猿と同じだね
投稿者: cuu26nm706 投稿日時: 2005/04/11 11:42 投稿番号: [4630 / 9207]
餌付け
野生ニホンザルの餌付けは1950年代に始まりました。当時ニホンザルは奥山に行かなければめったに目にすることのない珍しい動物で、それが間近に見られる野猿公苑は娯楽の少なかったこの時代に大きな人気を博しました。初期のニホンザル研究者もこの餌付けを積極的に後押しし、このころのニホンザル研究の主要な成果は野猿公苑の餌付けニホンザルの観察からもたらされました。「観光、研究、教育」の三つの効果を持つとされた野猿公苑は、大分県高崎山での成功をきっかけに全国に広まり、最盛期には全国に30近い公苑が誕生しました。
しかし、10数年後には、ほとんどの公苑が様々な問題に直面しました。ほとんどの公苑は観光客が餌をやることを制限していなかったため、餌を巡るトラブルで観光客のサルによる咬傷が続発しました。また、栄養価の高い人工の食物を大量に与えることでサルの繁殖状態が改善され、ほとんどの公苑が個体数増加に苦しむことになりました。さらに、増えて餌場からあぶれたサルが周辺で猿害を起こすようになりました。また、餌付けによってゆがめられたサルを観察することに教育効果があるだろうかという疑問が呈示されるようになり、他の娯楽が増えることで当初野猿公苑が持っていた魅力が色褪せ、入場者が減少しました。
このような事情からかつて開苑していた野猿公苑が次々と閉苑し、現在野猿公苑は全国で10あまりしかありません。それらの公苑のほとんどは、観光客による給餌の禁止、捕獲や避妊による個体数調整など、様々な管理努力をしていますが、個体数の増加、周辺での猿害などの問題を抱えています。
餌付けが広まった1950年代には、餌付けは保護につながるという考えもありました。しかし、ニホンザルは今すぐ絶滅するような状況にはないわけですから、北海道のタンチョウへの給餌のような例とは分けて考えるべきです。現在では基本的には餌付けはニホンザル本来の生態の破壊であるというのが一般的な考えです。実際、餌付けは群れサイズの急激な増加、餌場での攻撃的交渉の頻発、餌場に一日留まることによる遊動生活の消失などをもたらし、彼らの生活を根本的に改変するものです。現在の野猿公苑で直ちに給餌を中止した場合、周辺での猿害が起こることが予想されるため、餌付けを続けることはやむを得ません。しかし、少なくともこれから新たに餌付けを始めることは止めるべきです。野猿公苑の今後についても、大幅な個体数制限と給餌の中止、サファリパーク化など、抜本的な変革が提案されています。
野猿公苑での組織的餌付けとは別に、道路沿いなどで観光客による自然発生的な餌付けが比叡山、箱根、日光など、全国各地で起こっています。屋久島でも東部の安房林道沿いにそのように餌付いた群れが数群見られ、彼らは一日中林道沿いにいて観光客が餌を与えてくれるのを待っています。このような餌付けは野猿公苑での餌付けよりはるかに管理が難しく、実態を把握することが困難で、ニホンザルの保護管理上大きな問題です。
サルに餌を与える人は、「かわいいから」「たまたま食べ物を持っていたから」などの非常に安易な理由で餌を与えてしまうようです。餌を与えることはサル本来の生活の破壊であり、餌を与えることはサルの保護にはなりません。また、餌を与えることは猿害を助長する行為でもあります。ニホンザルに限らず、野生動物には餌を与えないようにしましょう。また、餌を与えている人が入れば、理由を説明し、注意するようにしてください。
野生ニホンザルの餌付けは1950年代に始まりました。当時ニホンザルは奥山に行かなければめったに目にすることのない珍しい動物で、それが間近に見られる野猿公苑は娯楽の少なかったこの時代に大きな人気を博しました。初期のニホンザル研究者もこの餌付けを積極的に後押しし、このころのニホンザル研究の主要な成果は野猿公苑の餌付けニホンザルの観察からもたらされました。「観光、研究、教育」の三つの効果を持つとされた野猿公苑は、大分県高崎山での成功をきっかけに全国に広まり、最盛期には全国に30近い公苑が誕生しました。
しかし、10数年後には、ほとんどの公苑が様々な問題に直面しました。ほとんどの公苑は観光客が餌をやることを制限していなかったため、餌を巡るトラブルで観光客のサルによる咬傷が続発しました。また、栄養価の高い人工の食物を大量に与えることでサルの繁殖状態が改善され、ほとんどの公苑が個体数増加に苦しむことになりました。さらに、増えて餌場からあぶれたサルが周辺で猿害を起こすようになりました。また、餌付けによってゆがめられたサルを観察することに教育効果があるだろうかという疑問が呈示されるようになり、他の娯楽が増えることで当初野猿公苑が持っていた魅力が色褪せ、入場者が減少しました。
このような事情からかつて開苑していた野猿公苑が次々と閉苑し、現在野猿公苑は全国で10あまりしかありません。それらの公苑のほとんどは、観光客による給餌の禁止、捕獲や避妊による個体数調整など、様々な管理努力をしていますが、個体数の増加、周辺での猿害などの問題を抱えています。
餌付けが広まった1950年代には、餌付けは保護につながるという考えもありました。しかし、ニホンザルは今すぐ絶滅するような状況にはないわけですから、北海道のタンチョウへの給餌のような例とは分けて考えるべきです。現在では基本的には餌付けはニホンザル本来の生態の破壊であるというのが一般的な考えです。実際、餌付けは群れサイズの急激な増加、餌場での攻撃的交渉の頻発、餌場に一日留まることによる遊動生活の消失などをもたらし、彼らの生活を根本的に改変するものです。現在の野猿公苑で直ちに給餌を中止した場合、周辺での猿害が起こることが予想されるため、餌付けを続けることはやむを得ません。しかし、少なくともこれから新たに餌付けを始めることは止めるべきです。野猿公苑の今後についても、大幅な個体数制限と給餌の中止、サファリパーク化など、抜本的な変革が提案されています。
野猿公苑での組織的餌付けとは別に、道路沿いなどで観光客による自然発生的な餌付けが比叡山、箱根、日光など、全国各地で起こっています。屋久島でも東部の安房林道沿いにそのように餌付いた群れが数群見られ、彼らは一日中林道沿いにいて観光客が餌を与えてくれるのを待っています。このような餌付けは野猿公苑での餌付けよりはるかに管理が難しく、実態を把握することが困難で、ニホンザルの保護管理上大きな問題です。
サルに餌を与える人は、「かわいいから」「たまたま食べ物を持っていたから」などの非常に安易な理由で餌を与えてしまうようです。餌を与えることはサル本来の生活の破壊であり、餌を与えることはサルの保護にはなりません。また、餌を与えることは猿害を助長する行為でもあります。ニホンザルに限らず、野生動物には餌を与えないようにしましょう。また、餌を与えている人が入れば、理由を説明し、注意するようにしてください。
これは メッセージ 1 (scapin_677tx さん)への返信です.
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