対米全面テロ

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パレスチナの悲鳴 (中)Ⅱ

投稿者: arisugawahiro_0 投稿日時: 2002/04/30 10:16 投稿番号: [141176 / 177456]
戦火の自治区から    東京新聞4月30日

■女性や子ども…救急車にも銃弾

  NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」スタッフで看護師の藤屋リカさん(34)は「女性、子ども関係なく動くものは撃つという状況で、容赦ない」と憤る。

  藤屋さんはパレスチナ人虐殺の疑惑が指摘されているジェニンに十九日、ナブルスに二十一日、ほかのNGOと協力して救援物資の搬送のため入った。

■安置された遺体   数百人家族捜し

  粉ミルクやベビーフードの搬入に訪れたジェニン公立病院で信じられない光景を目にした。同病院は攻撃が激しかった難民キャンプに最も近い。その中庭に白布にくるまれた遺体が二十九体安置されていた。その周りには数百人の住民が家族を捜しに集まっていた。

  「遺体の中には女性四人、子ども二人の遺体もあった。攻撃で壊された建物に埋まり、何日も放置されていたので腐臭が激しく、遺体確認に来た人たちもマスクをしていた。家族を見つけて泣き崩れる人やじっとそばを離れない人もいた」

  ナブルスでは、イスラム圏の赤十字にあたる赤新月社の野戦病院で、生き埋めになった人を助けようと駆けつけた際に足を撃たれた男性にも出会ったという。「三日間その野戦病院に待機させられ、結局満足な治療を受けられず、左足を切断しなければならなかった」と説明する。

  エルサレムの病院にたどり着いた負傷者はまだいい。外出禁止令下、救急車が銃撃を受ける「人道援助も認めない異常な事態」(藤屋さん)が続き、各地で負傷者を運べなくなった。治療ができず死亡した人もいたという。

■外出禁止が奪う透析患者の生命

  一方で、慢性疾患を持ちながら治療に行かれず命の危機に直面している人もいる。特に腎不全で週に数回、人工透析を受けねばならない患者にとって事態は深刻だ。

  東エルサレムのオーガスタ・ビクトリア病院は子どもの人工透析治療も行う施設。ミッシェル・バハバハ事務局長は「自治区には子どもが透析を受けられる施設がないため、ここに来るしかないのが現状だ。それも外出禁止令で通院できず、重症状態で西岸から運び込まれた患者五人が手遅れで亡くなった」。藤屋さんによると、各地で十人以上は透析を受けられず死亡、ナブルスでは通院すべき患者二十八人の消息が不明になっているという。本来なら死なずに済む命が失われている。

  同病院で娘のマラームちゃん(11)に透析を受けさせていたアイシャ・ファキリアさん(37)は、自治区ラマラ近郊からやっとの思いで連れてきた。「軍が入ってきてから、二十日間近く外出できなかった。娘はどんどん衰弱するし、体のむくみで二キロも体重が増えてしまった。つらそうで寝てばかりいたが、二十一日にやっと外出禁止令が解けてここにやって来た」と疲れた表情で話してくれた。

  自治区の中には、人工透析機が足りず、やむを得ず通常四時間かける透析を、不十分と知りながら二時間に短縮し急場をしのいでいる病院もある。

  藤屋さんは「自爆テロが起こると、移動規制され患者は通院できなくなる。手術が必要な患者にも深刻な影響を及ぼしている。さらに一連の衝突で仕事を失ったパレスチナ人も多く、治療費が払えない。患者を受け入れている病院の経営も悪化させている」と話している。
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