オスロ合意後のイスラエルの入植政策
投稿者: hoihoi0080 投稿日時: 2002/08/05 20:15 投稿番号: [4209 / 20008]
>オスロ合意はただ境界線に関してだけではなくて、PLO側がイスラエルの生存権を承認し、テロを取り締まり、紛争を平和的に解決するという内容が含まれていましたよね。
基本的な事実を知っておられないようですので、解説書を読むことをお勧めします。
既に、パレスチナ自治政府はイスラエルの生存権を承認してます。現時点で、パレスチナ人の独立国家の権利を認めず、パレスチナの領土の侵略を進めているのがイスラエルです。
オスロ合意を結んだパレスチナ自治政府は、イスラエルとの交渉によって、「東エルサレムを首都とし、占領地の大部分を領土とするパレスチナ国家」の独立が達成できるという立場でした。
ユダヤ人との交渉は不可能というのが過激派の立場です。
オスロ合意後、イスラエルは、入植地建設を止めるどころか、既成事実作りのため、入植地建設に邁進します。1993年から2000年の7年の間に、入植者の数はそれ以前の倍になっています。シャロンはそれを継続しています。
参照
Against Negotiations
http://www.antiwar.com/hacohen/h032802.html
入植地の建設は、オスロ合意には含まれていませんが、これは国際法違反の侵略行為です。
さて、入植地が倍になるとどうなるでしょうか?
入植地ができるのは誰の土地でしょう? 土地を追い出されたパレスチナ人はどうなるでしょう? 泣き寝入りせよというご意見でしょうか? 土地を追い出されたパレスチナ人の中に、テロに走る者がでるのは必然です。ユダヤ人との交渉は不可能という過激派の支持者が確実に増大します。
入植地が倍になると、検問所も倍になりますね。検問所では、年がら年中、パレスチナ人への人権侵害があります。検問が倍になって、人権侵害が倍になれば、テロに走る者がでるのは、極めて可能性の高い状況です。
確実に過激派の支持者が増大します。
さて、入植地では水を使いますよね、乾燥した土地ですから、水には限りがあります。パレスチナ人の使える水はどれくらいあると思います?
ものすごく極端な例ですが、ガザ地区の状態です。
人口: パレスチナ人:1.200.000人 ; ユダヤ人の入植者:7.500人 (0,675%).
イスラエル軍が管理する領域: 42% (22% を占める入植地, 残りは軍事領域, バッファー領域, 迂回路, アクセス道路, 浜辺, 境界フェンス, 検問所).
人口密度(人口/km2):パレスチナ人:4.062;ユダヤ人の入植者:123
年間水消費量(m3/人):パレスチナ人 127;ユダヤ人の入植者:1,000.
参考:
2000年9月以来の犠牲者:パレスチナ人:440人;イスラエル人:51人
(2002年3月頃)
正当な住民の水消費は不法な入植者の10分の1ですね。さて、飲み水の確保に苦労している人たちば、泥棒が兵隊に守られた入植地のプールで遊んでいるのを見たら? 確実に過激派の支持者が増大します。
ガザ地区の半分を軍事占領下に置く軍事的なメリットはほとんどありません。
安全のための占領(35年も続くと立派な「国際法違法」ですが)仕方ないかもしれません。しかし、入植地の建設がテロ防止や軍事的に役立つと考えられるのは、狂信的なイスラエル信者(大部分が「電波」)だけです。
入植地のかってないペースでの増大は、過激派の主張が正しいことを証明してしまいました。そのため、自治政府よりも過激派の支持者が増大しました。第二次インティファーダの勃発は、シャロンの挑発がきっかけですが、以上のような背景があったわけです。
入植地が撤去されるような状況下であれば、パレスチナ自治政府が多少過激な手段を用いて過激派を取り締まっても、住民の支持を失うことはありません。一方、入植地が拡大している状況下で、パレスチナ自治政府が過激派を取り締まると、住民の支持を失い、下手をすると内戦になってしまいます。内戦が起これば、パレスチナ人の犠牲者は増大し、統一された政府の無いパレスチナ人とは交渉する必要なしという理由で、イスラエルはパレスチナ政府との交渉を拒否し、入植地の建設に邁進するでしょう。
このようなわけで、かなりの中東専門家に加えて、日本を含み、米国を除く国際社会が、イスラエルの入植地建設を非難しているわけです。
ちなみに、米国は、入植地の80%を含む領域をイスラエル領とすべきという立場です。
(つづく)
基本的な事実を知っておられないようですので、解説書を読むことをお勧めします。
既に、パレスチナ自治政府はイスラエルの生存権を承認してます。現時点で、パレスチナ人の独立国家の権利を認めず、パレスチナの領土の侵略を進めているのがイスラエルです。
オスロ合意を結んだパレスチナ自治政府は、イスラエルとの交渉によって、「東エルサレムを首都とし、占領地の大部分を領土とするパレスチナ国家」の独立が達成できるという立場でした。
ユダヤ人との交渉は不可能というのが過激派の立場です。
オスロ合意後、イスラエルは、入植地建設を止めるどころか、既成事実作りのため、入植地建設に邁進します。1993年から2000年の7年の間に、入植者の数はそれ以前の倍になっています。シャロンはそれを継続しています。
参照
Against Negotiations
http://www.antiwar.com/hacohen/h032802.html
入植地の建設は、オスロ合意には含まれていませんが、これは国際法違反の侵略行為です。
さて、入植地が倍になるとどうなるでしょうか?
入植地ができるのは誰の土地でしょう? 土地を追い出されたパレスチナ人はどうなるでしょう? 泣き寝入りせよというご意見でしょうか? 土地を追い出されたパレスチナ人の中に、テロに走る者がでるのは必然です。ユダヤ人との交渉は不可能という過激派の支持者が確実に増大します。
入植地が倍になると、検問所も倍になりますね。検問所では、年がら年中、パレスチナ人への人権侵害があります。検問が倍になって、人権侵害が倍になれば、テロに走る者がでるのは、極めて可能性の高い状況です。
確実に過激派の支持者が増大します。
さて、入植地では水を使いますよね、乾燥した土地ですから、水には限りがあります。パレスチナ人の使える水はどれくらいあると思います?
ものすごく極端な例ですが、ガザ地区の状態です。
人口: パレスチナ人:1.200.000人 ; ユダヤ人の入植者:7.500人 (0,675%).
イスラエル軍が管理する領域: 42% (22% を占める入植地, 残りは軍事領域, バッファー領域, 迂回路, アクセス道路, 浜辺, 境界フェンス, 検問所).
人口密度(人口/km2):パレスチナ人:4.062;ユダヤ人の入植者:123
年間水消費量(m3/人):パレスチナ人 127;ユダヤ人の入植者:1,000.
参考:
2000年9月以来の犠牲者:パレスチナ人:440人;イスラエル人:51人
(2002年3月頃)
正当な住民の水消費は不法な入植者の10分の1ですね。さて、飲み水の確保に苦労している人たちば、泥棒が兵隊に守られた入植地のプールで遊んでいるのを見たら? 確実に過激派の支持者が増大します。
ガザ地区の半分を軍事占領下に置く軍事的なメリットはほとんどありません。
安全のための占領(35年も続くと立派な「国際法違法」ですが)仕方ないかもしれません。しかし、入植地の建設がテロ防止や軍事的に役立つと考えられるのは、狂信的なイスラエル信者(大部分が「電波」)だけです。
入植地のかってないペースでの増大は、過激派の主張が正しいことを証明してしまいました。そのため、自治政府よりも過激派の支持者が増大しました。第二次インティファーダの勃発は、シャロンの挑発がきっかけですが、以上のような背景があったわけです。
入植地が撤去されるような状況下であれば、パレスチナ自治政府が多少過激な手段を用いて過激派を取り締まっても、住民の支持を失うことはありません。一方、入植地が拡大している状況下で、パレスチナ自治政府が過激派を取り締まると、住民の支持を失い、下手をすると内戦になってしまいます。内戦が起これば、パレスチナ人の犠牲者は増大し、統一された政府の無いパレスチナ人とは交渉する必要なしという理由で、イスラエルはパレスチナ政府との交渉を拒否し、入植地の建設に邁進するでしょう。
このようなわけで、かなりの中東専門家に加えて、日本を含み、米国を除く国際社会が、イスラエルの入植地建設を非難しているわけです。
ちなみに、米国は、入植地の80%を含む領域をイスラエル領とすべきという立場です。
(つづく)
これは メッセージ 4163 (qinghong21 さん)への返信です.
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