対米全面テロ

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パピヨンのテーマ I

投稿者: theme_from_papillon 投稿日時: 2003/06/11 21:47 投稿番号: [157432 / 177456]
>>では、確たる証拠がない限り、たとえ危険があっても無防備かというとそうではない。
   国対国の対応は完全に正確とは言い切れない情報に基づいてなされることが多い。

>国際法で戦争が認められているのは、自衛権を行使するよりほかないときと、
  国連安保理で武力行使が認められたときである。

その自衛権を行使するかどうかの判断が何に基づくかというのが問題になるわけだ。
まさか、テロ攻撃を計画している国やグループが、「これからテロ攻撃を行います」
と言うわけないよね。
そこで、情報に頼るわけ。情報はあくまで情報で、絶対に真実だというものではない。


>イラクは、アメリカを攻撃することが可能な武器は保持していない。
  そのことは、アメリカが武力行使をする以前からおおよそ分かっていたことだ。

核ミサイルは持たないだろうが、テロに使える生物・化学兵器は製造可能だったことは
確かだ。

>>それが正しいとか、悪いということではなく、危険を回避するために、
   危険度の期待値(数学用語)に基づいて行動するように、人類の遺伝子に刻まれている
   ということ。これは人間に限ったことではなく、生物が自己保存をするための最も
   基本的な法則でもある。

>これまた繰り返すが、こんな論理を認めるわけにはいかない。
  こんなものを認めらたら、戦争への歯止めなどなにもなくなってしまうことが
  君には分からんのかね? 度し難いぞ。

君が認めなくとも、(正確には、君が認めていないと勘違いしていても)ヒトの遺伝子が
それを大原則だと認めているのだよ。

わかりやすく説明してあげよう。

例えば北朝鮮が東京を一発で破壊するだけの水爆級の核ミサイルを持っているとしよう。
さらに、北朝鮮と一触即発の状況にあるとしよう。

いま、ミサイルらしきものが発射された。
ほぼ核ミサイルに間違いないのだが、もしかしたら衛星かもしれない。
どうも、日本の方へ飛来してるようだ。

日本に迎撃システムが完成しているとすると、これを打ち落とすだろうか。

そのとき、人間の脳は核ミサイルであることの確率と、そうであった場合の
被害の大きさとの積(数学でいう期待値)を瞬時に計算するが、これは一般には
感覚という言葉で間に合わせている。

明確な証拠がない限り他国が打ち上げたものを打ち落とすことは国際法違反だ
などとは言っておれないだろう。
君の主張は「え〜〜、只今から先ほど核ミサイルらしきものが発射された件につき、質疑を行います」
と国会でやってその後、国連の場へ持ち込まないといけないのかな?

この危険度の期待値だが、日本が考えるものと、国際社会が考えるものとは大きな差がある。
人間というものは、自分を始めとして自分の肉親や自分と関係のある人、或いは自分と同じ民族を
優先させて考える。
外国で大きな事故が起きれば、メディアは日本人が被害にあったかどうかについて、異常とも思えるほど
のこだわりをみせる。その一方で、大地震などで、外国人が数千人死んでも大した報道はしないし、
視聴者も大して騒がない。

ある国がテロ攻撃を受ける可能性があるとき、その国は過敏な反応をするだろうが、その他の国は
それほど気にはしない。そのような危険に対し、対応の仕方が大きく違ってくるのは当然なのだ。

世界がこのような状況では統一政府もありえない。
それは自分の国の人間も他国の人間も同じく大切な隣人と認識する時代になって始めて可能なのだ。
大昔は同朋意識というものは狭い地域に限られていただろうが、今では国単位にまで拡大している。
だがそれが全世界になるのはまだまだ先の話。

もちろん危険度をゼロにするためには何をやってもいいと言ってるのではない。
米国は危険が本物かどうかについて、かなりの労力を使って調べ上げ、その情報に基づいて行動した。
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