イスラエル/パレスチナ和平

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補足というか雑感

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2004/06/19 01:17 投稿番号: [7785 / 20008]
7772で書いたイスラエルの一方的分離の雰囲気について補足しておくけど

テロを「占領・圧政に対する人民の声」と喧伝したのが、パレスチナの大失敗だったと思うんだよ。
つまり武力蜂起(テロ)=抵抗運動と位置づけ、「抑圧がある限りはテロが続く」と言いつづけた事で、今のようにテロがほぼ抑え込まれてしまうと、新たな抵抗運動が展開できないわけ。
イスラエルの大衆は「テロが沈静化した=問題は解決」と考えるようになってきているし、パレスチナが非暴力のデモをあっても、全く関心を寄せなくなってしまった。
いちど自爆の爆音に慣れた耳には、デモのシュプレヒコールなんて蚊の音くらいにしか聞こえない。

でもパレスチナ人にとっては悲しいことに、テロがなければメディアの関心もなくなるという構図があるんだよね。
パレスチナの窮状も外の世界に伝わらなくなる。最近の新聞見ていると「アラブ世界の民主化をアメリカがやりたいのなら、まずはパレスチナをどうにかしろ」って論説は目立つけど、肝心のパレスチナで今何が起きているのか、という記事はめっきり減った。


ところで、僕が向こうにいる間に「ガザからの軍と入植者の撤退を支持する」っていう集会を労働党系の団体がテルアビブで開いて、13万人(!)が集まった。
昔はこの手の平和集会に来る人たちは「パレスチナ人だって同じ人間なんだから、平和に共存しよう」って人たちだったんだけど、今じゃ「あいつらケダモノを、俺たちの町に入ってこさせるな。ケダモノたちの土地に俺たちの息子らを兵士として送るな」ってノリが強くなってる。

ただ、テロがほとんど無くなって「平和」になったからこそ、これほどの人数が集まったのだから、このままテロが無くなれば、また労働党系の平和運動が復活できるかもしれない。
実際にシャロン内閣に労働党が参加する可能性がとても強くなってきている。
個人的にはシャロン「戦時」内閣にはガザ撤退完了までは頑張って欲しいけど、その後は労働党系の内閣に変わって欲しいと思うよ。

あ、最後に、最近読んだ参考文献のご紹介。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087202445/qid=1087574334/sr=1-7/ref=sr_1_10_7/250-6249523-8882610
パレスチナ紛争史 集英社新書   横田 勇人 (著)

かなりわかりやすくて入門用にはいいと思いました。


ではまた。
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