イスラエル/パレスチナ和平

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帰還権は……

投稿者: native_born_lonely 投稿日時: 2003/05/05 21:11 投稿番号: [5120 / 20008]
イスラエル、和平案に留保   難民帰還権の放棄要求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030505-00000026-kyodo-int

Israel, Palestinians Spar Over Peace Plan
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=540&ncid=736&e=1&u=/ap/20030505/ap_on_re_mi_ea/israel_palestinians

ロードマップの推進は早くも問題の核心に触れつつあるようだ。アッバス新首相就任後にテロがあった、という事実認識が両者の「妥協」につながればいいのだが……。

ちなみに帰還権は1948年の国連決議194-III。その後1967年の第三次中東戦争を経て国連決議242が採択、「領土からの撤退」と「イスラエルの生存権をアラブ側が認める」ことが求められてきた。

なお、この「領土撤退」は、第三次までの部分は認めたかたちになっている。帰還権との矛盾対峙が否めない。多数決の国連には、帰還権の白紙化ができかねたまま採択決議として残ってしまったという見方さえできてしまう。

撤退には安全保障上の「信頼性」が前提となるはずだが、テロが撲滅された経緯はない。現実主義的な問題解決、という視点からみると、採択後の「三度の戦争」と「継続的なテロ」という経緯を受けて、帰還権は実際的な適用性を欠くものとなっている。

これらにさらに先立つ歴史的史実として、パレスチナはイスラエル建国と同時期に認められた国家樹立を自ら拒否している。ここがそもそも「普通の戦争」とは違うところだ。既存国家間の戦争であれば帰還権が当然なのだろうが、国家領土を拒否した者に対して既成概念のままの帰還権を百%認められるのかが争点になるのではないか。

したがって、帰還権の問題には、「ユダヤ人とパレスチナ人の国家を樹立するとの原則に反しないかたちで行使」*、といった「妥協点」が求められるのだろう。と理解しているのだが。

あまり1948年当時のままの帰還権に拘るとロードマップが全くプラクティカルじゃなくなってしまうと思えてならない。

*立山良司氏の著作の表現を使った部分がありますのでお断りしておきます。
「国際情勢ベーシックシリーズ中東」(自由国民社)です。同氏には他に「イスラエルとパレスチナ」(中公新書)「揺れるユダヤ人国家」(文春文庫)「エルサレム」(新潮選書)などあり。
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