light_cavarlymanさんへ
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2002/04/21 10:28 投稿番号: [140714 / 177456]
>イスラム圏の人が、中南米の人々と比較して、欧米とりわけアメリカに対する憎悪が強いように思われるのは、宗教や民族性といった事情によるものではなく、やはりパレスチナ問題という特殊事情があるからだと考えるべきではないでしょうか?
確かにパレスチナ問題が現代において極めてセンシティブな問題であることは
疑いようもありません。また、この問題の発端が第一次世界大戦中の密約および
戦後処理の問題にあることも同様です。
しかしこの種の密約なり謀略はあらゆる戦争に付き物であって、それが戦後に
問題になることはあるにせよ、数十年に渡って火を噴き続け未だに血を流し続け
ていることは、
「19世紀から20世紀までのこの地域の歴史を勉強すると、イスラムの人たちが
欧米の人たちに対して懐いている不信感が、尋常なものでなかったとしても
不思議ではないように思えます。」(140454)
のように西側諸国の責任、あるいはイスラム社会の西側諸国への不信感だけを
ことさらに取り上げるべき問題とも思えない。パレスチナ問題の経緯の中で、
イスラム社会が西側諸国あるいはイスラエルから不信感を買うような動きを
見せたことも度々あり、私なりに言うのであれば、「19世紀から20世紀までの
この地域の歴史を勉強すると、この地域において相互に信頼を醸成するような
動きが他と比して少ないと言わざるを得ない」くらいでしょうか。
そしてそれは最終的には当事者の宗教ないしは民族性に帰すべき問題のように
私には思えます。
>軍事的に圧倒的有利を確保することが出来ず、軍事ばかりに頼ると危ない状況なら、イスラエルは要求をもっと控えめにしたりして柔軟路線をとった可能性はかなり高いと思います。
イスラエルの生存権が認められた上でのゴラン高原やシナイ半島の国境線の問題、
あるいは「パレスチナ国家」の領土問題であるなら、あるいは柔軟路線を取ると
いう可能性もあり得るかもしれない。むしろこのあたりでイスラエルから柔軟さを
引き出すような交渉を目指すべきだと私は思います。
>パレスチナ人が軍事において、圧倒的に不利な状況でも戦う意志を捨てないのは、彼らにはもうそれ以上何も残されてないからです。彼らは自分たちの住んでいた土地や生活を根こそぎ奪われようとしているのですから、必死になるのは至極当然だと思われます。
これはイスラエルの人にも同じことが言えますね。彼らが強力な軍隊を維持する
ことを止めず、国連の決議に反して占領地に居座り続け、またパレスチナ自治区
へもたびたび侵攻を繰り返すのは、イスラエル人にとって戦争に敗れることが
「彼らの住んでいる土地や生活を根こそぎ奪われる」こととイコールであるから
ではないでしょうか。
>反対に、もしイスラエルの人たちが軍事的優位を保証されなくなったら、マサダの戦いよろしく壮絶な戦いをするユダヤ人たちもいるでしょうが、大部分は外国へ逃亡するとみます。
確かイスラエルの軍事的優位を崩せというのがlight_cavarlymanさんの主張だったと
思いますが、つまりlight_cavarlymanさんの主張の帰結は「ユダヤ人は抵抗の末の
死を選ぶか、もしくは再びパレスチナの地から放逐されるべきだ」というものだと
思ってもよろしいですか?
そうであれば、イスラエルがパレスチナ自治区を軍事的に蹂躙し、パレスチナ人が
抵抗の末に命を落としたとしても、あるいはパレスチナの地から追い出されても、
私はlight_cavarlymanさんの非難を正当なものだとは思えないですね。
つまるところ生存権をかけて力と力の対決をすべきという主張な訳だから、ゼロ
サムゲームもまた当然の結果だと思わずにはいられませんが。
確かにパレスチナ問題が現代において極めてセンシティブな問題であることは
疑いようもありません。また、この問題の発端が第一次世界大戦中の密約および
戦後処理の問題にあることも同様です。
しかしこの種の密約なり謀略はあらゆる戦争に付き物であって、それが戦後に
問題になることはあるにせよ、数十年に渡って火を噴き続け未だに血を流し続け
ていることは、
「19世紀から20世紀までのこの地域の歴史を勉強すると、イスラムの人たちが
欧米の人たちに対して懐いている不信感が、尋常なものでなかったとしても
不思議ではないように思えます。」(140454)
のように西側諸国の責任、あるいはイスラム社会の西側諸国への不信感だけを
ことさらに取り上げるべき問題とも思えない。パレスチナ問題の経緯の中で、
イスラム社会が西側諸国あるいはイスラエルから不信感を買うような動きを
見せたことも度々あり、私なりに言うのであれば、「19世紀から20世紀までの
この地域の歴史を勉強すると、この地域において相互に信頼を醸成するような
動きが他と比して少ないと言わざるを得ない」くらいでしょうか。
そしてそれは最終的には当事者の宗教ないしは民族性に帰すべき問題のように
私には思えます。
>軍事的に圧倒的有利を確保することが出来ず、軍事ばかりに頼ると危ない状況なら、イスラエルは要求をもっと控えめにしたりして柔軟路線をとった可能性はかなり高いと思います。
イスラエルの生存権が認められた上でのゴラン高原やシナイ半島の国境線の問題、
あるいは「パレスチナ国家」の領土問題であるなら、あるいは柔軟路線を取ると
いう可能性もあり得るかもしれない。むしろこのあたりでイスラエルから柔軟さを
引き出すような交渉を目指すべきだと私は思います。
>パレスチナ人が軍事において、圧倒的に不利な状況でも戦う意志を捨てないのは、彼らにはもうそれ以上何も残されてないからです。彼らは自分たちの住んでいた土地や生活を根こそぎ奪われようとしているのですから、必死になるのは至極当然だと思われます。
これはイスラエルの人にも同じことが言えますね。彼らが強力な軍隊を維持する
ことを止めず、国連の決議に反して占領地に居座り続け、またパレスチナ自治区
へもたびたび侵攻を繰り返すのは、イスラエル人にとって戦争に敗れることが
「彼らの住んでいる土地や生活を根こそぎ奪われる」こととイコールであるから
ではないでしょうか。
>反対に、もしイスラエルの人たちが軍事的優位を保証されなくなったら、マサダの戦いよろしく壮絶な戦いをするユダヤ人たちもいるでしょうが、大部分は外国へ逃亡するとみます。
確かイスラエルの軍事的優位を崩せというのがlight_cavarlymanさんの主張だったと
思いますが、つまりlight_cavarlymanさんの主張の帰結は「ユダヤ人は抵抗の末の
死を選ぶか、もしくは再びパレスチナの地から放逐されるべきだ」というものだと
思ってもよろしいですか?
そうであれば、イスラエルがパレスチナ自治区を軍事的に蹂躙し、パレスチナ人が
抵抗の末に命を落としたとしても、あるいはパレスチナの地から追い出されても、
私はlight_cavarlymanさんの非難を正当なものだとは思えないですね。
つまるところ生存権をかけて力と力の対決をすべきという主張な訳だから、ゼロ
サムゲームもまた当然の結果だと思わずにはいられませんが。
これは メッセージ 140706 (light_cavalryman さん)への返信です.
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