イスラエル/パレスチナ和平

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パレスチナからの報道

投稿者: native_born_lonely 投稿日時: 2003/05/05 21:09 投稿番号: [5119 / 20008]
パレスチナ側からの公正な報道っていうのは可能なんだろうか。

まず、ジャーナリズムというからには、継続性が望まれる。チョイと覗きに行って、写真やビデオを撮ってくればいいというものではない。
 
ガザ地区やウエストバンクのパレスチナ居住区に長期間滞在する、という姿勢が大前提になる。BBCなどはどうやらそういう記者というのは存在するようだ。
 
だが彼らは、自分が居候をさせてもらっているパレスチナ側の不正を正確に報道することができているのだろうか。
 
自分の子供たちに投石を唆し、時には「盾」として使うことさえやってしまうパレスチナ人、57%の大人が他民族の「一般市民」へのテロ攻撃を支持する、というパレスチナ人の中で生活をしながら「真実の報道」を試みることは、自殺行為に等しい――常識的な判断からそう断言して良いのではないだろうか。
 
パレスチナの真実を報道するフォト・ジャーナリストがいる。何度も訪問する。その度にある程度の期間、そこに滞在する。それでメシを食うのだ。意図的に何かを黙殺し、目を閉ざし耳を塞がなければとても「お仕事」は続かないはずだ。その構図を想像すれば、彼らが産出している映像群の「行間」が読めるはずだ。撮られていない事実。撮影し、それを世界に公開してしまうのが、職業写真家である自分であっては困ることになる事実である。

イスラエルの公道で商売をしているパレスチナ人と話すことは容易い。同じように、ジャーナリストという立場などではなく、記録機械の一切を持たず、旅行者として、自治区の人間たちと本音の会話を試みることはできる。少なからずおぞましい「血」の思考が語られる。だが、そのことを、身分を明らかにして報道するとなれば、それ以後、その場所に戻ることはできないだろう。先進国の大都会に紛れたとしても、復讐という文字がちらつかないはずはない。

事件性から無縁にみえる一般生活者たちは、こちらは逆に多くの場合、商売でメシを食うという現実が当たり前のように分っている。テロの非道さというよりは、ただ単純にそのばかばかしさというものが、自然に身体で感じられているのだ。

彼らの口から、多くの「真実」が聞き出せる訳ではない。今の現実に対して、哀しげな目をするばかりである。

ハマス他のテロ組織や、その存在を「支持」している者たちの実体を正確に報道することは不可能なはずだ。ジャーナリストたちは、たとえカメラやビデオを抱えていなくても、有益な情報源のご機嫌を損ねない範囲で「取材活動」なるものを続け、自分たちのメシの種にしていくしかない。

家を潰されたご主人は実はテロ幇助に加わっていました、ホントは組織から特別にカネを貰ってたんですよ、などとは報道しない。娘が殺されたといって泣き崩れている母親の亭主は、実は自分で娘を暴動の真っ直中に差し向けていたのです、などという追跡取材も、あり得ようがない。

かろうじて「事実」が掴めたとしても、それはIDFの発表に寄らざるを得ない。そんな誰も信じてはくれない記事ばかり書けば、ジャーナリストとして無能者の烙印を押されるかも知れない。やっぱり取材対象との「いい関係」を保つのが第一義の命題なのだ。真実の報道なんて二の次だ。

だから、テロを公言している組織が放置される限り、まともな報道はあり得ない。パレスチナ/ハマス/アルアクサ/ヒズボラなどに限った話しではない。

国際世論は、だからこそテロ公言者をすべて厳格に取り締まるべきことを支持しなければならない。国連をはじめとする国際機関が手ぬるいことも認識すべきだ。マスコミは、そのことを認識した報道が必要だ。
 
(TVで顔と名前を出して堂々とテロ組織撲滅を訴えるコメンテーター役も難しい。莫大な警備費用をメディアが負担する限りにおいてその役目を引受けるという人はいるかもしれない。これも毎日新聞あたりが真剣に考えていいテーマではあるな)
 
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