対米全面テロ

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これまでとこれから

投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2001/12/15 10:28 投稿番号: [125373 / 177456]
昨日からのchao_zooさんとniokaさんの話を読んで、私なりに論点は

・「法の至上主義」がすでに確立し、我々の身を守ってくれているのかどうか

にあるのではないかと思ったのですがいかがでしょう?

つまるところ大事なのは我々(アメリカ人にとっては彼ら)の安全をどう保証するかであって、
9/11のテロを未然に防げていたとしたら、テロを許してもそれが今後の安全保障を
彼らをして憂慮せしめるものでなければこれほどの問題にはならなかったはず。
あるいはテロ行為やテロ犯人に対して極めて有効な制裁を行える国際的な機関があれば、
きっと違う展開があり得たと思います。
それでもアメリカ自身は自国による制裁を望んだかもしれませんが、国際社会が
それを追認せざるを得ない状況ではなく、国際協調というレールによって
「法」による制裁という有効なオルタナティブを提示し得たでしょう。
(もっとも、「法による制裁」の内容が多国籍軍という名のアメリカ軍による
アフガニスタン空爆である可能性はありますので、katakorichanをはじめとする
絶対的反戦を唱える人には怒られてしまうかもしれませんが…)

ですが、chao_zooさんは「法の至上主義」は確立したとおっしゃいますが、
国際社会においては「観念」としてはそうであっても「現実」ではそうではない。
いくら「争いごとは法に則って解決しよう」というコンセンサスがあっても、
警察も裁判所もなければ私的報復を是認せざるを得ない。
例えば自分の周囲の大事な人たちが警察も裁判所もない世界で殺されたとしたら、
そして私の手に銃とデイジーカッターがあれば、躊躇わず使うかもしれません。
例え関係ない人の被害があったとしても、怒りはそれらを見えなくするでしょうね。

niokaさんによる「時には非合法活動もやむなし」というのは、「法がないから、
あるいは法が機能しないから」という場合の話であって、「法があって機能しているのに
むかつく奴は私的に制裁しても良い」ということを述べているのではないと思います。

私は今回のケースでアメリカが国際協調の枠組みを外れて軍事力を行使し
(周辺各国への根回し=国際協調の枠組みとは認められません。それらは
「ないよりもあったほうがよいもの」であって「必要なもの」ではないからです)、
結果としてタリバンとアル・カイダを壊滅させたことはやむを得ない解決策だったと
考えています。これで少なくとも今は「国際テロ・ネットワーク」の力は激減し、
9/11テロを再び行おうとするものに対して、それを行った後、自分たちが直面する
軍事的暴風を思い知ったでしょう。それは無意味ではない(完全な解決でもないけど)。

しかし、これで将来に渡る安全保障が確立したわけでなく、また我々が精神的に達成した
「法の至上主義」に則ってもいないのだから、次のステップに我々が進むべく、
次の手を働きかけていくことはniokaさんも当然だとお考えなのではないでしょうか?
それがchao_zooさんの言う「国際刑事裁判所」であるのか、それだけなのかは別な議論ですし、
「新しい安全保障の枠組み」をアメリカに押しつけるのか、彼らが納得しうる形の
組織構成を目指すのかはまた異なる議論だと思いますけどね。

(「国際刑事裁判所を目指そう」という人たちの一部に、極めてアグレッシブで
「それじゃ人のこと言えないじゃん!」っていう人たちがいるのは私には奇妙に映りますし、
憂慮しています。本来、交渉とは理性・感情の両面で納得させることが最上ですし、
特に相手が唯物的な力を持っている時にはそれ以外の交渉は無意味なのですから)
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