イスラエル/パレスチナ和平

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EUの拒絶

投稿者: r911911911 投稿日時: 2003/06/28 21:58 投稿番号: [5986 / 20008]
EUは2003年6月27日、ハマスをテロ組織として認定することを拒否した。テロ活動そのものは禁じたものの、ハマスが社会福祉事業も行う政治的組織の側面があることを理由としてあげている。
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/europe/3026992.stm

テロ組織が〝洗練/高度化〟させてきた戦術が勝利してしまっている、と認識すべきだ。「福祉事業」において、ハマスが出産支援に五百シェケルを贈与しているといった例はすでに報じられている。生活支援をうけたパレスチナ市民たちは、「だからこそ」として、ハマスの言動を「全的に」支持している。

パレスチナ市民によるハマスの「全的支持」は、EUが弁護しようとしている「理由」とは相矛盾している。EUは、ハマスの「社会福祉事業」に限って評価するとの立場を示した形となったが、現実の「派閥支持」における政治の現場ベースで、そのような限定的評価などあり得ないことは自明すぎる。

EUはロードマップ政策カルテットの一者だ。国連同様に紛争介入責任がある。ハマスのシステムが、その本意に関わらず社会福祉という「口実」を周到に用意したことで機能していることは誰の目にもあきらかなはずだ。生命線は「大衆の支持」などではない。「テロ資金」そのものに他ならない。

国連が「石油利権」で醜態を晒したときと同じことが起こっている。「極左+反ユダヤ主義+イスラム」の三つ巴は、建前を「盾」とした常套手段の偽善ロジックを体制批判勢力として押し通すことに、今回もまた成功している。イスラム原理主義が「牙」を向ける先を使い分けることで、「西欧平和主義」や「国際人権派」にまんまと取り入っているのが現実の姿だ。

但しそのロジックはすでに「死に体」なのではないか。偽善的平和主義者たちのロジックがまかり通る限り、ヨーロッパ経済はダイナミズムと成長力を取り戻すことはないからだ。そして、経済実体はベビーブーマーの退職ラッシュと共に危機的状況を迎えかねない段階に来ている。

「三つ巴」たちの不正義とは、「イラクの大量虐殺墓場」で、世論が知るところとなったばかりだといってもいい。世論は、情報は得たが、まだその意味合いを消化しきれてはいない。同じ醜態を積み重ねるに従って、彼らのロジックの「死」は、ここ数年のうちに決定的なものとなるだろう。第二次大戦後のベビーブーマーの「引退」とは、ひとつの時代的終焉とのなるだろう。

二十世紀的用法における「人権」「平和」「体制」といった言葉は、チョムスキーが最も持てはやされたあの時点からすでにその影響力のピークアウトを迎えたことと相関しながら、再び「命」を宿した現実性/現在性を取り戻そうとしている。


米国はハマスの「政治組織」なるものの統括機能のみをEUへ移転させる主張をしてはどうか。EUのロジックに従えば、それを拒むべき理由はないはずだ。場所は、もちろんフランスがいい。

EUによれば、ハマスらテロ組織の「政治部門」には「脅威」はないのだ。言論による説得が奏効しなかった以上、移転によって〝結果的に〟EUの一般市民の間に「テロによる血」が流れるなら致し方ない。むしろそのことによって「覚醒」する可能性を考慮すれば、ヨーロッパの権力層を支えている富裕者らこそ「日常の脅威」に晒されるべきだ。

フランスを孤立化させることによって「覚醒」へと導き、その後において断固たる姿勢を取るべき事を学ぶならば、将来的にEUの一角がイスラム原理主義に浸食されることを―すでに進展している事態を―搦め手から防ぐ手立てともなり得る。
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