ。
戦闘能力では群を抜く米国も、「国家建設」となると、さて困る。
現地のエリート層のなかで、少しでも民主化への意欲がある連中を祭り上げて、
彼らに法的助言と警察力を与え、法的整備を進め…という作業はやたらと時間と手間がかかる。
そのうちに国内有権者がしびれを切らして「早く米兵を家族のもとへ」と騒ぎ出すわけだ。
でも、中途半端なところで「逃げ出してしまう」のでは、かえって内戦のような事態を招き、
介入以前より人道状態が酷くなってしまうことすらありえる。
だから、たとえばだけど、私にとって一番許せない米政権は
世界一の力を京都議定書の脱退みたいな自分の利益のためにしか行使せず、
「なんで米兵が他国の国家建設に使われなきゃならんのだ」と嘯いていた政権、
つまり9.11前のブッシュ政権なんですよね(笑)。
(同じ理由でディーン氏にも危惧を持っている)
今のブッシュ政権で評価できないのは、アフガンに大量の派兵をして全土の安定化に取り組まないこと。
また、イラクからも「出来るだけ早く」出て行こうとしていること。
「国家再建」において、米軍のプレゼンスは必要だし、
新生アフガン、新生イラクが自力歩行を始めるまでは、5年でも10年でも居座るのが筋だと思う。
他に、「そもそも人権擁護、民主化促進という考えこそが、西洋による押し付けでは?」
という異議もあるが、
中東諸国の人民のあいだで民主化への期待が高まっていることを見ても、それは的外れ。
最後にエール。
飯屋さんへ2
2004/ 2/ 3 14:06
メッセージ: 55305 / 55424
投稿者: adventureoftheultraworld (28歳/男性/jp)
もうついでだから、飯屋さんには私の説?の弱点、限界も披露しておきます。
まず一つの突っ込みどころとしては、
「介入の条件、基準をどうするのか?」ということ。
結局、「介入者(侵略者とも呼べる)」の行動を支えるのは、
介入者自身がその行動に強い動機を持つことが必要になる。
ボスニアやルワンダ、ソマリアでの国連部隊が無力だったのは、「善意」しか動機がなかったためだから
その意味では、介入者自身が強い介入への動機を持つことが、人道的介入の成功のカギとなる。
アメリカ政府が介入する場合なら、「アメリカの国益が掛かっているから」というわけだが、
これは必然的に、米国利権によって介入するかしないかを追認するので、
人道的介入の基準があやふやになってしまう。
俗に言う「北朝鮮で石油が出れば、海兵隊は平壌に行ったのでは?」という皮肉だ。
(もっともイラクには石油利権目的ではなく、本気でWMDをあったと考えて行ったのだと思う)
そこで「公平」に介入すべき場所を決める舞台として、国連がまたクローズアップされるだろうが、
チベットやウイグル自治区への介入を中国が認めるわけないし、
チェチェンへの介入をロシアが認めるわけないし、パレスチナへの介入をアメリカが認めるわけがない
(もっともパレスチナに対しては「ロードマップによる仲介」という道を選んでいるが)。
こうなると結局、人道的介入そのものが「大国による小国への干渉」へ堕してしまう可能性があるし、
それへの警鐘が「世論だけ」という状況もはなはだ心もとない。
もう一つの突っ込みどころとしては
「介入の後始末をどうつけるのか?」ということ。
戦闘能力では群を抜く米国も、「国家建設」となると、さて困る。
現地のエリート層のなかで、少しでも民主化への意欲がある連中を祭り上げて、
彼らに法的助言と警察力を与え、法的整備を進め…という作業はやたらと時間と手間がかかる。
そのうちに国内有権者がしびれを切らして「早く米兵を家族のもとへ」と騒ぎ出すわけだ。
でも、中途半端なところで「逃げ出してしまう」のでは、かえって内戦のような事態を招き、
介入以前より人道状態が酷くなってしまうことすらありえる。
だから、たとえばだけど、私にとって一番許せない米政権は
世界一の力を京都議定書の脱退みたいな自分の利益のためにしか行使せず、
「なんで米兵が他国の国家建設に使われなきゃならんのだ」と嘯いていた政権、
つまり9.11前のブッシュ政権なんですよね(笑)。
(同じ理由でディーン氏にも危惧を持っている)
今のブッシュ政権で評価できないのは、アフガンに大量の派兵をして全土の安定化に取り組まないこと。
また、イラクからも「出来るだけ早く」出て行こうとしていること。
「国家再建」において、米軍のプレゼンスは必要だし、
新生アフガン、新生イラクが自力歩行を始めるまでは、5年でも10年でも居座るのが筋だと思う。
他に、「そもそも人権擁護、民主化促進という考えこそが、西洋による押し付けでは?」
という異議もあるが、
中東諸国の人民のあいだで民主化への期待が高まっていることを見ても、それは的外れ。
最後にエール。
これは メッセージ 162403 (adventureoftheultraworld さん)への返信です.
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